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働く人のゴカイ インタビュー

働く前まで全く興味のなかった介護の仕事 グループホームでやりがいと楽しさに気付く 介護職員 渡邉恵美さん(24) メディカル・ケア・サービス東海株式会社 愛の家グループホーム安城今本町 介護職員初任者研修

取材:2018年3月6日

IT企業志望から関心のなかった介護職へ

 私は情報系の専門学校に通っていたこともあってIT関連企業への就職を志望していました。就職活動で企業展に行った際、今の会社のブースがあり、声を掛けられて話を聞いたのが介護の仕事を始めたきっかけです。
 声を掛けられたとき、一旦はお断りしたのですが、「おじいちゃん、おばあちゃんは好きですか?」と聞かれ「好きです」と答えたところ、それだけでいいから話を聞いてみませんかと言われました。ブースで介護のエピソードや認知症の方との関わり方などのお話を聞いて興味を抱き、受けるだけでも受けてみることにしました。元々おじいちゃん、おばあちゃんと同居していたのでお年寄りが好きで話しやすかったということもあったと思います。
 うちの会社は無資格でも入れますが、入社までに介護のことを勉強しておきたくて専門学校に通いながら介護職員初任者研修の資格を取り、入社と同時にこのグループホームに配属になって4年目です。

思っていた以上に楽しく創造的な介護の仕事

 グループホームで働き始めて一番難しかったのは声掛けと言葉遣いです。施設によって敬語やお客さまの呼び方などに差はあると思いますが、ここにいらっしゃる方はお客さまであることを忘れてはいけません。敬語に慣れていなかったせいもあって1年目は難しかったです。

渡邉恵美さん

 でも介護の仕事は思っていた以上に楽しいというのが一番の感想です。夜勤のときに私が事務仕事をしていると「大丈夫?」と声を掛けて心配してくれる方もいます。中には帰宅願望の強い方がいらっしゃって「迎えはいつ来るの?」と聞かれることもありますが、そういう方の不安を少しでも取り除いてあげたいです。話をしたり楽しいことを一緒にやって笑顔が増えると、やって良かったと思いますし、「ありがとう」と言われると「こちらこそありがとうございます」という気持ちになります。
 お風呂になかなか入ってくれない方がいらっしゃるのですが、どうやったら入ってくれるかな?と誘い方を工夫したり考えたりするのも楽しいですし、それで入ってくれたら嬉しいです 。

家族のように一緒に暮らすグループホーム

 私は今後もグループホームで働きたいです。理由は会話ができるから。グループホームは業務というよりお客さまと一緒に生活します。洗濯もお客さまとやってご飯もお客さまと作る、掃除もお客さまと一緒にします。家族のように一緒に暮らしているから笑顔もたくさん見られる。それがグループホームの良いところだと思います。

渡邉恵美さん

 私はずっとお客さまと一緒の現場にいたいので、リーダーやホーム長になりたいという希望は今のところ無いのですが、介護の仕事は意欲があればスキルアップもできますし資格も取っていけばお給料にも反映されます。友だちとくらべても特に給料が安いとは感じません。私も利用者さんがもしものときにしっかりとした対応ができるように、介護福祉士の資格は近いうちに取りたいと思っています。
 介護の仕事に就くかどうか迷っている方がいらっしゃったら、とりあえずやってみて!と言いたいです。やってみて自分に合わないと思ったら転職してもいい。とにかく挑戦してみて介護の仕事の楽しさを知っていただきたいです 。

愛の家グループホーム安城今本町
特別養護老人ホーム岩倉一期一会荘 花むすび

愛の家グループホーム安城今本町は安城市北部にあるグループホームで、ご利用者さまとご家族さまにとって心温まる支援に努めています。近隣には喫茶店やコンビニなどがあり気軽に職員と買い物や外食に出掛けられる環境です。職種を超えて多職種(医療、動物介在療法、音楽療法など)が連携し、ご利用者さまに楽しみを提供できるよう取り組んでいます。

問い合わせ先:愛の家グループホーム安城今本町
(メディカル・ケア・サービス東海株式会社)

愛知県安城市今本町4-5-13

TEL:0566-96-2180

FAX:0566-96-2181

URL:http://mcs-ainoie.com/gh209.html

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