第1回「愛・地球博 理念継承エリア検討委員会」を開催しました


はじめに

「2005年日本国際博覧会長久手会場」として活用された元愛知青少年公園の新しい計画において「博覧会の理念と成果の継承の場」として位置付けられた「イデアのひろば」について「愛・地球博 理念継承エリア検討委員会」を設置し、具体的な検討を進めます。
第1回委員会(H17.11.29開催)の概要は以下のとおりです。

開催日時
平成17年11月29日(火) 午後3時30分から午後5時30分
開催場所
名古屋マリオットアソシアホテル16F「アイリスの間」
出席者
平野眞一委員長、小出宣昭委員、高橋則行委員、萩原喜之委員、福井昌平委員、マリ・クリスティーヌ委員、森コ夫委員、涌井雅之委員の8委員
(神尾驤マ員、高橋治朗委員は欠席) 
※委員は五十音順
委員会資料

委員会状況1  委員会状況1



開催結果概要

(1)検討対象エリアについて

1) 検討対象エリアを「イデアのひろば」に限定せず、「みんなのひろば」まで拡大し、「温水プール・アイススケート場」をテーマ展開を行う施設と位置付ける。
(「温水プール・アイススケート場」は周辺の民間施設で代替が可能である)


(2)博覧会の理念と成果を引き継ぐ展開について

1) 博覧会時に展開された国際交流(例:フレンドシップ事業)など、地域と各国が関わったことを思い出させてくれる足跡を残す。
2) 記念館をつくるのではなく、テーマである持続可能といったものを表現するには、県が行うこの地域の市民参加のモデルとなる整備を行う。

3) 公園の整備目標が「サスティナビリティー」であり、維持管理に費用を要するものは不適。大規模な建物は不要。技術進歩が著しいため、先端技術をテーマとすると長くもたない。

4)  100年後も博覧会開催の象徴となる展開とする。また、科学技術交流センターと連携し、産官学や市民との連携を考えた展開とする。また、博覧会を記念するシンボリックなもの、各国の展示だけではない万博記念館も必要である。

5) 博覧会は、子供達に生命を大切にすること、社会性を教える場となった。これを引き継ぐ場の整備が必要である。


(具体的な展開、施設)

1) 各国を代表する樹木や草花をコモン跡地に植樹し、博覧会の意義、体験価値を再生する。「こいの池」の南側は、開催国、地域を象徴するメモリアルな記念植樹空間として活用する。

2) 市民参加の継続的な情報・交流センター機能を有し、「持続可能な地球社会の創世」に向けた「対話と交流」の場となるものとして「愛・地球市民センター」を整備し、この施設には、「自然との共生」を生かす最先端技術を使用する。

3) 「愛・地球の日」を定め、グローバルな視点で「参加」、「対話」と「交流」を促進する市民参加の記念フェスティバルを開催する。

4) 博覧会の国際交流の足跡を残す、人に感動を呼び起こす記念オブジェを配置する。

5) 博覧会時には、間伐材の使用を促進しており、博覧会後も継続していく。

6) 来場者が博覧会を経験したという歴史を共有する楽しみを活かす展開や一緒になにかできる場所(例:万博記念ホール)の整備。

7) 環境学習ができる宿泊施設(自然環境学校)の整備。


(3)その他

1) 当検討委員会の検討が、博覧会協会が設置した基本理念継承発展検討委員会とリンクできるようにする。

2) 「イデアのひろば」の名称がわかりにくいため、わかりやすい名称とする。

3) 公園の新名称は「博覧会の理念と成果」を表現したものとする。


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問い合わせ先
愛知県建設部公園緑地課 大規模公園グループ
電話:052-954-6528(ダイヤルイン)
FAX:052-953-5329



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