- 性別役割分担意識の払拭について理解を深め、男性も女性も共にその能力や経験を生かしながら職業生活と家庭生活を両立させることのできる男女共同参画社会づくりを推進するため、取組や啓発を継続して行うことが必要です。
- 男女が互いに協力して家庭を築き、子どもを産み育てることの意義などを学習するうえで中心的な役割を果たしている「家庭科」、「技術・家庭科」において、保育体験学習の充実や乳幼児を持つ地域の人々を学校に招いて具体的・実際的な授業を行うなど指導方法の工夫改善が必要です。
- 愛知県男女共同参画推進条例及びあいち男女共同参画プラン21に基づき、家庭や地域、職場における男女の固定的な役割分担意識をなくし、男性も女性も、職業人として家庭人としての能力を開発し、安心して子どもを生み育てることができる、男女共同参画社会の実現をめざした取組や啓発を進めていきます。
- 新学習指導要領の趣旨を踏まえ、中学校の特別活動や高等学校の家庭科、公民科等において、男女が協力して家庭を築くこと及び子どもを育てることの重要性について、指導の充実に努めていきます。
- 学校における男女混合名簿の導入について、市町村教育委員会へ働きかけるなど、それぞれの学校の実情に合わせた導入の拡大を図っていきます。
- あいち男女共同参画プラン21を着実に実施し、男女共同参画社会の実現に向けた取組や啓発を、引き続き推進していきます。
平成17年度においては、「2005男女共同参画フォーラムinあいち」、「はがき1枚からの男女共同参画」、「本音トーク」等の啓発事業を実施します。
- 男女平等教育については、引き続き指導の充実に努めていきます。
- 小中学校における男女混合名簿の導入については、市町村教育委員会へ働きかけるなど、引き続き拡大していきます。
また、県立高等学校における男女混合名簿の導入については、引き続き拡大を図っていきます。
項目 |
実施主体 |
現状 |
平成21年度までの目標 |
男女混合名簿導入の
推進(小中学校)
|
県教育
委員会
市町村教
育委員会
|
小学校:266校
中学校: 43校
|
引き続き拡大 |
男女混合名簿導入の
推進(県立高等学校)
|
県教育
委員会
|
33校 |
引き続き拡大 |
【
男女共同参画
】
「男女共同参画」とは、男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって家庭、地域、学校、職場その他の社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うことを言います。