第4回「愛・地球博 理念継承エリア検討委員会」を開催しました


はじめに


「2005年日本国際博覧会長久手会場」として活用された愛・地球博記念公園の新しい計画において「博覧会の理念と成果の継承の場」として位置付けられた「イデアのひろば」について「愛・地球博 理念継承エリア検討委員会」を設置し、具体的な検討を進めています。
第4回委員会(H18.5.31開催)の概要は以下のとおりです。


開催日時
平成18年5月31日(水) 午後4時00分から午後5時30分
開催場所
名古屋マリオットアソシアホテル17階「コスモス」
出席者
平野眞一委員長、神尾驤マ員、小出宣昭委員、西村眞委員、萩原喜之委員、福井昌平委員、藤川政人委員、マリ・クリスティーヌ委員、涌井雅之委員の9委員(高橋治朗委員は欠席) 
※委員は五十音順
委員名簿
委員会資料

委員会状況1
委員会状況2


開催結果概要

(1)「イデアのひろば」の基本構想について

○基本構想の考え方については、委員の皆様の賛同を得られたので、次回は剰余金の活用方法を考慮しなが  ら、施設の規模、概算工事費等の検討を行い、運営母体として行政がどのように関わるのか、基本計画を検討 していく。

各エリアの空間構成についてはよいと考えている。しかし、各エリア内の展開内容は、具体的に踏み込んで議論をすることが必要である。

サプライヤーの論理ではなく、ユーザーの論理で一般的に考え、この場所で何ができるか目に見える物が必要であり、利用してもらう人に分かりやすく伝えるべきである。

イデアのひろばでは、万博に来場された方とくにお年寄りの心に残るようなシンプルなものが必要である。

テーマゾ−ンには、普遍的な何かを置く場所とすべき。そして人が集まりやすい広い場所をつくっておくことがよい。(例:愛知県緑化センタ−の施設及び広場)また、モニュメント広場は、デザインに気をつけないと、時間が経つとガラクタのようなものになってしまう。

テーマゾーンとくにモニュメント広場と記念ゾーンの役割分担を明確にする。

テーマゾーンにおいては、イベントが開催されていなくても楽しめるような、日常からちょっと浮いた感のある魅力的な場所として整備すべきである。

モニュメント広場においては、恒久的な素材で見栄えのよいものを制作することが必要である。

モニュメント広場は斜面部に位置しているが、この場所にとらわれることなく、体験交流広場と一体的な整備計画をしてもよい。

記念ゾーンにおいては、記念樹の森に植樹をしたり、記念館があることが博覧会の思い出となるため、その内容を充実させることが必要である。

公園内には、児童総合センターやフィールドセンター、大芝生ひろばも使えるため、そちらとの連携が必要である。


(2)管理運営について

○公園マネジメント会議については、誰がリーダーシップを取ってどのようなルールで運営していくのかを決める べきであり、あわせて行政の責任範囲も明確にする必要がある。また、NPO,NGOなどの団体にヒアリングを 行い、具体的にどのように公園管理、運営を行うのか検討することが必要である。

防災の議論は、委員会にはなじまないため、公園全体の議論として捉え、ここでは理念継承に絞った議論とすること。

公園周辺の市民参加団体は、博覧会が閉幕しても活動を行っており、いまでも活発な動きがある。そのような団体の拠点となるとよい。

「管理運営」とひとくくりにしているが、管理と運営は違うものである。管理は行政が行うべき事務的なことであり、市民参加で大切なのは運営である。よって、一緒にしてしまうのは問題である。

市民協働というのは万能ではないため、公園マネジメント会議などは、NPO、NGOだけでは担いきれない。また市民参加だけでは、各々の立場で行動してしまうので、第3者となる企業、大学等専門家と協働しながら、担い手を育てることが必要である。
詳細はこちら


問い合わせ先
愛知県建設部公園緑地課 大規模公園グループ
電話:052-954-6528(ダイヤルイン)
FAX:052-953-5329



公園緑地課トップページへ  愛知県ホームページへ