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情報技術区分採用(警察官)
情報技術区分採用とは

高度な情報処理技術をもって、サイバー空間における犯罪の捜査や抑止対策、情報機器の解析等を行う「サイバー捜査官」としての業務に従事する警察官の採用区分です。
昨今におけるサイバー空間は社会生活やビジネス等に深く浸透し、社会インフラといっても過言ではなく、その反面、サイバー技術を悪用した脅威も、非常に深刻な情勢です。
サイバー空間の治安を守るサイバー捜査官は、サイバーセキュリティのプロフェッショナルともいえ、今後の社会において極めて重要な役割を果たす、なくてはならない存在なのです。
情報技術の知識を生かした業務の具体例
【サイバー犯罪対策】
- サイバー犯罪の捜査
- サイバーセキュリティ対策
- 情報通信技術に関する調査・研究 等
【情報通信機器の解析】
- 押収した証拠品(パソコン、スマートフォンなど)の解析 等
【情報管理】
- 警察情報システムの開発及び運用管理
- 情報セキュリティ管理 等
試験内容
試験内容は変更する可能性があります。必ず受験案内をご確認ください。
第1次試験の教養試験・論文試験に加え、情報技術に関する知識を問うための専門試験(全30問記述式)があります。
専門試験では、ハードウェア・ソフトウェア全般、通信ネットワーク、情報セキュリティ等の情報技術に関する知識が問われます。
第一志望を「情報技術区分」、第二志望を「一般区分」とすることで併願受験も可能です。
受験資格に情報処理技術関係の国家資格取得・職歴を要しません。
| 出題分野 | 問題数 | 出題形式 | 回答時間 |
| ハードウエア、ソフトウエア全般、通信ネットワーク、情報セキュリティ 等 | 30題 | 記述式 | 80分 |
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回答を見てみよう! |
試験日程
令和7年度試験日程(受付終了のため参考としてください。)
情報技術区分採用の研修制度とキャリア
一流のサイバー捜査官へとキャリアアップしていただくため、キャリアパスを管理し、 サイバー関連の専門性の高い業務に従事し経験を積みます。さらには警察部内の教養や先進企業における派遣型のハンズオン研修、大学講義の受講などの充実した研修制度で、最先端の知識と技能を身に付ける環境が整っております。
現在、愛知県警察で活躍する情報技術区分採用者も、大学で情報系を学んでいたり、 プログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニア等の経験者であるなど出身は様々です。
さらに、警察には昇任制度があるため、実力次第で上位の階級・役職にキャリアアップすることができます。

キャリアアップの一例

先輩情報技術区分採用者の紹介
平成17年2月採用 情報技術戦略課勤務 警部

Q1 情報技術区分採用の警察官を志望した理由を教えてください。
愛知県警察に情報技術区分の採用があることを調べて知り、情報技術に長けた警察官になることに、底知れない魅力を感じて志望しました。
Q2 現在の仕事内容を教えてください。
サイバーに関する警察官向けの教養、研修などを担当しています。
情報通信技術の発達や社会のデジタル化の進展により、情報技術やサイバー犯罪の捜査・被害防止対策などに関して、警察官全体が常にレベルアップしていく必要があるため、常に内容、手法を刷新しながら、効果的な教養、 研修がなされるように尽力しています。
Q3 情報技術区分採用の魅力について教えてください。
情報技術は、サイバー犯罪の捜査、被害防止対策のほか、あらゆる部門で必要とされているので、活躍の場が非常に多いと感じています。
警察特有のスキルを求められることも多いところ、そのためのスキルアップの機会も様々設けられているため、常にスキルアップしながら、新しいことに挑戦していけることが大きな魅力となっています。
Q4 情報技術区分採用の警察官を志望する方へのメッセージをお願いします。
情報技術を悪用した犯罪に対し、その仕組みを解明し、被害防止対策を打ち立てたり、 匿名性を打破して犯人を特定したりと、警察官にしかできない仕事も多く、その達成感は何ものにも代えがたいものがあります。
活躍の場も多く、専用のキャリアパスが組まれているほか、幹部を目指してキャリアアップを図ることも可能ですので、希望をもって情報技術採用区分の警察官を目指していただければと思います。
平成31年4月採用 情報技術戦略課勤務 巡査部長

Q1 情報技術区分採用の警察官を志望した理由を教えてください。
今後、より深刻かつ多様化するサイバー犯罪に対して対処する仕事に就きたいと考えていたところ、愛知県警察の情報技術区分採用のことを知り、これだと思い志望しました。
Q2 現在の仕事内容を教えてください。
現場の警察官へデジタルフォレンジックに関して助言や指導を行う係で、愛知県警察全体のサイバー捜査能力の向上を推し進めています。
また、サイバー犯罪捜査などの現場支援や押収したパソコン・スマートフォンなどの解析も担当しています。
多くの証拠品を解析しますが、一つとして同じ解析は無く、犯罪の確たる痕跡を発見した時には達成感を感じるとてもやりがいのある仕事です。
Q3 情報技術区分採用の魅力について教えてください。
情報技術区分採用者は、キャリアパスが充実しているので、早い段階で専門的な業務に携わることができます。
また、警察官として必要なデジタルフォレンジックについての教養も充実しており、専門的な捜査手法を身につけることができます。
Q4 情報技術区分採用の警察官を志望する方へのメッセージをお願いします。
情報技術が発展した昨今、情報技術が関与しない犯罪は存在しないといっても過言ではありません。
物言わぬ機械から、情報を聞き出すことが私たちの仕事です。
しかし、情報技術は日々進化するため、とても一人ではすべての知識を身につけることはできません。
私たちは相互補完して、組織としてサイバー犯罪に立ち向かっており、多様な人材が愛知県警察には必要です。
ぜひ、情報技術区分採用の警察官として私たちとともにサイバー犯罪に立ち向かっていきましょう。
令和2年4月採用 情報管理課勤務 巡査長

Q1 情報技術区分採用の警察官を志望した理由を教えてください。
子供のころからパソコンを使うことが好きで、情報系の大学に進学しました。
大学で学んだ知識を活かし、興味のある分野で働けると思い情報技術区分採用のある愛知県警察を志望しました。
Q2 現在の仕事内容を教えてください。
犯罪捜査や拾得物の受理など、警察業務の中で使用するシステムの開発や管理を行っています。
自分が手がけたシステムが愛知県警察の業務で実際に使われるという実感と達成感があります。
Q3 情報技術区分採用の魅力について教えてください。
キャリアパスとして成長のステップが用意されているため、自分のやりたいことが見つけやすく、希望する部署にも進みやすいところが魅力だと感じています。
Q4 情報技術区分採用の警察官を志望する方へのメッセージをお願いします。
システム開発は犯罪捜査に直接関わることはありませんが、警察の業務を効率的に進めるために欠かせない重要な役割を担っています。
研修もあり配属後にスキルアップすることも可能なため、まずはパソコンが好きという気持ちからでも安心して挑戦してみてください。
よくある質問
Q1 情報技術区分採用者の配属先と業務内容について教えてください。
主な配属先としては、情報技術戦略課、サイバー犯罪対策課、情報管理課、警察署などが挙げられます。
業務内容は、
・不正アクセスなどのサイバー犯罪やネットワーク利用犯罪の捜査
・サイバー関連の知識を活かした他部門への支援
・証拠品であるPCやスマートフォンなどの解析・分析
・職員へのサイバー教養
・捜査支援や業務効率化のためのツール開発
・一般的な犯罪捜査や書類作成
など、サイバー関連業務を主として多岐にわたります。
また、サイバー犯罪は広域性があることから、全国にわたる捜査や他都道府県警察との合同捜査に従事する場合もあります。
Q2 業務ではどのような知識が必要になりますか?
セキュリティ、ネットワーク、データベース等の専門的な知識はもとより、法律に関する知識など幅広い知識が必要となりますが、警察部内の教養や民間企業のハンズオン講習、大学講義の受講など、研修制度が充実しているので、高度な知識技能を採用後に身に付けることができます。
Q3 採用後の流れについて教えてください。
採用後は警察官としての基礎を学ぶため警察学校へ入校し、卒業後は警察署へ配属され、交番で職場実習を行うことになります。ここまでは、一般区分の警察官と同じです。
情報技術区分採用者は交番での実習期間を短縮し、早い段階から解析部門や捜査部門でより実践的な研修を行うなど、早期戦力となるための早期育成プランが用意されています。
Q4 警察学校は自宅から通えますか? また、生活は厳しいですか?
警察学校は全寮制のため、原則入寮して生活することになります。
柔道や剣道、拳銃など、一般区分採用の警察官と同じ訓練を受けますし、集団生活ならではの規律を守ることとなりますが、 学校生活を通じて警察官としての自覚や責任感が培われ、また同期との強いきずなが得られるなど、民間企業では味わえない経験ができます。
Q5 柔道や剣道の経験がありませんが大丈夫でしょうか?
警察学校に入校する多くの人が未経験者です。
「運動部ではなかった」、「運動は少し苦手」という人でも基礎から学び、少しずつ体力をつけていくことができます。
下記ページも参考にしてください。




