I 活断層と地震
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海洋部の地震は、海洋のプレート注1が内陸のプレートに沈み込む際に発生する地震であり、は釧路沖地震(1993)、は北海道東方沖地震(1994)、は三陸はるか沖地震(1994)・想定東海地震などである。 の内陸部の地震は、内陸部のプレートの浅い箇所で発生する地震であり、震源域が都市部に近接している場合は、直下型と通称される。兵庫県南部地震(1995)、濃尾地震(1891)、三河地震(1945)、福井地震(1948)などがある。 注1 プレート 地球表面を覆う板状の地塊で、地球表面を約20枚で構成する。それぞれのプレートは相互運動をしている。海嶺、海膨と呼ばれる海底の山脈で生成され、海溝で地中に沈み込む。 |
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最近の大地震の震源分布と地震のタイプ (朝日新聞社、1995) |
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縦ずれ断層 |
横ずれ断層 |
断層の種類(松田、1995) |
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注2 縦ずれ断層 正断層:断層の上盤が相対的に傾斜方向にずり下がったもの
逆断層:その逆で、断層の上盤がずり上がったもの
注3 横ずれ断層 左ずれ断層:断層をはさんで反対側のブロックが左へ動いたもの
右ずれ断層:その逆向き、つまり右へ動いたもの
注4 撓曲(とうきょく) 地表が厚く水平に堆積した地域で、基盤が上下に変位した場合、その境界にそって断層が生ぜず、地表がたわむ現象
3 活断層の確実度・活動度・活動間隔
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