知事の記者会見
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令和2年12月28日(月) 午前10時
1 知事発言
 おはようございます。12月28日月曜日、今年最後のですね、定例記者会見を行わせていただきます。

(1)燃料電池自動車(FCV)の導入補助制度の見直しについて
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/ondanka/fcv-hojominaoshi.html)

 続きましてですね、1点目の御報告でございます。燃料電池自動車(FCV)の導入補助制度の見直しについてです。
 愛知県では、2014年度から中小企業者等を対象に燃料電池自動車(FCV)の導入費用に対して補助を行っております。補助金額は、国(経産省)の補助金額の10分の3でありまして、60万円を限度としております。
 今月9日、トヨタ自動車から新型MIRAI(ミライ)が発売をされました。1月末が納車、最初のね、というふうに聞いております。ということで、それに間に合わせるべく、その補助要綱を見直すということであります。今回、国の補助制度では、ベースとなる車両に燃料電池システムを搭載したことで上昇する差額分に補助率(3分の2)を乗じて計算をいたしております。
 しかしながら、今回の新型MIRAIはプラットフォームがレクサスに変更されたため、基準となる車両価格が上がりまして、MIRAIとの価格差が縮まることになります。
 この結果、国の補助金が、従来、202万円であった旧型の補助金が、新型では115万3,000円に減額されることになったため、国に連動して、県からの補助金額も、そのままの要綱でありますと、60万円から34万5,000円に減額される想定となります。
 一方で、他車種のFCVは、これまでどおり60万円の補助金を受けられることになりますので、FCV等環境対応車の普及を引き続き促進する必要性など、諸般の状況を総合的に勘案して、新型MIRAIについても、「他車種と同列に扱う」こととして、これまで同様、60万円の定額とすることといたしました。
 本県では、今後も、燃料電池自動車等の一層の普及を促進してまいりたいと存じます。
 ということでございまして、資料を御覧をいただきますと、要はですね、中小企業、個人(事業主)へのこういうFCVとか環境対応車への補助の状況は、この資料の裏面、2ページを御覧をいただきたいと思います。
 電気自動車(EV)のトラック、乗用車などは、上限40万円でこういった補助をしている。それから、プラグインハイブリッドは20万円。それから燃料電池自動車(乗用車)は、今までは経産省の補助金額が200万円だったので、それに10分の3で60万円を限度ということにいたしておりましたが、今回、定額の60万円に変更するということです。天然ガスや優良ハイブリッドなどはですね、補助対象経費の3分の1ですね、補助対象(経費)に3分の1。それから、ハイブリッドタクシーについてはですね、10万円ということにいたしております。
 2枚目の資料を見ていただきますとね、これがこういうことでございまして。今現在、国内で販売されている、いわゆるFCVは、トヨタの「MIRAI」、ホンダの「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」、メルセデス・ベンツ、ヒュンダイ「ネッソ」の4車種ですが、全てがその経産省の補助額が200万円ということ、200万円ちょっとということでありますので、10分の3で60万円限度額ということでございます。
 要は定価と、いわゆる元々のプラットフォームの車との差額をですね、補助対象として補助をするということでございますが、(差額の)3分の2ですね、それを補助するということですが。
 今回、新型MIRAIがですね、補助金額がぐっと下がってしまいますので、逆にですね、この新型MIRAIだけが、放っておきますと県の補助額が減ってしまうということになりますので、やはりそれを、普及を促進するという意味から、やはり定額、同じ条件にするということにしたいと。確かに経産省の補助額は減りますが、県の補助額はそのままということにしたいというふうに思っております。
 資料の1ページを見ていただきますと、ここに書いてありますが、補助額は定額60万円で、今日、今日から申請の受付を開始をいたしますので、よろしくお願いをいたします。まあですから、1月末が納車なので、十分間に合うということでございます。
 これまでの補助実績はですね、2014年度から愛知県では、初代MIRAIについては、これまで457台のFCVの乗用車に対して補助を行いました。いわゆる中小企業と個人(事業主)ということなので、いわゆる大手企業さんが購入した場合には対象にならないということでありますので、457台ということでございます。
 ちなみに、FCVの台数につきましては、2020年3月末で乗用車は、愛知県が1,129台、東京都が1,097台、全国で3,695台というのがですね、国内で走っているということでございます。
 ちなみに、こうしたFCVの導入補助制度はですね、愛知県以外に9都県。ですから、全国で10都県がFCVの乗用車に導入補助をいたしております。例えば東京都は、国の補助額の2分の1を補助額としておりますので、新型MIRAIの補助額は57万6,000円となるということだそうであります。ということなので、今までは東京都の方が高かったということですが、これで今回、60万円定額にすることで、愛知県の補助が一番高いといいますか、大きいということに相なるということでございます。
 これがまず第1点でございます。

(2)2020年を振り返って~愛知県政10大ニュース~
 そして続きまして、今年最後の定例会見で、28日は仕事納めなので、もうちょっと早く10大ニュースって発表するんじゃなかったかと聞いたんですが、いつも最後の定例会見で10大ニュースを発表しているようでありまして。28日というのも、2015年はそうなんですね、ということでありまして、お手元の資料がございますので、御覧をいただければというふうに思っております。
 項目に分けてね、あれしておりますので、また、それぞれにまた御覧をいただき、御認識をいただければというふうに思っております。私からかいつまんで申し上げたいと思います。
 愛知県政10大ニュース、2020年を振り返って、でございます。
 まず一つ目は、やはり「新型コロナウイルス感染症対策への対応」ということでありまして、県民の皆様の生命と健康を最優先に、ありとあらゆる対策を実施をいたしました。医療提供体制の充実、県独自の医療従事者応援金などを創設をし、県立病院も作りました。そして愛知県独自の「緊急事態宣言」も4月、そして8月と発出をし、11月の末からは「営業時間の短縮」、12月には愛知県内全域を対象とした「営業時間短縮・休業要請」等も行わせていただきました。これは引き続きですね、全力で取り組んでまいります。
 二つ目、「ジブリパークが大きく前進」ということであります。2022年秋の開業に向けて、本体工事の着工を行わせていただきました。今年2月には「概算事業費」等を発表し、4月には契約を締結をし、7月には起工式と工事着工と。そして7月、7・8・9月の頭まで「ジブリの“大じゃない” 博覧会」を開催をいたしたところであります。来年はですね、予定どおりオリンピック期間に合わせまして「ジブリの大博覧会」を2か月強の期間で開催をする予定ということでございまして、乞う御期待ということでございます。
 そして三つ目が、「スタートアップ・エコシステムの推進」ということでございます。国内外との連携による「愛知発イノベーション」を目指します。7月には、内閣府から愛知・名古屋、浜松が「スタートアップ・エコシステム グローバル拠点都市」に認定をされました。そしてですね、「ステーションAi」につきましては、2月にPFIで公募を始めましたが、5月に一旦中断をし、8月に新たな実施方針を公表、11月に新たな実施方針の下で入札公告をスタートさせました。また、海外の大学ですね、シンガポール国立大学、中国・清華大学、また、フランスのINSEAD(インシアード)などとの連携も、事業をスタートさせております。
 そして四つ目、「新たな国際芸術祭」、「あいち2022」の開催に向けスタートいたしました。9月には推進協議会、そして組織委員会を設立をし、組織委員会の会長に大林剛郎(おおばやしたけお)氏に就任をしていただき、11月には芸術監督に森美術館館長である片岡真実(かたおかまみ)氏に就任をしていただき、そして12月、先週ですね、「あいち2022」のテーマを「STILL ALIVE」という形で発表をしていただきました。しっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 そして2枚目ですが、五つ目、「技能五輪全国大会・全国アビリンピックの愛知県開催」ということでありました。11月に、16年連続最優秀技能選手団賞、アビリンピックは3年連続メダル獲得数日本一ということで、成果を上げていただきました。
 そして六つ目が、「国内外から注目されるスポーツ大会の開催」ということです。アジア大会はどんどん進めております。エンブレムも作成をし、議員連盟も作っていただきました。新城ラリーも開催をし、残念ながらラリージャパンは今年は中止でありましたが、来年11月には開催をいたします。3月には、苦しい状況でありましたが、「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知」をですね、開催をさせていただきました。
 そして、七つ目が「産業首都あいち」。自動運転の実証実験を、1月は日間賀島、10月、これは中部国際空港、12月は西尾市内ということで、順次実施をいたしております。実用化に向けて、更に進めてまいります。
 八つ目、「国際交流の推進」ということで、特に今年はビクトリア州・江蘇省との友好提携40周年。本当はこちらからも行き、向こうからも来ていただいて、記念式典をそれぞれですね、行う予定でありましたが、残念ながら渡航ができませんので、11月にフェスティバルを開催させていただきました。来年は是非やりたいというふうに思っております。
 そして九つ目、「すべての人が輝くあいち」ということで、就職氷河期世代の就職支援事業、外国人県民に向けた施策の推進、特別支援学校の整備。渥美半島福江高校内に潮風(しおかぜ)教室という分教室を作らせていただきました。などなど、進めてまいります。また、文化芸術でアール・ブリュット・サテライト展を初めて開催をいたしました。
 そして最後、10個目が、「あいち朝日遺跡ミュージアム」を開館をいたしました。11月。ちょうど名古屋高速のですね、名古屋環状2号線、それから名古屋高速一宮線の清洲ジャンクションのところからですね、西の吉野ケ里遺跡に匹敵する環濠(かんごう)集落でありますあいち朝日遺跡の発掘調査を行い、2,000点を超える重要文化財が出てまいりまして、それを展示する朝日遺跡ミュージアムをスタートさせました。清須・名古屋市西区にまたがって、2,000点の重要文化財が出たのは日本で最大でありますし、本当に保存状態が良い弥生土器が出てきて、そこに赤色が塗られているということで、まさにですね、2,000年前の遺跡としては日本の宝ではないかというふうに思っております。ギリシャのクレタ島に出てくるような赤いものと似て、そういったものと匹敵するのではないかとも言われておりますし、そのうちの一つは、アメリカのスミソニアン博物館にも展示されたというものでございまして、是非皆さんも御覧をいただければというふうに思っております。
 そして最後にですね、その他、10大ニュース以外のものでありますが、また、吉野彰先生の学術顕彰でありますとか、農林水産業、あいち花マルシェ、みかわ牛銘柄推進協議会、うなぎの養殖新技術、全国植樹祭1周年記念行事など。それから愛知県新体育館の推進、観光戦略、DX(ディーエックス)推進本部、交通ネットワークの整備促進、「安心・安全なあいち」の実現に向けた施策、「環境首都あいち」の実現に向けた施策など、また御覧をいただければというふうに思っております。

(3)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 発表事項は以上ということでございますが、引き続きまして、新型コロナウイルス感染症の状況について、今日の午前中のもの、状況を御報告をさせていただければというふうに思っております。
 なお、本日のですね、状況は、今日の午後3時40分に、本日の感染者の数をですね、御報告をさせていただければと思います。
 今日までの状況といいますか、昨日(の新規陽性者数は)は216人で、日曜日としては過去最多ということでございました。それまでは、水、木、金、土と239、270、265、265人ということで、5日連続200人台ということで、大変厳しい状況でございます。年末年始はですね、何としても、この感染拡大を防いでいきたいというふうに思っております。
 そして、お手元の資料をちょっと御覧をいただきますと、まずはですね、この年代別の割合ということでございますが、重症化のおそれのある70歳代以上の割合が15.3パーセント。そして、感染経路不明の方の割合は44.3パーセントということでございます。段々、年代的には少し高齢の方が増えているということ、そして感染経路はまだ比較的追えているということではないかということでございます。
 それから、重症・中等症の方の割合は10.7パーセントということで変わっておりません。軽症・無症状の方が9割近いということでございます。
 そして3枚目がですね、入院者の状況ということでございまして、本日のといいますか、現時点、昨日までの入院者の状況は585人でございまして、大変厳しい状況でございます。金曜日の発表のときがですね、24日の時点では、526人でありましたので、その後、545人、そして567人、そして585人ということで、3日間で59人の入院者が増えております。それぞれですね、過去最多のですね、入院者を数えているところでございまして、大変厳しい状況になっております。585人。
 そして内訳はですね、中等症が154人、重症が41人。一時、重症の方がですね、25日金曜日の夜時点で42人までいきましたので、2人減ってまた1人増えてということで、最多ではありませんが41人。大変厳しい状況でございます。重症の方の病床占有率が40パーセント、今(重症者用の確保病床数が)103ですから、40パーセントちょっとということでございます。そして、愛知病院の入院者は25人ということでございます。現時点で25人でございます。
 それから、施設入所につきましては231人。名古屋の東横INNがやや減って132人、豊川が13人、三河安城の東横INNがこれずっと増えて86人。毎日毎日増えてきておりますね。86人ということでございます。自宅療養が1,304人、亡くなった方が195人ということでございます。
 そして、クラスターでございますが、クラスターの状況を申し上げますと、幾つか終息したクラスターがですね、2Yの一宮市の高齢者施設のクラスターが終息をいたしまして。2Zの名古屋市の地域コミュニティですね、これ消防団だな、が終息をいたしております。それから名古屋市の繁華街の接待を伴う飲食店3Dのクラスターが終息しておりまして、三つ終息をいたしております。
 そして新たなクラスターが七つ、この週末で発生をいたしております。発生というか、確認をされております。
 一つは、3Vのクラスターで、弥富市の医療機関、弥富市の医療機関が16人。それから、3Wのクラスター、春日井市の会社のクラスターですね。これはどこに入っているんだ。3Wか、3Wですから一番上ですね、18人。それから3Ⅹ、名古屋市の高齢者施設のクラスター、高齢者施設のクラスターが20人。それから3Y、名古屋市の医療機関のクラスターが43人。そして3Z、瀬戸市の医療機関のクラスターが12人。そして4A、豊橋市の高齢者施設のクラスターが21人。そして4B、名古屋市の高齢者の施設が16人というクラスターが新たに発生をいたしておりまして、このクラスターの発生によりやはり感染者の数が増えているということは間違いないといいますかね、そういうことだと認識をいたしております。大変厳しい状況であるということで御認識をいただきたいというふうに思っております。
 そしてですね、4枚目は、この検査数と陽性率ということでございます。
 そして最後は、5枚目は、感染経路不明の方の割合ということでございます。
 いずれにいたしましても、毎度、何回でも申し上げますが、年末年始で第3波ということで、愛知県「厳重警戒」ということでございます。愛知県全域を対象として「厳重警戒」ということでお願いをいたしております。1月の11日まで、もうとにかくですね、愛知県全域で、お酒を出す飲食店等々についても夜9時までの営業時間短縮、そしてまた休業要請をお願いをしております。「厳重警戒」で感染防止対策の徹底をお願いをいたします。
 ①不要不急の行動の自粛、人の多い場所に行かない、いつも一緒にいる人と静かに過ごしましょう。②県をまたぐ不要不急の移動の自粛、帰省・旅行は延期も含めて慎重に御検討をお願いをいたします。お考え直しいただき、不要不急のものは分散をする、そしてまた自粛をしていただきたいと思います。
 それから、③初詣等行事の対策徹底。分散参拝、三が日を避けてゆっくりとですね、分散参拝、マスク着用、手指消毒、3密を回避していただきたいと思います。
 ④営業時間短縮に御協力、御理解をお願いを申し上げます。
 そして、高齢者等への拡大防止、それからまた感染防止対策の徹底、大人数での忘年会・新年会は是非とも自粛をお願いをしたいというふうに思っております。
 「感染しない・させない」、基本的な感染防止対策の徹底をお願いを申し上げます。
 私からは以上であります。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 毎日の感染者情報の発表についてなんですけれども、先週末以降、発表の方法がちょっと変更したということで、クラスター以外では、家族感染だったり職場感染だったり、医療・福祉関連の感染だったりという、その経路についての説明が一切示されなくなってしまったので、ちょっと改善していただきたいなと思いまして。
【知事】 どういうことでしょうか。
【記者】 これまでだとそれなりに、この人たちは家族で感染したんだよという情報だったり、この人は施設で感染したんだよという情報が、ある程度示されていたんですけれども、先週末以降、ちょっと示されなくなってしまって。
【知事】 先週の末というのは、いつでしたか。
【記者】 金曜日だったかな。木曜日か金曜日だったと思います。
【知事】 先週の木曜日か金曜日。私の会見(の資料)でですか。
【記者】 会見というか、感染症対策課からの発表資料です。
【知事】 私の会見では申し上げたことはなかったと思いますけども。
 どういうことだったっけ。
【感染症対策局長】 発表資料につきましては、患者の数が非常に多くなってきていまして、なるべく早く報道機関の方にそういった情報を提供するということで、少し簡略化を、幹事社の方とも御相談させていただいた上で簡略化させていただいております。
 そういった今までの感染者等の状況につきましては、少し、1日ほど遅れますけれども、ホームページの方でアップさせていただいておりますので、そちらの方で御確認いただけたらなと思っております。
【知事】 感染者の状況って、いつも夜出すやつか。
【感染症対策局長】 発表資料としてお配りするものです。
【知事】 各保健所単位で、愛知県の分とか。
【感染症対策局長】 そうです。県とか市とか。
【知事】 あの、夜いつも出しているやつが1日遅れになったということか。
【感染症対策局長】 いつも一番右側のところに、「何番の濃厚接触者」だとかそういった記載がある資料です。
【知事】 あの資料ね。一覧表ね。それは出ているんでしょ。
【感染症対策局長】 それを、一番右側の「濃厚接触者」とかいう記録を簡略化して、接触歴が「ある」とか「ない」だけにしまして。
【知事】 そういうことか。
【感染症対策局長】 はい。それをまずいち早くお配りをいたしまして、そういった部分はまた整理して、ホームページの方に今載せていると。
【知事】 遅れてね。
【感染症対策局長】 はい。
【知事】 そういうことね。ということで、御相談したそうですので、また部局とよく相談してください。
 ただ、確かにこれだけ増えてきますとね、やっぱり作業も大変だということは御理解をいただければと思います。毎日、職員は全部夜なべ仕事で、夜遅くまでやっておりますので、さすがに徹夜してまでやれとまで言われても、さすがに対応しかねますので、そこは御理解をいただきたいというふうに思います。
 なので、最初のやつを、第一報を簡略化して、そしてその後に、翌日にそれは出させていただいているということで、御理解をいただければというふうに思っております。

【質問】 今日も新たに週をまたいでクラスターが七つできました。最近の傾向を見ていると、明らかに医療・高齢者施設に集中しているわけですが、ここに対する何か新しい手立てというのはないのでしょうか。
 地域に限らずかなりもう増えているので、ちょっとここを手を打たないと数の削減にはつながらないと思うんですけれども、いかがお考えでしょうか。
【知事】 医療・高齢者施設については、これまでもですね、対策を徹底してやっております。これからも、これはもう徹底してやっていくということに尽きるというふうに思っております。
 医療施設はもちろん、とにかく院内感染でそういうことにならないようにですね、徹底した感染防止対策をですね、やっていただいておりますし、高齢者施設については、とにかく1人でも出れば全部を、その関係者をですね、検査を丹念にやり、追っかけていくということをですね、逆にやっているからまた確認できているということだと思っておりまして。それは引き続きですね、これはもう徹底してやっていくということに尽きるというふうに思っております。
 要は特効薬みたいなものがあるわけではありませんのでね。とにかくもうそれはもう徹底的にやると。丹念にやっていくということに尽きるというふうに思っております。

3 知事発言
(1)新型コロナウイルス感染症について
 そういう中でですね、一点だけちょっと御報告ですが。
 先週の金曜日にですね、政府の方が、この医療状況がひっ迫をしている、病床がひっ迫をしている地域で、この新型コロナウイルス感染症患者・疑い患者の受入れ病床を割り当てた医療機関、県がですね、といったこと等々について、重症病床については一床当たり1,500万円の補助、そして重症者以外のコロナを受け入れる病床も一床当たり450万円の補助という制度をですね、今年度、12月25日から来年の3月31日までの経費、人件費だとか感染拡大防止に要する費用をですね、補助するということをですね、これは緊急支援事業という形で制度決定をされましたのでですね、これは詳しい状況を更に把握をして、私ども愛知県としては、これは国に対して、愛知県全体の地域を対象としてこれは申請をしていきたいというふうに考えております。そのように作業をするように、部局には指示をいたしました。
 そりゃそういうことですわね。大変厳しい状況でありますので、そういう形でしっかりと対応していきたいというふうに思っております。これは至急やっていきたいというふうに思っております。
 それで、一応年末年始のですね、新型コロナウイルス感染症の発生状況等についてはですね、これまでの土曜日、日曜日と同様の時刻、ですから夕方ですね、4時ぐらいをめどかな、大体その日のものをまとめてまた記者クラブ、幹事社さんの方に御報告をさせていただくことといたしております。なので、まずはその日の新規陽性者数とその資料については御連絡をさせていただき、その翌日に出る資料はまたその折に、それはあれか、もうホームページに出すのでいいんだな、ということにさせていただきます。
 ということで、毎日ですね、陽性者の数は毎日御連絡をさせていただくということですね。それと、全体の検査件数は12月29日から1月4日までは集計できないということでございますので、これはまた御了承いただければと思います。
 毎日の陽性数と、あと入院者とか検査陽性者数、入院状況、それから入院状況なり年代別なり指標の推移というのは、前の日分までを翌日の朝までに報告するということでいいんだな。
【感染症対策局長】 ホームページです。
【知事】 ホームページに出すんだな。ということで、またホームページを御覧いただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。