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働く人のゴカイ インタビュー

仕事も家族との時間も、どちらも満足度高し 介護職員 松岡正彰さん 医療法人 メディライフ 半田中央病院  回復期リハビリテーション病棟 副主任 介護福祉士

取材:2019年7月2日

家族との時間がしっかり取れる幸せ

 介護の仕事に就こうと思ったのは、祖父や祖母が好きだったという、実はありがちなきっかけで、接客業や営業職などの異業種を経験してからの転職です。転職を決意したときには30歳を過ぎていて、資格も持っていませんでしたが、介護の仕事への興味が勝っていました。これは今思うと、大学時代の経験からなのかもしれません。経済学部で学びつつも、社会福祉学部の講義に興味がありよく聴講していたので、その時のことが頭の片隅に残っていたのでしょう。転職活動を始めるにあたり、待遇面などの不安はありましたが、介護の仕事をやってみたい気持ちを大切にしたかったのです。
 介護職としては10年目になりました。入職後に職場結婚をし、2人の子どもにも恵まれた今、金銭的なこと以上に心の充実を感じています。他業種で働く同世代の友人たちからは、残業が多く家族との時間が作れないとよく聞きますが、私の職場では休みもしっかり取れて家族と過ごせるという面では、友人たちとは逆のワークライフバランス。家族を持ったことで、あらためてこの仕事に就いて良かったと思っています。

知識を更新し、考える力を養うことがやりがいに直結

 リハビリテーション病院の当院では、私たち介護福祉士は医師や、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーなどの多職種と、チームとなって患者さんをサポートします。介護福祉士が患者さんの主担当を持つこともあり、医療的なことは看護師に、リハビリテーションに関することはセラピストにアドバイスを求めるなど、こちらから積極的に連携しています。一方で介護に関することは私たちの意見を尊重してくれるので、職種間で垣根なく、誇りを持って働くことができています。

松岡正彰さん

 ここでは全ての職種が、患者さんの生活再建という同じ目標に向かっています。介護職もいろいろな知識を身に付け、患者さんが笑顔で退院できるまでを考えたケアが求められますが、それらを経験すること自体やりがいに他なりません。

介護の仕事は、やってみたい気持ちが大事

 私の場合、「無資格・未経験でも介護の仕事をやってみたい」という気持ちがあった中での転職でした。同じようにただやってみたい、興味はあるなど、少しでも介護の仕事に意識が向いている、向いたことがあるならば、その気持ちを大事にしてほしいです。

松岡正彰さん

 介護職が「人と関わる仕事」なのは言わずもがなですが、関わる相手のほとんどが高齢者となると、癒やされる瞬間や人生の勉強になることが思っている以上にあります。確かなのは、この仕事は年数を追うごとにハマっていける仕事だということ。続けているうちに意欲ややりがいが湧いてくるので、思い切ってこの業界に飛び込んでみてください。「今の仕事は残業に追われて家族と過ごす時間がない」と感じている人もいかがですか。

半田中央病院
半田中央病院

医療法人「メディライフ」が運営する回復期リハビリテーション病院。2019年4月に知多リハビリテーション病院から改称。常勤として総合診療医が加わり、子供から高齢者の方までプライマリ・ケアを提供しています。また新たに在宅診療を始め、ますます地域に密着した医療を行う生活拠点病院として役割を担っています。回復期病棟では、看護師だけではなく介護福祉士が多数在籍しており、患者様の入院から退院までを担当し大変活躍しています。院内託児を備えるなど、職員の働く環境整備にも積極的に取り組んでいます。

問い合わせ先:医療法人メディライフ 半田中央病院
愛知県半田市有脇町13-101

TEL:0569-20-2210

FAX:0569-20-2212

URL:https://medi-life.jp/

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