第3回「愛・地球博 理念継承エリア検討委員会」を開催しました


はじめに


「2005年日本国際博覧会長久手会場」として活用された愛・地球博記念公園の新しい計画において「博覧会の理念と成果の継承の場」として位置付けられた「イデアのひろば」について「愛・地球博 理念継承エリア検討委員会」を設置し、具体的な検討を進めています。
第3回委員会(H18.2.10開催)の概要は以下のとおりです。


開催日時
平成18年2月10日(金) 午後1時00分から午後2時50分
開催場所
レセプションハウス名古屋逓信会館「菊の間」
出席者
平野眞一委員長、高橋治朗委員、高橋則行委員、萩原喜之委員、福井昌平委員、森コ夫委員、涌井雅之委員の7委員(神尾驤マ員、小出宣昭委員、マリ クリスティーヌ委員は欠席) 
※委員は五十音順
委員会資料

委員会状況1
委員会状況2


開催結果概要


(1)愛・地球博の理念と成果の継承について博覧会協会の発言内容

博覧会協会として、愛・地球博の理念と成果を継承するイデアのひろばが、誰の目から見ても一目で「博覧会が行われた」ことが分かる空間となるよう期待している。

これまでの委員会の検討内容では、博覧会の成果の部分において、まだ物足りなく感じる。

博覧会の来場者の愛情、愛着、感謝の気持ちを反映した、博覧会の記憶を呼び起こすような広場や造形デザインとされたい。


(2)テ−マゾ−ンの展開内容についての委員意見

年に一度、博覧会開催を記念する大きなイベントを開催し、皆が集まる拠点としてはどうか。

博覧会の成果は、ここでの共通体験や成功体験であり、これが最大の資産である。それを生かした継続的なイベントを維持していくことがよい。

イベントを行うにしても、なぜ愛地球博記念公園で行わなければいけないかという意義を考えるべき。

地球市民としての連帯感を公園空間の中で、どう表現するかが課題。博覧会で見られた三世代の交流を具体化するポイントとして、市民参加を積極的に取り入れ、持続させてほしい。

「公園マネジメント会議」を活用して、市民参加性を高めることが必要。「公園マネジメント会議」は、国際的な情報発信機能も有するべき。

早い段階から、NPO,NGOの参画を得て議論すれば、整備や運営にあたってより現実的、継続性の高いものとなる。

環境のテーマ展開の自然のとらえ方が狭い。自然環境だけでなく、人と自然の関係や持続可能な社会づくりを打ち出すべき。ものづくりについても、先端技術だけでなく、人と技術の関係を取り入れるべき。

成人向け、シニア向けのテーマ展開も必要。

参加各国パビリオンの場所をプレートなどで分かるようにしてはどうか。

パブリックに意見を求め議論し、まとめていく必要がある。

整備予算がどのくらいかが分からないため、展開のイメージが難しいが、概念は共有できたと思われる。


(涌井委員の膜構造による多目的空間の提案について)

斜面地も含めたエリアを有効に使い、透過性の膜を用いるなど、博覧会の理念を継承した象徴的な建物として印象付けたい。またその機能として、これからの国際性と未来性と交流性が伴ったものでなければならない。

建築物としてはコストがかさむのでは。一度に整備するのではなく、年々施設を広げていってはどうか。夏の暑さ対策、風対策も考慮するべき。

建物よりもイベントなどの運用に費用を投資するべき。


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問い合わせ先
愛知県建設部公園緑地課 大規模公園グループ
電話:052-954-6528(ダイヤルイン)
FAX:052-953-5329



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