平成15年度騒音・振動調査結果について

 愛知県は、騒音規制法第18条第1項に基づき、県内の自動車騒音の状況を把握するため、関係機関(愛知県、名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、春日井市及び豊田市)が行った県内の常時監視結果をとりまとめ公表します。
 また、自動車騒音の要請限度、道路交通振動、新幹線鉄道騒音・振動及び航空機騒音の調査結果も併せて公表します。
 その概要は次のとおりです。

調査結果の概要(詳細な内容)

自動車騒音調査
(1) 環境基準※1の達成状況
 主要幹線道路沿いの306区間で面的評価を行い、評価区間内の全戸数222,982戸中172,354戸で環境基準を達成し、環境基準達成率は77.3%でした。
(2) 要請限度※2の超過状況
225地点中33地点で要請限度を超過し、要請限度を超過した割合は14.7%でした。
道路交通振動調査
要請限度の超過状況
91地点の全調査地点のうち要請限度を超過した地点はありませんでした。
新幹線鉄道騒音・振動調査
(1) 騒音に係る環境基準の達成状況
78地点中42地点で環境基準を達成し、環境基準達成率は53.8%でした。
(2) 振動に係る振動指針値※3の達成状況
30地点中29地点で振動指針値を達成し、振動指針値達成率は96.7%でした。
航空機騒音調査
(1) 常時調査(1年間)による環境基準の達成状況
5地点で調査を行い、全調査地点で環境基準を達成できませんでした。
(2) 短期調査(1週間)による環境基準の達成状況
20地点中12地点で環境基準を達成し、環境基準達成率は60.0%でした。
    

<参考>
※1 環境基準
 環境上の条件について人の健康の保護し、及び生活環境を保全する上で、維持されることが望ましい基準。
※2 要請限度
 道路周辺の生活環境が著しく損なわれると認められるとき、市町村長が関係機関に措置をとるよう要請する際の基準。
※3 振動指針値
 昭和51年3月に環境庁長官から運輸大臣に対し勧告された「環境保全上緊急を要する新幹線鉄道振動対策について」において振動対策を講じることとされた値。
資料 騒音・振動に関する調査結果(詳細なデータを掲載)(PDF 325KB)


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