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お役立ち用語集

あ行

【アセスメント】あせすめんと

利用者とその家族の方との面談などから、利用者が抱えている課題(ニーズ)を見つけ、どのようなサービスや支援が解決につながるか、計画をたてるための情報収集をすること。

【移乗】いじょう

ベッドから車椅子、車椅子からトイレの便器など、利用者の体を移す動作のこと

【胃ろう】いろう

口から食事をとることが難しい場合に、胃へ直接食べ物や水分、薬など栄養を入れるための穴を開ける処理。また、その穴のこと

【ADL】えーでぃーえる

一般的には『日常生活動作』と訳され、食事や排泄、着脱衣、入浴、移動など毎日の生活を送るための基本的な動作のこと

【エビデンス】えびでんす

根拠、科学的根拠のこと

【MSW】えむえすだぶりゅ

医療ソーシャルワーカー。病院などの医療施設で働いている。社会福祉の立場から患者や家族の経済的、社会的、心理的な不安や問題の相談に乗る

【嚥下】えんげ

食べ物や飲み物など口に入れたものをごくんと飲み込む動作

か行

【臥位】がい

寝ている状態の姿勢のこと

【介護記録】かいごきろく

介護事業所が介護業務を行う中で、利用者一人ひとりの介護の内容、体調などの変化、状況などを記録したもの。職員や医療関係者などで共有し状態を把握するために利用する

【介護老人福祉施設】かいごろうじんふくししせつ

要介護で在宅での介護が難しい方が利用する福祉施設。特別養護老人ホームのこと

【介護老人保健施設】かいごろうじんほけんしせつ

自立した自宅での生活に向けて、医師による医学的管理のもとリハビリテーションから日常生活までの介護サービスを受けられる施設

【回想法】かいそうほう

昔の生活道具や写真などを見たり、音楽を聴いたりして懐かしい思い出や出来事などを話し合うこと。「楽しい」などの感情を思い出すことから、認知機能の改善にもつながるといわれている

【喀痰】かくたん

たんを吐くこと。またそのたんのこと

【患側】かんそく

体の中で麻痺や障害がある側を指す。⇔健側(けんそく)

【機械浴】きかいよく

特殊な浴槽を使って、体に障害や拘縮(こうしゅく)があって座位や歩行が困難な方がストレッチャーや車椅子のままお風呂に入ること

【きざみ食】きざみしょく

食べ物を噛み砕く力が弱い人のために食べ物を小さく刻んで食べやすくした食事

【仰臥位】ぎょうがい

仰向けで寝ている姿勢のこと

【居宅介護支援事業所】きょたくかいごしえんじぎょうしょ

要介護の認定を受けた人や、そのご家族が適切な介護サービスを受けられるように要望を聞きながらケアプランの作成や見直しを行う事業所

【グループホーム】ぐるーぷほーむ

認知症の方が少人数で専門のスタッフから家族的な介護を受けながら暮らす施設。介護スタッフと共同生活を送ることで、認知症の進行を緩やかにする目的もある

【ケアカンファレンス】けあかんふぁれんす

より良いサービスを提供するため、ケアプランを作成する際にケアマネジャー、サービス事業者、利用者本人やその家族などが集まって話し合う会議

【ケアプラン】けあぷらん

要支援、要介護の認定を受けた被保険者が介護サービスを利用する際、適切なサービスを受けられるように、ケアマネジャーが中心となって作成するサービスの利用計画

【経管栄養】けいかんえいよう

口から食事をとることが困難になった場合に、胃や腸に管(チューブ・カテーテル)を通し、直接栄養剤を入れる方法

【ケースワーカー】けーすわーかー

福祉の専門家として病人や身体障害を抱えている家族、一人暮らしの高齢者など様々な理由により地域で福祉サービスを必要としている人に社会福祉の立場から相談や助言を行い支援する人

【言語聴覚士(ST)】げんごちょうかくし

病気やケガなどによって、ことばによるコミュニケーションに問題がある人に対し、言語訓練などのリハビリテーションの専門職

【健側】けんそく

体の中で麻痺や障害を受けていない側を指す。⇔患側(かんそく)

【後期高齢者】こうきこうれいしゃ

75歳以上の高齢者のこと

【口腔ケア】こうくうけあ

口の中を清潔に保つために手入れを行うこと。歯磨きのように掃除を目的としたものと、嚥下のリハビリのように機能訓練を目的としたものがある。誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の予防にもなる大切なケア

【拘縮】こうしゅく

関節が硬くなり、動かせる範囲が限られ、動きが悪くなる状態

【誤嚥】ごえん

食べ物や飲み物を誤ってのみこみ、本来なら食道に入るはずが気管に入ってしまうこと

さ行

【サービス付き高齢者向け住宅】さーびすつきこうれいしゃ

安否確認や生活相談などのサービスが提供される高齢者向けのバリアフリーの賃貸住宅のこと

【作業療法士(OT)】さぎょうりょうほうし

病気やケガなどが原因で身体や精神に障害や不自由さを抱える人に対し、日常の動作や活動の作業を通じて訓練や指導をするリハビリテーションの専門職

【サマリー】さまりー

介護サービスを受けている人の経過や必要な介護などの情報がまとめられている文書のこと

【残存機能】ざんぞんきのう

障害や老化などの影響を受けた機能以外の活用することができる残された機能。利用者が自分でできること

【失禁】しっきん

自分の意思とは関係なく、尿や便をもらしてしまうこと

【ショートステイ】しょーとすてい

要介護者や要支援者が施設に短期間入所して日常のお世話やリハビリなどのサービスを受けること。在宅で介護をする家族の精神的・肉体的負担の軽減や病気や冠婚葬祭の際に利用できるサービス(短期入所生活介護、短期入所療養介護)

【褥瘡】じょくそう

床ずれ。同じ体制での長期間にわたる寝たきり等で、体重で圧迫されている場所の血液や栄養が通わなくなり、皮膚の一部が死んでしまうこと

【ストーマ】すとーま

手術によって腹部に新しく作られた便や尿の排泄口。人工肛門や人工膀胱などの種類がある

【ストレッチャー】すとれっちゃー

人を寝かせた状態のまま運ぶことができる器具。車輪のついた簡易ベッド

【清拭】せいしき

身体を拭くことで清潔を保つ方法。入浴やシャワー浴ができない人に行う

【せん妄】せんもう

意識障害に加え、錯覚や幻覚、異常な行動や言動、興奮などが一時的にみられる状態

【側臥位】そくがい

横向きに寝ている姿勢のこと

た行

【ターミナルケア】たーみなるけあ

終末期の医療や看護、介護のこと。余命わずかと診断された人に対し、延命治療中心ではなく、身体的・精神的苦痛を軽くして、残された人生をその人らしく生きられるよう援助を行うこと

【体位変換】たいいへんかん

自分で体位を変えることができない人の体位を変換すること。床ずれや血行障害、感覚麻痺などを防ぐために行う

【脱健着患】だっけんちゃくかん

身体に麻痺がある方の衣服の着脱法。服を脱ぐときは健側(麻痺のない方)から脱いで、着るときは患側(麻痺のある方)から着るという順序

【端座位(たんざい)】たんざい

ベッドの端などに両下肢を垂らして腰かけた姿勢のこと

【チアノーゼ】ちあのーぜ

血液中の酸素量(酸素飽和度)が低下し、皮膚や唇、爪などが青紫色になる状態

【地域包括ケアケアシステム】ちいきほうかつけあしすてむ

高齢者ができる限り、住み慣れた地域で日常生活を営むことができるよう、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援のザービスを一体的に提供される仕組み

【地域包括支援センター】ちいきほうかつしえんせんたー

高齢者が住み慣れた地域で安心して日常生活を送ることができるよう、必要な支援を行うことを目的として、市町村に設置された中核となる機関

【通所リハビリテーション(デイケア)】つうしょりはびり

自宅で介護を必要とする人が、自分で生活できるようリハビリを中心としたサービスを受けるために通う施設

【とろみ食】とろみしょく

食べ物や薬を噛んだり、飲み込んだりすることが難しい人のために、食べやすく食べ物に片栗粉やくず粉、増粘剤などでトロミ(粘性)をつけた介護食。

は行

【PTSD】ぴーてぃーえすでぃー

心的外傷後ストレス障害。死を意識するような怖い体験や深刻な怪我を負うなど、精神的衝撃の強い体験をしてしまった場合に、過去の体験が現在も続いているかのように心理的に不安定になってしまうこと

【複臥位】ふくがい

うつ伏せの状態で寝ている姿勢のこと

【ホームヘルパー】ほーむへるぱー

訪問介護員。利用者の自宅を訪問し、食事、排泄、入浴など利用者の生活を支える介助のサービスを提供する仕事に就く人

【ボディメカニクス】ぼでぃめかにくす

解剖学・生理学・力学などを活用して、身体の運動機能や構造のメカニズムを考え、介助する人、介助を受ける人の身体の負担を減らす介護技術

ま行

【看取り介護】みとりかいご

施設などで終末期の利用者の身体的・精神的な負担を軽くして、利用者本人の意思を尊重し、尊厳に配慮しながら医療・看護・介護を行うこと

【モニタリング】もにたりんぐ

介護サービスなどの開始後、サービスや支援が目標に沿った形で進められているか、状況・効果を確認し、把握すること。介護支援専門員は少なくとも月に1回は利用者の自宅を訪問するなどして行う必要がある

や行

【有料老人ホーム】ゆうりょうりょうじんほーむ

食事や介護、家事や健康管理などのサービスが付いた高齢者の住まい。ホームの種類は介護付、住宅型、健康型などがある

【ユニットケア】ゆにっとけあ

施設において、居室をいくつかのグループに分けて一つのユニット(生活単位)とし、少人数かつ家庭的な雰囲気の中で日常生活を送れるよう配慮されたケアサービスのこと

【ユニバーサルデザイン】ゆにばーさるでざいん

バリアフリーが高齢者や障害者に配慮した物や施設であるのに対し、子どもから大人まですべての人が使いやすいように設計された物や施設、そのデザイン

【要介護認定】ようかいごにんてい

介護保険制度において、サービスを希望する人が要介護状態(身体や精神に障害があるために常に介護を必要とする状態)にあるかどうか、またどれくらい必要か、判定を受けること

【要支援認定】ようしえんにんてい

判定を受けることは要介護認定と同様であるが、予防給付(要介護状態にならないよう予防するためのサービスの提供)を希望する人が、要支援者(介護は必要でないものの、日常生活に不便をきたしている人)に該当するか、またその状態区分の判定をうけること

ら行

【理学療法士(PT)】りがくりょうほうし

病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した人に対し、運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を使って支援するリハビリテーションの専門職

【離床】りしょう

ベッドや布団での臥位(がい・寝ている)の状態で一定期間過ごした人が徐々に離れて生活範囲を拡大していくこと

【レクリエーション】れくりえーしょん

介護施設などで行う、楽しみながら身体機能の維持や向上、脳やコミュニケーションの活性化を図るほか、生きがいの創出を行う活動の一つ

【レスパイトケア】れすぱいとけあ

在宅で要介護状態の人をケアしている家族が一時的に介護から解放され、心身の疲れを回復し一息つけるようにする支援のこと。ショートステイやデイサービスなどを利用すること
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