○愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会等設置要綱の制定
令和5年1月17日
生戦・務警発甲第7―1号
愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会等設置要綱の制定
社会のデジタル化の進展等に伴い、今やサイバー空間は、社会経済活動の場として広く国民が利用する公共空間へと変貌を遂げている。他方で、新しいサービス、技術等を悪用した犯罪が続々と発生し、その手口は悪質、巧妙化の一途をたどるなど、サイバー空間をめぐる脅威は極めて深刻な情勢が続いている。
本県警察においては、愛知県警察サイバー戦略の制定(令和5年生戦・務警発甲第6―1号)により、サイバーセキュリティの確保に関する施策を推進しているところであるが、本県警察が有する人的資源及び物的資源を部門横断的かつ効果的に活用する態勢を構築するため、別記のとおりサイバーセキュリティ戦略委員会等設置要綱を制定することとしたので、効果的な運用に努められたい。
なお、愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会設置等要綱の制定(平成27年務警・生サ発甲第211号)は、廃止する。
別記
愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会等設置要綱
第1 趣旨
この要綱は、サイバー空間の脅威に対する部門間の連携を強化するとともに、組織の総合力を発揮した効果的な対策を推進するために必要なサイバーセキュリティ総括責任者等の任務及び愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会等の設置、運営等に関し、必要な事項を定めるものとする。
第2 サイバーセキュリティ総括責任者等の任務
1 サイバーセキュリティ総括責任者
(1) サイバーセキュリティ総括責任者には、サイバー局長をもって充てる。
(2) サイバーセキュリティ総括責任者は、本県警察におけるサイバーセキュリティ戦略に関する事務を総括し、各部に対して必要な指示を行うとともに、警察庁、関係都道府県警察等との連携及び必要な調整に当たる。
2 サイバーセキュリティ責任者
(1) サイバーセキュリティ責任者には、情報技術戦略課長をもって充てる。
(2) サイバーセキュリティ責任者は、サイバーセキュリティ総括責任者を補佐する。
3 サイバーセキュリティ副責任者
(1) サイバーセキュリティ副責任者には、警務部警務課長をもって充てる。
(2) サイバーセキュリティ副責任者は、サイバーセキュリティ総括責任者の指示の下、部門横断的な取組を推進するとともに、サイバーセキュリティ責任者を補佐する。
第3 愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会等の設置
1 愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会
(1) 設置
警察本部に愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会(以下「委員会」という。)を置く。
(2) 任務
委員会は、サイバー戦略等の策定その他重要な事項の決定を行うことを任務とする。
(3) 組織
委員会は、委員長、副委員長及び委員をもって構成し、その構成員は別表第1のとおりとする。
(4) 運営
ア 委員長は、必要により委員会を招集するものとする。
イ 委員長は、必要があると認めるときは、委員以外の者に対し、委員会への出席を求めることができる。
ウ その他委員会の運営に関して必要な事項は、委員長が定める。
エ 委員会の庶務は、情報技術戦略課において行うものとする。
2 愛知県警察サイバーセキュリティ戦略幹事会
(1) 設置
委員会の下に愛知県警察サイバーセキュリティ戦略幹事会(以下「幹事会」という。)を置く。
(2) 任務
幹事会は、委員会を補佐し、サイバーセキュリティの確保に関する施策について具体的な検討等を行い、その結果を委員会に報告することを任務とする。
(3) 組織
幹事会は、幹事長、副幹事長及び幹事をもって構成し、その構成員は別表第2のとおりとする。
(4) 運営
幹事会の運営は、1の(4)を準用する。この場合において、「委員長」とあるのは「幹事長」と、「委員会」とあるのは「幹事会」と、「委員」とあるのは「幹事」と読み替える。
3 愛知県警察サイバーセキュリティ戦略ワーキンググループ
(1) 設置
委員会及び幹事会の事務を処理し、相互の調整を行うため、幹事会の下に愛知県警察サイバーセキュリティ戦略ワーキンググループ(以下「ワーキンググループ」という。)を置く。
(2) 任務
ワーキンググループは、幹事会を補佐し、サイバーセキュリティに関する施策について必要な検討等を行い、具体的な方策等を策定した上で、その結果を幹事会に報告することを任務とする。
(3) 組織
ワーキンググループは、リーダー、サブリーダー及びスタッフをもって構成し、その構成員は別表第3のとおりとする。
(4) 運営
ア ワーキンググループの運営は、1の(4)を準用する。この場合において、「委員長」とあるのは「リーダー」と、「委員会」とあるのは「ワーキンググループ」と、「委員」とあるのは「スタッフ」と読み替える。
イ リーダーは、必要があると認めるときはワーキンググループの構成員の一部を招集することができる。
別表第1
愛知県警察サイバーセキュリティ戦略委員会
委員長 | 警察本部長 |
副委員長 | 生活安全部長 警務部長 |
委員 | 総務部長 地域部長 刑事部長 交通部長 警備部長 名古屋市警察部長 財務統括官 警察学校長 警務部警務課長 首席監察官 サイバー局長 組織犯罪対策局長 中部管区警察局愛知県情報通信部長 |
別表第2
愛知県警察サイバーセキュリティ戦略幹事会
幹事長 | サイバー局長 |
副幹事長 | 情報技術戦略課長 警務部警務課長 |
幹事 | 総務課長 情報管理課長 総務部会計課長 監察官室長 生活安全総務課長 サイバー犯罪対策課長 地域総務課長 刑事総務課長 組織犯罪対策課長 交通総務課長 警備総務課長 企画調整課長 企画官兼警務課次長 警務課総合企画室長 中部管区警察局愛知県情報通信部通信庶務課長 中部管区警察局愛知県情報通信部情報技術解析課長 |
別表第3
愛知県警察サイバーセキュリティ戦略ワーキンググループ
リーダー | 情報技術戦略課調査官 |
サブリーダー | 警務課総合企画室長 |
スタッフ | 総務課企画担当課長補佐 情報管理課情報企画担当課長補佐 会計課企画担当課長補佐 施設課企画担当課長補佐 警務課人事第一担当課長補佐 警務課企画第一担当課長補佐 監察官室監察企画担当課長補佐 生活安全総務課企画担当課長補佐 情報技術戦略課戦略企画担当課長補佐 サイバー犯罪対策課企画担当課長補佐 地域総務課企画担当課長補佐 刑事総務課企画担当課長補佐 組織犯罪対策課指導企画担当課長補佐 交通総務課企画担当課長補佐 警備総務課企画担当課長補佐 警備総務課サイバー攻撃対策担当課長補佐 企画調整課企画調整担当課長補佐 中部管区警察局愛知県情報通信部情報技術解析課課長補佐 |