本文
~あいち朝日遺跡ミュージアム企画展~ あいちの発掘調査2023
愛知県内では、毎年多くの遺跡で県や市町村等による発掘調査が行われており、貴重な発見が相次いでいます。
今回の企画展では、県内各地で実施された最新の発掘調査による出土品や調査成果を紹介するとともに、学識経験者を招いた講演会や、展示で紹介する遺跡の調査担当者による報告会などを開催し、県内の考古学の最新情報を分かりやすくお伝えします。
この機会に、皆様の御来館をお待ちしています。
企画展「あいちの発掘調査2023」チラシ [PDFファイル/1.41MB]
◆県内各地の遺跡の発掘調査を実施し、大きな成果を挙げてきた公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター(弥富市)の協力を得て、考古学の視点から県内各地域の歴史を概観できる展示となっています。 ◆扶桑北窯跡(ふそうきたかまあと)(瀬戸市)、天王塚(てんのうづか)遺跡(小牧市)、名城公園遺跡(名古屋市)、井ケ谷古窯跡群(いがやこようせきぐん)(刈谷市)、中狭間(なかはざま)遺跡(安城市)、境松(さかいまつ)・若宮(わかみや)遺跡(豊橋市)、三河国分寺跡(みかわこくぶんじあと)(豊川市)など、県内各地で行われた最新の発掘調査の出土品を展示します。 ◆朝日遺跡(清須市)で出土した、赤と黒の円形文で装飾された「パレス・スタイル土器※」の壺を展示します。普段は公開していないもので、本企画展のための特別展示です。また、関連講演会では天文学の観点から「パレス・スタイル土器」の新たな解釈などを提示します。 |
---|
1 企画展「あいちの発掘調査2023」
(1)会期
2024年1月20日(土曜日)から3月10日(日曜日)まで
休館日:毎週月曜日
(※2月12日(月曜日・祝日)は開館し、翌13日(火曜日)は休館します。)
(2)開館時間
午前9時30分から午後5時まで
(3)会場
あいち朝日遺跡ミュージアム本館(企画展示室)
(4)観覧料
一般 300円(250円)、大学生・高校生 200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金(要事前申込み)。
※学校行事(高校以下)とその引率者、中学生以下、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。
※常設展も観覧できます。
(5)主な展示品
以下のとおり
主な展示品(あいちの発掘調査2023) [PDFファイル/162KB]
2 関連講演会
(1)講演会・トークセッション「斜め上から見た↘パレス・スタイル土器」
(清須市教育委員会共催事業)
ア 日時
2024年2月25日(日曜日)午後1時30分から午後4時30分まで
(開場:午後1時)
イ 場所
清洲市民センター1階 ホール(清須市清洲弁天96番地1)
ウ 内容
朝日遺跡出土品の中でもひときわ映える「パレス・スタイル土器」について、最新の研究成果や、天文学の観点からこれまでとは少し異なる見方を紹介することで、その魅力や不思議、奥深さに迫ります。
エ 講師
■北條 芳隆(ほうじょう よしたか) 氏(東海大学教授)
講演「パレス・スタイル壺に描かれた弥生時代の暦」
■原田 幹(はらだ もとき)(あいち朝日遺跡ミュージアム学芸課長)
報告1「朝日遺跡から見たパレス・スタイル土器」
■岩渕 寛(いわぶち かん) 氏(愛知県陶磁美術館主任陶芸指導員)
報告2「現代陶芸から見たパレス・スタイル土器」
※講師からの講演・報告の後、トークセッションを行います。
オ 参加費
無料
カ 定員
280人(事前申込み不要、当日先着順)
(2)発掘調査最新成果報告会1「三河の遺跡」
ア 日時
2024年1月27日(土曜日)午後1時から午後4時まで
イ 場所
あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)
ウ 内容
三河地方の遺跡として、弥生時代後期から古墳時代の集落跡が出土した「境松(さかいまつ)・若宮(わかみや)遺跡」(豊橋市)、三河国に建立された天平寺院である国指定史跡「三河国分寺跡(みかわこくぶんじあと)」(豊川市)、弥生時代から中世までの複合遺跡である「中狭間(なかはざま)遺跡」(安城市)、猿投窯(さなげよう)の東端にあたる「井ケ谷古窯跡群(いがやこようせきぐん)」(刈谷市)について、それぞれの発掘調査成果を調査担当者が報告します。
エ 講師
■村上 昇(むらかみ のぼる) 氏(豊橋市文化財センター)「境松・若宮遺跡」
(午後1時から午後1時40分まで)
■鈴木 涼平(すずき りょうへい) 氏(豊川市教育委員会)「史跡三河国分寺跡」
(午後1時40分から午後2時20分まで)
■池本 正明(いけもと まさあき)(愛知県埋蔵文化財センター)「中狭間遺跡」
(午後2時40分から午後3時20分まで)
■河野(かわの) あすか 氏(刈谷市歴史博物館)「井ケ谷古窯跡群」
(午後3時20分から午後4時まで)
オ 参加費
無料
カ 定員
50人(要事前申込み)
キ 申込方法
ミュージアム窓口又はミュージアム公式Webサイト(https://aichi-asahi.jp/)の応募フォームからお申し込みください。
ク 申込期間
2023年12月20日(水曜日)から2024年1月14日(日曜日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で2024年1月19日(金曜日)までに連絡します。
(3)発掘調査最新成果報告会2「尾張の遺跡」
ア 日時
2024年2月10日(土曜日)午後1時から午後3時30分まで
イ 場所
あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)
ウ 内容
尾張地方の遺跡として、中世の古瀬戸窯で初めて完形の壺が出土した「扶桑北窯跡(ふそうきたかまあと)」(瀬戸市)、中世の屋敷地跡である「天王塚(てんのうづか)遺跡」(小牧市)、弥生時代から奈良時代にかけての集落跡や名古屋城の庭園跡が出土した「名城公園遺跡」(名古屋市)について、それぞれの発掘調査成果を調査担当者が報告します。
エ 講師
■河合 君近(かわい きみちか) 氏(公益財団法人瀬戸市文化振興財団)「扶桑北窯跡」
(午後1時から午後1時40分まで)
■田中 芳樹(たなか よしき) 氏(小牧市教育委員会)「天王塚遺跡」
(午後1時55分から午後2時35分まで)
■永井 邦仁(ながい くにひと)(愛知県埋蔵文化財センター)「名城公園遺跡」
(午後2時50分から午後3時30分まで)
オ 参加費
無料
カ 定員
50人(要事前申込み)
キ 申込方法
ミュージアム窓口又はミュージアム公式Webサイト(https://aichi-asahi.jp/)の応募フォームからお申し込みください。
ク 申込期間
2023年12月20日(水曜日)から2024年1月28日(日曜日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で2024年2月2日(金曜日)までに連絡します。
(4)講座ヒストリーカフェ「考古学の企画展のつくりかた」
ア 日時
2024年2月4日(日曜日)午後1時30分から午後2時30分まで
イ 場所
あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)
ウ 内容
考古学の企画展を開催するまでの準備がどのように行われているのか、その内幕をお話しします。
エ 講師
田中 恵美(たなか えみ)(あいち朝日遺跡ミュージアム学芸員)
オ 参加費
無料
カ 定員
25人(要事前申込み)
キ 申込方法
ミュージアム窓口又はミュージアム公式Webサイト(https://aichi-asahi.jp/)の応募フォームからお申し込みください。
ク 申込期間
2023年12月20日(水曜日)から2024年1月21日(日曜日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で2024年1月26日(金曜日)までに連絡します。
3 関連イベント
古代体験プログラム
(1)日時
2024年1月6日(土曜日)から3月31日(日曜日)までの土曜日・日曜日・祝日
午後3時から(各日1回開催)
(2)場所
あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(体験学習室)
(3)定員
各回先着10人
(4)申込方法
当日、ミュージアム窓口にてお申し込みください。(事前予約はできません。)
(5)内容
・1月 アンギン編み※でコースターづくり(所要時間60分、教材費50円)
※アンギン編み:縄文時代から日本に存在したとみられる編み物の技法
・2月 土人形づくり(所要時間60分、教材費700円)
・3月 赤彩土器づくり(所要時間60分、教材費700円)
4 問合せ先
あいち朝日遺跡ミュージアム(指定管理者:朝日遺跡ミュージアム共同事業体)
住所:〒452-0932 愛知県清須市朝日貝塚1番地
電話:052-409-1467(休館日除く 午前9時30分から午後5時まで)
メール:asahi-site-museum@pref.aichi.lg.jp
公式Webサイト:https://aichi-asahi.jp/
このページに関する問合せ先
愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室
管理グループ
電話:052-954-6782
メール:bunkazai@pref.aichi.lg.jp