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スペシャルコラム

スペシャルコラム特別編 介護の日 特別番組 プレイバックレポート

小田井涼平さん
1971年生まれ。兵庫県出身。2002年「仮面ライダー龍騎」にて仮面ライダーゾルダ役で俳優デビュー。2007年から2022年まで歌謡コーラスグループ・純烈として活動し、NHK紅白歌合戦5年連続出場。卒業後は旅番組のロケで全国を飛び回り、地元の人たちと触れ合うレポーターを中心に、情報番組のコメンテーター・俳優など幅広く活動中。
星花あみさん
令和初の新正統派アイドルとして誕生した「アステリア」のメンバー。お菓子のテーマパーク「お菓子の城」とコラボレーションし、公式サイトや広告媒体でモデルを務める。テレビ番組や「名古屋まつり」などの地元のイベントに出演するほか、数々のテレビ番組エンディングテーマを担当。ユニット単独公演も行う。
音羽すずさん
2011年に結成され、2012年に「ナントカカントカ」でCDデビューしたアイドルユニット「ナト☆カン」のメンバー。24時間テレビや「名古屋まつり」に出演し、様々なメディアで取り上げられる。渋谷や名古屋のライブハウスでワンマンライブを開催し、大成功を収める。個人でも数々の番組に出演し、マルチに活動。

取材日:2024年9月18日

 愛知県では11月11日の「介護の日」にちなみ、介護に対する理解を深め、介護の仕事の魅力をより多くの方々に知っていただくため、特別番組「あいち介護の日2024 いい日いい日 介護の日」を11月2・3・9・10日に名古屋テレビで放送しました。今回は、名古屋市内の大学と介護施設で行われた番組収録に臨んだ出演者へのインタビューをお届けします。
◎番組はYouTube「愛知県・介護の魅力発信チャンネル」にてご覧いただけます。

介護を学ぶ大学生たちと実習に挑戦。特別養護老人ホームでは交流やテクノロジー機器などを体験

 タレントの小田井涼平さんと、地元アイドルの星花あみさん、音羽すずさんの3人が最初に訪れたのは、社会福祉学科のある学校法人同朋学園「同朋大学」。担当の先生に導かれ、介助のポイントや注意点などを聞き、大学生たちとともに実習の授業に臨みました。
 次に向かったのは、特別養護老人ホーム「アカデミックケアホーム太閤」です。2人の職員の方に介護職に就いた経緯、仕事内容、やりがいなどについてインタビューした後、施設に入居されている方たちの輪のなかに入り、レクリエーションを楽しみました。そして、介護の現場で活用されている機器を体験。ベッドに設置したセンサーで呼吸や心拍などを測定し、覚醒、起きあがり、離床などの状態を把握できるテクノロジー機器「眠りスキャン」について教えてもらったほか、寝た姿勢のまま入浴ができる浴槽でも、実際に専用のストレッチャーを操作してみました。

介護体験
番組収録を振り返って
番組収録を振り返って
小田井涼平さん
リアリティーのある授業が印象的。
若い世代のやる気を高める業界であってほしい

 介護施設を訪問した経験はこれまでにもありますが、大学は初めて。授業では、実践に近い現実味のある内容を教えていることを知りました。高齢者への声かけなど、先生が話していたことが実際に介護施設で活かされていて驚きましたね。もしも、大学での学びと現実がかけ離れていると、学生さんたちが介護職に就いたときにがっかりしたり、場合によっては離職したりといった状況につながりかねません。そうならないようにリアリティーを大切にしているのだと思います。学生さんたちは「おばあちゃんやおじいちゃんが好き」「笑顔を見たい」と話していて、その延長線上として血縁と関わりなく高齢者のケアをしたいという強い思いを持っていました。こうした前向きな若い人たちが向かおうとしているのが介護業界なんだと実感しましたね。
 特別養護老人ホームでは、撮影していないときも介護職員さんたちは入居者さん一人ひとりの横について声をかけ、丁寧にケアしている姿が印象的でした。おそらくこれはいつもの光景で、心の通った良い施設だと感じましたね。
 収録を通して、様々な背景や事情を持つ介護職の方々の人間模様を垣間見ることができ、皆さんが生きがいを持って取り組んでいることが伝わってきました。職業選択の試行錯誤も人生の肥やしであり、生き方を豊かにしてくれるもの。経験に学び、やりがいある仕事をしている職員の方々を素晴らしいと思いました。
 今後は業界全体がより働きやすい環境が整っていくといいですよね。最新技術の導入だったり、コミュニケーションの取り方だったり、職場の方針だったりが、若い世代の価値観にいかに近づくかが重要ではないでしょうか。今、大学や専門学校などで学んでいる人たちの意欲を損なわず、個性や力を伸ばす方向に進んでほしいです。

介護体験
星花あみさん、音羽すずさん
笑顔になってほしい思いは同じ!
気を配ることは多いけど、やりがいのある仕事

星花あみさん

 ふだんは立ったり座ったりする動作を無意識にしていますが、大学での実習を通して、介護の場では体の状態に意識を向けることが不可欠で、相手に声をかけるのも大切なんだと学びました。学生さんたちが高齢の方を「笑顔にしたい」と話しているのを聞き、アイドルの仕事にも通じるところがあると親近感がわきました。
 初めて訪れた介護施設は温かい雰囲気だなというのが第一印象です。介護の仕事には力が必要で大変なイメージがありましたが、便利な機器を取り入れてラクに動かせる工夫もされ、私にもできそう!と思いました。こちらが動くことで、笑顔になってくれたり、ありがとうって言ってもらえたり。そんなやりがいのある仕事だということも分かりました。
 日常生活でも活かせることを教えてもらったので、これからはおじいちゃんやおばあちゃんなど身近な高齢の人のためにできることをしてみたいと思います。

音羽すずさん

 学生さんたちの話を聞いて、それぞれの経験から介護職を目指そうとしている熱意や意志がすごい!と感じました。一緒に受けた実習では、高齢の方たちは体の状態によって座ることが難しい場合もあり、動作一つひとつに気をつけなくてはいけない点があることを知りました。
 介護施設ではいろいろな体験をさせてもらったなか、驚いたのが技術の進化です。「眠りスキャン」は入居されている方々の睡眠状態をデータ化して把握することで、介護の仕事を手助けしているのだと分かりました。また、レクリエーションは和気あいあいとして楽しいものでした。レクリエーションで入居者さんが笑ってくれたらうれしくて、こういう喜びがこの仕事のやりがいにつながっているのではないかと思います。私は「人を笑顔にしたい」とアイドルの仕事を始めたので、介護職の方と重なる部分もあって、介護の奥深さを感じてもっと知りたくなりました。

社会福祉法人 貴和会 特別養護老人ホーム アカデミックケアホーム太閤
社会福祉法人 貴和会 特別養護老人ホーム アカデミックケアホーム太閤
社会福祉法人 貴和会 特別養護老人ホーム アカデミックケアホーム太閤

住み慣れた環境をできる限り再現し、“あたりまえ”の生活の提供に努めている介護老人福祉施設です。看護24時間常駐体制を採用し、看護師が日々の健康管理や服薬管理などの医療面をサポート。最新のICT機材を活用することで、入居されている方の生活リズムや暮らしを見守ります。また、生活の基本を大切に考え、食材の食感、香り、風味を活かしつつ咀嚼しやすく工夫したソフト食で食生活を支えます。同じ施設内に小規模多機能型居宅介護施設も併設しています。

問い合わせ先:特別養護老人ホーム アカデミックケアホーム太閤
愛知県名古屋市中村区日吉町22番地の2

TEL:052-526-2300

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