知事の記者会見
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令和3年2月22日(月) 午前10時
1 知事発言

 おはようございます。2月22日月曜日午前10時、定例会見を始めさせていただきます。

(1)高級ホテル立地促進補助金の補助事業第1号の認定について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai-kanko/koukyuhoteruhojonintei1.html)

 今日は、発表事項が2点でございます。その後で新型コロナウイルス感染症について申し上げます。
 まず1点目、高級ホテル立地促進補助金の補助事業第1号の認定についてであります。
 愛知県では、名古屋市と連携をして、ハイレベルな国際会議の開催や海外の富裕層旅行者等の誘致、地域のブランド力向上に資する高級ホテルの誘致を進めており、昨年4月に、ホテルの新設・建て替えを行う事業者への補助制度を設けました。
 この度、事業者から申請があったことを受け、ホテルサービスやMICE(マイス)・海外富裕層旅行者誘致などの専門家から意見を伺うとともに、名古屋市とも調整を図りながら審査した結果、お手元の資料のとおり、補助事業として認定をいたしました。なお、今回のホテルが補助制度の認定第1号となります。
 補助制度の概要につきましては、お手元に配布したパンフレットを参照してください。
 今回認定したのは、株式会社日本セレモニーの「ティアド」というホテルです。
 日本セレモニーは、山口県下関市に本社を置く会社で、愛知県には初進出となります。ホテルは、中区栄5丁目に建設を予定しており、地上14階、地下1階の建物で、開業は2023年5月の予定です。
 客室は150室で、平均面積が約51平米と大変広くなっております。このうち、スイートルームは13室で、要人の宿泊にも対応できるよう、102平米の部屋も1部屋設けております。
 その他、バンケットルームや複数のレストランを備えるとともに、高級ホテルにふさわしい質の高いサービスを実施するとしており、補助制度の目的に合致するホテルであると考えております。
 補助金の支払はホテルの開業後になりますが、計画どおり完成すれば、県から10億円、名古屋市と合わせまして20億円が補助されるということであります。県と市で10億・10億で20億という補助制度を作ったということでありまして、その第1号でございます。
 引き続き、名古屋市と連携をして、高級ホテルの立地促進に取り組んでまいります。
 なお、これは別に名古屋市だけということではありませんで、名古屋市外で、他の地域でも、そういった制度をそろえていただければ対応させていただきたいと思いますが、やはりこういうグレードの高いホテルということになりますとですね、なかなか名古屋市外、それも都心部以外ではなかなか難しいかなと。
 こちらの方がですね、パンフレットで、要件が真ん中に、見開きのぽっと開いたところにありますけどもね、客室面積の平均面積が45平米以上と。45平米って結構広いですよ。それと、客室が150室以上、スイートルームの設置、スイートルームが総客室数の5パーセント以上、100平米以上のものも必要だと。これをきちっとクリアをしてきたという、そういう事業計画ということでございます。で、第1号ということで。
 それは補助金と、そして容積率の上乗せということがあるということでございまして、この第1号としてですね、弾みをつけていければ。
 今はちょっとコロナ禍でなかなか大変でございますが、コロナ禍が収まった後、またインバウンドも含めて回復をするということをにらんでの事業計画ということでございます。2023年5月ということでございます。
 その前年にはね、2022年秋には「ジブリパーク」も開業しますので、そしてコロナが収まれば、やはり多くの皆様にお越しをいただけるのではないかというふうに思っております。
 なお、この他にということでありますが、複数の事業者さんから前向きな話が幾つか来ておりまして、質問や相談を受けているというところでございますので、また今後ですね、そうした事業計画が具体化をしていく中で検討をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 これが第1点でございます。

(2)フランスの工学系高等専門大学院「IMT Atlantique(アイエムティー・アトランティック)」による大学発スタートアップ創出に関するノウハウ共有セミナーの参加者募集について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/startup/imtatlantique202103.html
 そして二つ目でございます。スタートアップの関係です。フランスの工学系高等専門大学院「IMT Atlantique」による大学発スタートアップ創出に関するノウハウ共有セミナーの参加者募集です。
 愛知県では、スタートアップ・エコシステムの形成を目指して、これまで、フランス、アメリカ、シンガポール、中国の支援機関・大学等とグローバルな連携体制を構築をしてきました。
 その一環として、私が一昨年8月にフランスに行った際に、フランストップレベルの工学系高等専門大学院、グランゼコールですね、の「IMT Atlantique」と、スタートアップ支援における連携協力に関する覚書、MOUを締結をいたしました。
 IMT Atlantiqueは、イノベーションに関する高度な教育・研究に特化したフランスの工学・経営学校グループであるIMTグループの一つとして、レンヌ、ナント、ブレストの3都市にキャンパスを持って、70か国2,300人の学生が在籍をしております。また、各キャンパスにはインキュベーション施設を備え、多数のスタートアップの輩出実績を有しております。
 この度、IMT Atlantiqueとの連携プログラムとして、愛知県などの大学関係者の皆様を対象に、IMT Atlantiqueがスタートアップを創出してきたノウハウの共有と、愛知県等の大学との交流促進を目的とした、「大学発スタートアップ創出に関するノウハウ共有セミナー」をオンラインで開催をいたします。
 セミナーでは、IMTグループの講師3名からそれぞれ、「大学や地域のイノベーションエコシステムにおけるインキュベーターの役割」、「光学部門におけるインキュベーション」、「インキュベーションの取組事例と学生の起業家精神」と題して、講演をいただきます。
 また、この愛知県側からは、名古屋大学から講師をお招きをし、愛知県における大学の取組として、東海地区10大学が連携して取り組んでいる起業家育成・教育プログラム「Tongali(とんがり)プロジェクト」について御紹介をいただきます。
 セミナーの後には、交流セッションを開催し、大学におけるアントレプレナー教育、大学間の人材交流や共同研究等について、登壇者と参加者による少人数のグループディスカッションを行います。
 スタートアップの創出に関して先進的な取組を行うIMT Atlantiqueの支援ノウハウを愛知県に取り込むとともに、同専門大学院と愛知県の大学との交流を促進することで、この地域のグローバルなスタートアップ・エコシステムの発展、イノベーション創出につなげていきたいと思います。
 IMT Atlantiqueの取組、専門大学院との交流、大学発のスタートアップ創出に関心のある大学関係者の皆様には、是非御参加をいただきたいと思っております。
 資料がありますが、3月16日の火曜日の午後5時から7時半、オンラインでありまして。
 裏面の2ページにですね、IMT Atlantiqueから3名の方の講演をいただいて、その後ですね、名古屋大学の小西先生からまた講演をいただいて、その後交流セッション、クロージングということでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
 定員は20名ということでございまして、英語でやっていただくということで、こういった形のですね、取組を地道に、着実にやっていきたいというふうに思っております。
 なお、3ページには、「IMT Atlantique」の概要と、「Tongaliプロジェクト」の概要ということでございます。
 ということで、こうした海外の先進地域との連携を通じてですね、スタートアップのエコシステムを導入し、そして促進をしていきたいというふうに思っております。
 このIMTというのはですね、13の大学院などから成る、高度な教育・研究に特化したフランスの工学・経営学校のグループで、グループ全体では1万2,300人の学生が在籍をしております。そして、IMT Atlantiqueはそのうちの三つのキャンパスを持って、2,300人、国籍70か国(の学生が在籍)ということでございまして、スタートアップを輩出している実績があるということで、一昨年のですね、2019年8月に、私がIMT Atlantiqueのレンヌの本部を訪問してですね、協定を結んできたということでございます。
 こういった形の取組をですね、着実に進めていきたいというふうに思っております。

(3)新型コロナウイルス感染症について
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html
 そして、続いてですね、今日の分は午後にまた御説明をいたしますが、今日の午前中の分ということで、昨日までの状況ということでございます。ですから、今日、現時点での状況でございます。
 まずはですね、お手元にありますこの資料でいきますと、まずは70歳台以上の方の割合は18パーセント。若干、じりじり上がってきているということでございます。そして、感染経路不明の方の割合は42.4パーセント。
 そして、重症・中等症の方の割合が11.7パーセント。これも、若干でありますが、じりっと上がっている感じですかね。
 そして3枚目が検査件数と陽性率ということで、最近は3パーセント、4パーセント、1パーセント台ということで、もう5パーセントをぐっと下回り、これはグリーンゾーンでございます。
 それから、4枚目は(感染)経路不明の方の割合。
 そして、最後が入院者の状況ということでございますが、これは昨日の夜時点ですから現時点でありますけれども、この週末からいいますとね、金曜日の夜の時点で390人、前の日から26人減って390人。400人を切りました。そして、390人、386人、そして373人ということでありまして。ですから、週末からすると43人減って373人ということでございます。ということでありますので、大分落ち着いてきているということでございます。
 そして、重症者は変わらずといいますか、重症者はもともとですね、(2月18日に)33人であったものがですね、4人減って29人ということであります。そして、中等症の方もぐっと減って、これも106人。愛知病院が変わらずといいますか、愛知病院も、これは(2月18日から)2人増えて27人ということです。
 そして、施設入所もぐっと減って、74人ということになりました。100人を切って74人。名古屋の東横INNが45人、豊川が8人、三河安城が21人ということです。
 そして、クラスターは新しいものはありませんが、四つ終息をいたしております。四つ終息をいたしておりまして、4Lのクラスターは、名古屋市内の医療機関20人ですね、これは1月8日からのやつが終息をしたと。続いて4S、蒲郡市の高齢者施設31人、これも1月からのものが終息をしたと。そして続いて5Aですね、これも1月の、これは名古屋市内の高齢者施設26人、1月からのクラスター。そして5L、これは1月末からで名古屋市内の高齢者施設15人。これら四つが終息をいたしております。
 そして名古屋市内の入院者は、市民の方の入院が133人、市外の方の入院が2人で、135人。大分これは少なくなってきております。そして、市外への入院が14人ということでございます。ですから合わせても150人ということでありますので、大分落ち着いてきて、減ってきているという状況でございます。
 ということでありますので、緊急事態宣言等についての取扱いについては、週末の数値を見てということを申し上げてまいりました。今日の午後ですね、今日の数値というのは御案内のように大体3時に集計ということでございますが。ですから、前の日の後半の部分と本日の午後一番といいますかね、2時、3時の分を集計をしてということでありますので、今日の午後の数値をですね、また今日3時40分かな、に御報告をさせていただきます。その折にですね、また状況を見て、その状況に対する認識等々についてまた御説明をさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 そしてもう一つですね、週末にワクチンのですね、状況等について様々に報道がなされておりました。金曜日にですね、私どものところに国の方から、3月1日の週と3月8日の週、2回に分けて全国で500箱出荷すると、供給する。そして愛知県には25、25の50箱という報告といいますかね、連絡が来ておりまして。ですから、どこにどれぐらい送ったらいいかというのを早く調整してちょうだいと、こういうことになっているわけでございますが。これについてもう既に報道されておりますが、合わせて50箱になりますと195バイアル。1箱195バイアルで、あの瓶ですね。そうすると9,750(バイアル)。1バイアル、1瓶で6回。6回でいいんだな、とりあえず。
【感染症対策局長】 5回ないしは6回になります。
【知事】 だから、6回でいくと5万8,500(回)。ということで報道されていますね、今のところね。ということでございます。
 そして、そういう形で私どもワクチンの接種体制、まずは医療機関は県がやると、調整するということになっておりますので、調整をどんどんしておりまして、2月中にはですね、ディープフリーザー、超低温冷凍庫がですね、国の国立病院関係で4病院、そして私どもで81病院ということで、85台行きますが。現時点でいわゆるそのディープフリーザーを擁して、その医療機関、そして地域の医療従事者への接種を行う「基本型接種施設」というところと、そこからさらにですね、冷蔵保管、冷蔵保管は5日間ですけれども、そこからさらに、ディープフリーザーを持っているところからまた供給してですね、そして打っていくというところ。そういう「連携型接種施設」ですね、その二つを指定をしてですね、準備を進めているところでございます。
 「基本型接種施設」は大体1,000人以上を接種する施設、「連携型接種施設」は100人以上を接種する施設ということで指定をして、今準備をするということになっておりまして、個別にそういう病院、医療機関と調整をいたしておりますが、「基本型接種施設」としては86の医療機関、「連携型接種施設」として219の医療機関とすることで今合意をいたしておりまして、そういう準備を今進めさせていただいているところでございます。
 着々と進めていきたいというふうに思っておりますが、いずれにしてもですね、愛知県内医療従事者、先般申し上げましたように27万2,000人ということで計算をし直して、積み上げてですね、積み上げて計算をし、国の方には報告をいたしておりますので、それまで国の方は人口掛ける3パーセントという、ちょっと粗い数値で試算ということで、それが23万人ということでありましたが、積み上げでいきますと27万2,000人ということでしておりますが。第1陣としては5万8,500。(1バイアルで)6回打って5万8,500ですから、ちょっと足らないということでございますので、それはですね、引き続きやはりしっかりと確保していただいてですね、供給していただくように、これは申し上げていきたいというふうに思っております。
 これはもちろん愛知県だけの話じゃありませんのでね。もちろん全国、ほぼほぼ人口比なのか医療従事者の数によるのかあれでありますが、そういった形で供給をされていくということに我々はしっかりと対応していきたい、というふうに思っております。
 なお、この5万8,500といいますか195バイアル。50箱、195バイアルですが、9,750バイアルをですね、どういうふうに供給していくかは、これはまた今調整しているところでございます。私どもの方でですね、基本的にはコロナ患者さんを受け入れていただいている重点医療機関等をまず最初にといいますかね、それは当然ですよね、やっぱりね。ですから、そういったところをまず優先的にといいますか、供給をして、そしてまず打っていただこうというふうに思っております。その供給計画を私どもの方でしっかりと、今の状況、実態を見て作っていきたいというか、今作っているところでございます。
 ということで、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 コロナの件で、午後にまた状況を説明させていただくというお話でしたけれど、現時点で例えば、午後に西村大臣とお話をする予定というのも何か決まっているんでしょうか。
【知事】 特に今のところ決まっているわけではありません。
 ただ、今日の午後3時過ぎ、3時半ぐらいには、昨日今日をトータルした数字が出ますので、週末の状況を見て、様々に判断をしていきたいということを先週から申し上げております。
 そういう中で、入院状況は400人を切ってですね、特に一番多かった720人を超えた状況からいたしますと、ほぼ半分ぐらいになったということもありますので、そうした点を認識をしながらですね、新規の感染者の状況、そして特に入院の状況はぐっとこう落ち着いてきているというところをですね、踏まえて、また午後、認識を申し上げたいというふうに思っております。

【質問】 今日の段階で何らか、今週末の解除という話をされる予定はあるということでしょうか。
【知事】 また午後、申し上げたいというふうに思っています。
 ということでありますので、今現段階ではですね、この愛知県の緊急事態宣言、国の緊急事態宣言の対象区域ということであります。宣言に基づく緊急事態措置を発動中ということでございますので、県民・事業者の皆様には、今しばらく引き続きですね、感染防止対策の徹底をお願いを申し上げたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
 いろいろ先週もですね、先週金曜日もですね、西村大臣とも話をさせていただいたということは申し上げましたが、やはり、国の方の専門家会合の皆様はやはり、新規感染者は減少しているけれども、やはりこの緊急事態宣言の間にも更にぐっと抑え込んでですね、この春3月に備えていきたいという御意見が多いということなので、慎重に判断をしたいというようなことは言っておられましたが。いずれにしても、よく協議をしていきましょうということでありますので、こうした今の私ども愛知県内の感染状況、そして入院状況、しっかりにらみながら適切に判断をしていきたいというふうに思っております。
 今日午後にね、またこの週末、昨日今日の検体を踏まえた数値が出てきますので、それを見て、適切に判断をしていきたいというふうに思っております。その段階で、その数値を見て、また認識を申し上げたいと思っております。

【質問】 同じくコロナの緊急事態宣言に関してなんですけれども、同じく宣言が発令されております岐阜県の側と、この間意見交換などは行っているんでしょうか。
【知事】  先週はお話をいたしましたが、なかなか岐阜県さんは慎重な感じですね、というふうに受け止めております。
 数値的には、愛知県よりも新規の感染者数も入院状況もですね、人口比でいっても少ないということ、低いということでありますが、やはり病院で大きなクラスターが発生をして、その対応が大変だということなので、そのこともあって、やはり非常に慎重な感じで受け止めさせていただいております。

【質問】 補足してなんですが、愛知県としては、岐阜県と足並みをそろえていくということに変わりはないんでしょうか。
【知事】 それはそうですね。やはり愛知・岐阜が、経済圏、生活圏としても一体だと、非常に近いということもあって、これまでもそうして、一体としてですね、やってきましたが、国の方もそうした、愛知・岐阜は一体ですねということでですね。そういう認識でおりますので、引き続き足並みをそろえていければというふうに思っております。

(2)愛知県知事解職請求に係る署名簿の不正疑惑について
【質問】 例のリコールの署名に不正が行われたということで、今日、高須院長が夕方会見されるということなんですけれども、段々その事態が明らかになりつつあるところもありまして。リコール事務局側から、いわゆる広告会社にアルバイトを集めて署名をするというような契約を交わされていたんじゃないかというようなことも取材の中で明らかになってきつつあります。こういった状況が明らかになってきていることに関して、知事としてどういうふうに見ていらっしゃるのか、受け止めをお願いします。
【知事】 この件ですね、九州、佐賀県においてアルバイトを集めて、延べ人数1,000人ですか、延べ人数1,000人、10日間にわたって愛知県から名簿を持ち込んでひたすら書き写しの作業をさせたということでありますね。それもお金を払ってですね。極めて悪質だと言わざるを得ないというふうに思っております。
 何となれば、一つは、まさに故意、悪意を持ってやっている。非常に強い偽造の意志が感じられる。それから組織的にやっている。そして、わざわざ愛知から遠く離れた九州、佐賀でやっている。それは見つからないようにやっている、いわゆる隠ぺいの意志があるというふうに思わざるを得ないと思いますね。悪意があり、組織的で隠ぺいの意志がある。極めて悪質ではないかというふうに思います。
 ですから、誰が何の目的でこんなことをしたのか。何の目的って、それは偽造の目的がそうなんでしょうけど。誰が指示して、誰のお金でやったのかということは、これは追及されなければいけないのではないでしょうか。
 偽造ということになれば、それはまさにですね、犯罪行為ですからね。法律違反であります。それもお金を払ってやったということでありますから、それは、指示をしてお金を払ったという方が、正にその実行犯そのものではないでしょうか。ですから、それが、事務局がそうした契約をしてお金を払ったという報道を私も接しておりますが、だとすれば、それが事実だとすれば、極めて悪質だと思います。
 私も報道で知ることしかありませんけれども、是非それはですね、事実関係を速やかに明らかにしていただいて、法と証拠に基づいて厳しく処断をしていただきたい、そういうふうに思っております。
 それと、やはり事実関係ですから、事実関係はやはり、これはもう捜査当局がどういう形で対応するかということだと思いますが、それはそれとして、やっぱりそれに関与した方々がね、これは事務局の方でしょうね。それは高須氏、田中氏、そして河村氏。やはりお三方が首謀者でありますから、やはりそのお三方がやはり事実関係を、こういうことであったということは明らかにする、私は責務があるのではないかというふうに考えます。まずは事実関係を明らかにしていただきたい。そのことを強く望みたいというふうに思います。