平成17年度交通騒音・振動調査結果について

 愛知県及び名古屋市他5市(豊橋市、岡崎市、一宮市、春日井市及び豊田市)が騒音規制法第18条第1項に基づき実施した自動車騒音の常時監視結果を取りまとめましたので、同法19条に基づき公表します。
 また、本県及び関係市町村が実施した、環境基準等が定められている新幹線鉄道騒音・振動及び航空機騒音、並びに要請限度が定められている自動車騒音及び道路交通振動の調査結果をまとめましたので併せて公表します。

調査結果の概要(詳細な内容)

1 自動車騒音調査
(1)環境基準※1の達成状況
 主要幹線道路沿いの116区間で面的評価を行い、評価区間内の全戸数51,894戸中40,552戸で環境基準を達成し、達成率は78.1%でした。

(2)要請限度※2の超過状況

 205地点中26地点で要請限度を超過し、その割合は12.7%でした。

2 道路交通振動調査

 77地点の全調査地点で要請限度を超過していませんでした。

3 新幹線鉄道騒音・振動調査

(1)騒音に係る環境基準の達成状況
 78地点中39地点で環境基準を達成し、達成率は50.0%でした。

(2)振動に係る指針値※3の達成状況

 30地点中29地点で指針値を達成し、達成率は96.7%でした。

4 航空機騒音調査
(1)県営名古屋空港に係る環境基準の達成状況

 22地点中13地点で環境基準を達成し、達成率は59.1%でした。

(2)中部国際空港に係る航空機騒音の調査結果

 12地点の全調査地点で専ら住居の用に供される地域に適用される環境基準(WECPNL※470)を下回りました。
 


<参考>
※1 環境基準
 人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準
※2 要請限度
 道路周辺の生活環境が著しく損なわれると認められるとき、市町村長が関係機関に措置をとるよう要請する際の基準(評価は点的評価)
※3 振動に係る指針値
 新幹線鉄道の走行に伴い発生する振動について対策を講じるための指針値。「環境保全上緊急を要する新幹線鉄道振動対策について」(昭和51年3月環境庁長官)により勧告されている。
※4 WECPNL
 航空機騒音の特徴を取り入れた騒音の単位で、1日の全てのピーク騒音レベルをパワー平均したものに、時間帯ごとの航空機の機数を加味したもの。
 WECPNL=dB(A)+10log10N-27
  N=N2+3N3+10(N1+N4)
   N1:午前0時から午前7時までの間の航空機の機数
   N2:午前7時から午後7時までの間の航空機の機数
   N3:午後7時から午後10時までの間の航空機の機数
   N4:午後10時から午後12時までの間の航空機の機数

資料 騒音・振動に関する調査結果(詳細なデータを掲載)(PDF 138kB)


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