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I 計画の基本的な考え方
愛知県では、次世代育成支援対策推進法の目的・基本理念である「次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、かつ、育成される」社会、そして「家庭において、子育ての意義についての理解が深められ、かつ、子育てに伴う喜びが実感される」社会を実現するため、次のような基本目標を設定します。
[ 基本目標 ]
子育て家庭・子育ち過程を社会全体で支える仕組みの構築
愛知県では、次世代育成支援においては、「育児」、「教育」及び「子育て環境」の3つが重要な要素となると考えています。
・育児 … 子育て家庭(ファミリー)における重要な要素
・教育 … 子育ち過程(プロセス)における重要な要素
・子育て環境 … 子育てと子育ちを取り巻くものとしての重要な要素
また、3つの重要な要素は、大きく分けて次の要素から構成されていると考えています。
・育児を構成する要素 … 妊娠・出産・子育て
・教育を構成する要素 … 幼児に対する教育・児童に対する教育・思春期の子どもに対する教育・
次代の親としての教育
・子育て環境を構成する要素 … 家庭・学校・地域・職場・街
この3つの重要な要素への取組が、次世代育成支援対策であり、愛知県では、「育児(妊娠・出産・
子育て)」と「教育(幼児・児童・思春期の子ども・次代の親)」という横糸と「子育て環境(家庭・
学校・地域・職場・街)」という縦糸を編みこんで、1枚の布《社会》を織り上げていくことをイメ
ージしています。
しかし、いくら縦糸と横糸を編みこんでも隙間があるようでは、完成した布とは言えません。
そこで、この隙間を埋めること《連携の強化》も大切となってきます。
愛知県では、「育児」、「教育」、「子育て環境」の3つの重要な要素への取組に、4つ目の取組とし
て「連携の強化」を加えて、丈夫な1枚の布《社会》を織り上げる《構築する》こととします。
[ 4つの取組 ]
I 次代の社会を担う子どもの健康の確保と福祉の充実
II 次代を見据えた教育の推進
III 安全で安心できる子育て環境の整備
IV 着実な子育て支援のための連携の強化
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