知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


令和3年2月8日(月) 午前10時
1 知事発言

 皆様、おはようございます。2月8日月曜日のですね、午前10時、定例会見を始めさせていただきたいと思います。

(1)第1回県・市町村新型コロナウイルスワクチン接種連絡協議会(Web会議)の開催について
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/wakutinsesyurenrakukyogikaidai1kai.html
 私から、まず発表事項を1点申し上げます。
 お手元の資料でございます。第1回県・市町村新型コロナウイルスワクチン接種連絡協議会(Web会議)の開催について申し上げます。
 愛知県では、ワクチン接種体制の整備を加速させていくため、1月27日、ワクチン接種の体制の在り方など専門的な検討を行う「愛知県ワクチン接種推進本部」を設置するとともに、県庁内の組織体制を強化するため、26人体制の「ワクチン接種体制整備室」を新たに立ち上げたところであります。
 また、あわせて、県、保健所、市町村間における実務的な調整や情報共有等を行うため、「県・市町村新型コロナウイルスワクチン接種連絡協議会」を新たに設置をいたしました。この度、その第1回の連絡協議会を、明日2月9日に、Web会議形式で開催をいたします。当日は私も出席をし、挨拶をさせていただきます。
 今回は、県からワクチン接種に関する県の推進体制や今後のスケジュールなどを説明をし、また、三つの市、豊田市、清須市、あま市からワクチン接種体制の準備状況について、その現状や課題等を御説明をいただく予定としております。
 県、保健所、市町村が、それぞれの立場からワクチン接種に関する様々な課題や有益な情報、参考となる方策や事例等を積極的に持ち寄り、議論し、共有し合うことで、ワクチン接種の体制を万全に整えてまいります。
 今後も県民の皆様のかけがえのない命と健康を守るため、県民、医療従事者、市町村、団体、企業の皆様とオール愛知で一丸となって、感染防止対策に取り組んでまいりますので、よろしくお願いをいたします。
 ということでございまして、資料にありますようにですね、明日午後2時から1時間ほどということでございます。Webでやります。私が挨拶した後に、ワクチン接種に関する情報提供、そしてワクチン接種に係る費用の請求・支払手続について、そしてまた接種体制の準備状況について、今申し上げた豊田、清須、あま、3市の準備状況を御報告いただき、認識、情報を共有をしていければというふうに思っております。ということでございまして。
 ワクチン接種はもう既に報道等々されております。私どもも申し上げておりますが、2月17日からですか、全国100の国病、国立病院等で1万人から2万人といいますか、試行的に接種をし、3月から全国で370万人、愛知県内23万人のですね、医療従事者を対象とした優先接種を行い、4月以降に65歳以上の高齢者、また基礎疾患のある方々などですね、順次接種をしていくということで、そうした優先接種対象者は約5,000万人ということでございます。
 ということでございますが、土曜日の全国知事会のWeb 会議でも私が申し上げましたが、国からですね、ワクチンの具体的な供給量、そして供給スケジュールは示されておりませんのでですね。私どもも、そしてまた高齢者等への優先接種を行う市町村等においてもですね、大変スケジュールの組立て、そしてまた、場所は何とかね、これは確保できるかもしれませんが、医師、看護師といった医療従事者の確保といったことについてですね、いわゆるスケジュールとボリュームが分からなければ人の手配ができませんのでね、大変苦慮をしているところであります。
 そういう意味ではですね、是非一日も早くですね、そうした点でのですね、供給の枠組み、具体的な数量とスケジュールをですね、早く示していただきたいというふうに思っております。そういうふうに土曜日も全国知事会で申し上げたとおりであります。
 なおですね、私ども、そして各市町村においても、着々とその準備をですね、進めております。接種会場の選定、医師、看護師の確保、そしてまたクーポンの発行、そして住民、市民の皆様へのですね、周知、広報など、着々と準備を進めているというところでございます。
 私どももですね、もうこの週末ですかね、マイナス75度の超低温冷凍庫も配布といいますかね、支給が始まりました。愛知県内の国病等に四つ、その他県が手配するものでこの2月中に81個で、85個のですね、超低温の冷凍庫がですね、配備されます。これが3月、4月、5月、6月までに五百数十のですね、冷凍庫配備の予定でございまして、そうしたものは着々と進めてまいります。また引き続きしっかりとやっていきたいというふうに思います。
 なお、このWeb 会議はですね、ワクチン接種本部とですね、交互に、月に2回程度のペースで定期的に開催をし、とにかく情報をですね、共有をして、そして愛知県内市区町村足並みをそろえてですね、愛知県内54市町村で、名古屋市が16区ありますから、接種単位でいえば69市区町村ということに相なろうかと思いますが、しっかりと情報共有をして進めていきたいというふうに思っております。
 それが第1点ということでございます。

(2)新型コロナウイルス感染症について
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html
 そして次に、昨日までの感染状況、現時点での状況をですね、資料がありますので、申し上げたいと思います。
 まず、1枚目がですね、いつものようにこの70歳以上の高齢者の方の割合でございますが、17.3パーセント、感染経路不明の方の割合が42.7パーセントです。そして、重症・中等症の方の割合が11.4パーセント。高齢者の方の割合とこの中等症以上の方の割合が若干増えてきているかなというふうに思います。
 そして、3枚目は検査数と陽性率でありますが、31日まで入ってまいりましたが。平日はやはり検査件数が多いので5パーセント。最近は4パーセント台というのもありますが、1月下旬、大分数値的には落ち着いてきたという状況もございます。
 そして、4枚目が(感染)経路不明の方の割合。
 そして5枚目がですね、入院状況ということでございます。土日もですね、資料をお届けしておりますので御覧をいただいていると思いますが、この土日でですね、入院患者さんが600(人)を切って、土曜日570、そして昨日の夜の時点がですね、575。若干、5人増えておりますが、570、575(人)という状況でございます。ということでございますので、徐々にですね、入院患者さんも減ってきているということでございます。
 この資料を御覧いただきますと、重症者は48人で変わっておりません。愛知病院も26人でございます。施設入所が139人で、ここが大分減ってきました。名古屋の東横INNが70人、豊川が11人、三河安城は58人という状況です。昨日も7人亡くなっておられますので、死亡者は450人ということです。
 そしてクラスターでございますが、一つ新たに発生しております。5Mのクラスター、11人、安城市の高齢者施設であります。
 そして、終息したクラスターが六つでございまして。まずはですね、右側の真ん中の3T、69人ですが、これは名古屋市の高齢者施設。それから4H、22人、これも名古屋市の高齢者施設。そして4Tは下ですね、25人、これは大府市の飲食店。これ、患者さんの多くは成人式二次会のお客さんと、こういうふうに聞いておりますが、終息をいたしております。それから4U、一番上ですね、23人、これは名古屋市の職場、会社ですね。それから4Wは11人、名古屋市の高齢者施設。そして一番下の4Yは11人、これは豊橋市の学生寮のクラスターが終息をいたしております。ということでございまして。
 そして、現段階での名古屋市内の入院者はですね、市内(の方)の入院が204人と市外の方14人で218人、名古屋市外への入院者が25人と、こうなっておりまして。引き続きひっ迫はしている、大変厳しい状況ではありますが、徐々に減ってきているという状況でございます。
 ということでありますので、毎日の感染者がですね、日曜日でありますけれども、昨日が72人、1週間前が121人、2週間前が164人、そして3週間前が218人で、4週間前の1月の10日が343人ですから、343、218、164、121、そして72(人)という形で、着実に減少をしてきております。
 ということで、今日8日から緊急事態宣言の延長ということでありますが、私も当初から申し上げておりますが、1か月を待たずにですね、できれば、できるだけ早く落ち着かせてですね、この緊急事態宣言の解除という形にですね、持っていきたいということを申し上げてまいりました。こういう数値が続けばですね、その緊急事態宣言の解除というのも視野に入ってくるというふうに考えております。
 もう既に7日間平均での新規陽性者の数は、もう第2ステージ、ステージ2のですね、イエローゾーンという形になっておりますし、陽性率ももうイエローゾーンであります。あとはですね、この入院患者さんの数がどこまで落ち着いていくかということではないかというふうに思っておりますので、その状況をしっかりと注視をしていきたいというふうに思っております。500人台に入ってまいりましたので、もうそれも大分近づいてきているかなというふうには思いますが、引き続き注視をしていきたいというふうに思っております。
 なお、週末様々な報道等がなされておりますが、現段階で国の方から私どもに何か具体的なそういう連絡とかサジェスチョンといったものがあるということではありません。ありません。国というか、東京の関係の方がそういうふうにしゃべっておられるんでしょう。誰もしゃべらずに記事になることはありませんのでね、ということだとは思いますが。連絡とか何とかというのがあるわけじゃありませんが、誰が見てもそういう状況だということだと思いますので、私どももですね、様々な可能性をですね、視野に、シミュレーション、検討はしていきたいというふうに思っております。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 今知事のお話の中にもありましたけれども、国の方では、12日にも解除できるところが幾つかあるんじゃないかという話が出ていまして。知事としては、愛知・岐阜がその対象になってくるんじゃないかというふうに考えているんでしょうか。
【知事】 12日はですね、もともとあれですね、新しい改正法をですね、先週、2月の3日ですね、3日に成立をした特措法と感染症法の改正法の施行を13日からというふうに考えているようでありますので、その前日にですね、改正法の施行に向けての様々なですね、政省令だとか基本的対処方針だとかそういったものを決めていく。そして新たにまん延防止等重点措置、緊急事態宣言の一歩手前のまん延防止等重点措置というのを決めるので、その内容も示して、手順を踏んでいくための諮問委員会ね、諮問委員会とか政府の対策本部会議を開く前日、12日にもともと開くという予定というふうに聞いておりますので、その段階で、1か月を待たずにですね、数値が落ち着いてきたところは何とか解除、そして卒業に持っていきたいというのは、前からそういうふうに言っておられますよね。
 それはそうだと思います。現実に、誰が見ても、岐阜県さんはもうそういう数値といいますか、大分落ち着いてきているということだと思いますので。ただ、前から、愛知と岐阜は経済圏的に一体だから一体として考えるんだということを我々も申し上げておりますし、政府の方も言っているので。そこをやはりできたら一緒に解除したいという考えがあるんだろうなとは思っております。
 ので、我々としては、それも一つの可能性だし、それはそれで、解除になれば望ましいことだと思いますので、そこをやはり視野に入れながら検討はしていきたいというふうに思っております。
 ただ、やはりあくまでもその客観的なデータ、数値がですね、そのステージ4ではなくてステージ3なり、更に低いところにね、落ち着いていくかどうかということだと思いますので、引き続きその状況は注視をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 宣言の解除に関連してなんですけれども。
 今知事がおっしゃったまん延防止重点措置ですか、時短要請ですとかそういったものを含んでいると思うんですが、宣言が解除された場合の県内の時短要請、その対象ですとか時間、その点、現時点でどのようにお考えでしょうか。
【知事】 当然、同じ内容というわけにはなかなかいかないと思いますね。やはり緊急事態宣言を1月14日から発動するに当たって、要は、時短要請など規制を強化させていただいていますので、同じ内容でというわけにはいかないのではないでしょうか。そうなりますと、それは少し緩めてですけど、全く何もなしということではありませんので、段階的に規制を緩めていく、緩和していくということではないかと思います。
 また、その時短要請の協力金もですね、これは解除した栃木の例を見ればですね、分かりやすいと思いますが、6万円を4万円にする。我々もだから、年末年始の4万円が6万円になったということでありますから、更に考えられるのは、規制がワンランク緩和になれば、6万円が4万円になるという形のことはあるのではないかと思っておりますし、また、その規制の対象エリアをどこにするか。愛知県、引き続き全県なのか、それとも一部に絞るのかということはあろうかと思いますが、そこはいろんな可能性をね、少しシミュレーションして考えていきたいというふうに思っております。いろんな可能性を今検討しているというところであります。
 それとあれですね、このまん延防止等重点措置というのは、一応考え方は整理されておりますが、どういう形で運用していくか。これ、緊急事態宣言もそうなんですが、国の基本的対処方針というのを示して、それを受けて我々が緊急事態措置を作るということになりますから、新たに作るこのまん延防止等重点措置というのを、国の基本的対処方針でこういうふうになるんですよと、宣言がなくてもいろんな規制をかけられますよ、そういう場合はこうですよと。いわゆる6万円とか4万円とかいう協力金のね、金額を書いて、そのうちの8割を国が財源措置しますというのはこの国の基本的対処方針に書いてあるんですね。対象業種はこうですよとかこうなんです、時間は8時まででお酒は7時、こういうのが書いてあるのは基本的対処方針なもんですから。それに従ったというか、それにのっとってやるものについては、国の財源措置がありますよということなので、それにたがえると財源措置がなくなりますのでね。我々やはりこの財源、財政が厳しい折でありますから、やはりそこのところはしっかり見てですね、対応していくということにはなるというふうに思います。
 なので、12日に開かれる諮問委員会とか、あと政府の対策本部会議などでですね、どういう方針が示されるのか。ですから、できたら事前にそういうのは示してほしいですけどね。示してもらえるとは思いますが、それを踏まえてやはりいろいろ検討していくということではないかと思っています。

3 知事発言
(1)新型コロナウイルス感染症について
 改めてでありますけれども、本日2月の8日から以降もですね、昨日まで、2月7日までが緊急事態宣言第1弾でありました。本日、2月の8日月曜日以降もですね、国の緊急事態宣言の対象区域であります。また、それに基づく県の緊急事態措置も延長、継続ということになっております。
 県民、事業者の皆様には今しばらく御不便をおかけいたしますが、何とぞ感染防止対策に御協力をいただきますようにお願いを申し上げます。その上で、できるだけこの1か月を待たずにですね、この緊急事態宣言の解除、緊急事態措置の解除ということに結びつけていきたいというふうに思います。
 ただ、この緊急事態宣言解除といっても、直ちに全て規制がなくなるということではないと考えております。このまん延防止等重点措置についてですね、これを、緊急事態宣言解除後もその措置、まん延防止等重点措置という形でですね、規制を継続をしていくということになろうかと思いますので、またその点もしっかりと検討をしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。