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知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期 成果普及セミナー「医用計測機器の技術進化と信頼性評価~血管機能計測技術の開発とEMC試験要件~」(オンライン)の参加者を募集します
愛知県では、知の拠点あいち重点研究プロジェクト※1で生まれた様々な技術や試作品等の開発成果(以下「成果」という。)の普及や技術移転、成果を活用した企業の製品開発支援などを行っています。
「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期(2022年度~2024年度)」の「プロジェクトSDGs※2」で実施した研究テーマのうち、「管法則に基づく血管のしなやかさの測定システムの開発※3」では、動脈硬化の進捗を臨床症状出現前に日常的に把握できる可搬型の血管機能計測装置を開発しました。
この度、本プロジェクトの成果である血管機能計測技術や、医用機器の開発に当たって重要となる信頼性評価試験のうち、EMC※4(電磁両立性)試験に関するセミナーをオンラインで開催します。
参加費は無料です。多くの皆様の御参加をお待ちしています。
1 日時
2026年1月23日(金曜日) 午後1時30分から午後4時25分まで
(入室開始:午後1時15分)
2 開催形式
Web会議システム「Cisco Webex Meetings」によるオンラインライブ配信
3 定員
80名(申込先着順)
4 参加費
無料(通信機器代・通信料は自己負担です。)
5 内容(詳細は案内チラシをご覧ください) [PDFファイル/394KB]
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時間 |
内容 |
|---|---|
| 13時30分~13時35分 | 開会挨拶 あいち産業科学技術総合センター所長 片岡 泰弘(かたおか やすひろ) |
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13時35分~14時 |
「動脈硬化の超早期診断を目指した血管機能検査システムの開発」 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 予防早期医療創成センター 教授 松本 健郎(まつもと たけお) 氏 |
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14時~14時45分 |
「動脈硬化を測る」 LaView (ラビュー)株式会社 代表取締役社長 益田 博之(ますだ ひろし) 氏 |
| 14時45分~15時 |
休憩 |
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15時~16時20分 |
「医療機器に求められるEMC試験について」 一般財団法人 日本品質保証機構 総合製品安全部門 中部EMC試験部 部長 芝田 侯生(しばた こうせい) 氏 |
| 16時20分~16時25分 | 閉会挨拶 |
6 対象
製品開発や品質管理に携わる企業の方々をはじめ、どなたでも自由に参加できます。
7 申込方法
次のいずれかの方法により、お申込みください。
※申込時点で定員に達していた場合は、電話又はメールにて早急にお断りの連絡をします。
(1)Webページ
以下のURL又は二次元コードから申込専用のWebページにアクセスし、「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期成果普及セミナー」の申込フォームに御記入ください。
https://forms.cloud.microsoft/r/vifz1p2zRW

二次元コード
(2)メール
件名を「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期成果普及セミナー1/23参加申込」とし、企業名、所在地、所属、役職、氏名、電話番号、メールアドレスを御記入の上、「10 申込み・問合せ先」までお送りください。
8 申込期限
2026年1月20日(火曜日) 午後5時
※申込期限前でも定員に達し次第締め切ります。その場合は、センターのWebページでお知らせします。
9 主催
愛知県、公益財団法人科学技術交流財団
10 申込み・問合せ先
あいち産業科学技術総合センター 技術支援部 試作評価室
担当:浅井、杉山、太田
電話:0561-76-8316
メール:seminar@chinokyoten.pref.aichi.jp
【用語説明】
※1 知の拠点あいち重点研究プロジェクト
付加価値の高いモノづくりを支援する研究開発拠点「知の拠点あいち」を中核に大学等の研究シーズを活用したオープンイノベーションにより、県内主要産業が有する課題を解決し、新技術の開発・実用化や新たなサービスの提供を目指す産学行政の共同研究開発プロジェクト。2011年度から2015年度まで「重点研究プロジェクトI期」、2016年度から2018年度まで「重点研究プロジェクトII期」、2019年度から2021年度まで「重点研究プロジェクトIII期」、2022年度から2024年度まで「重点研究プロジェクトIV期」を実施し、2025年度から「重点研究プロジェクトV期」を実施している。
「重点研究プロジェクトIV期」の概要
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実施期間 |
2022年度から2024年度まで |
|---|---|
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参画機関 |
16大学 7研究開発機関等 88社(うち中小企業59社) |
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プロジェクト名 |
・プロジェクトCore Industry |
※2 プロジェクトSDGs
| 概要 | SDGs達成に向けた脱炭素社会・安心安全社会の実現と社会的課題の解決に資する技術開発に取組む。 |
|---|---|
| 研究テーマ |
【研究開発分野】カーボンニュートラル (1) 地域の資源循環を支える次世代の小規模普及型メタン発酵システム (2) インフォマティクスによる革新的炭素循環システムの開発 【研究開発分野】感染症対策・ライフサイエンス (3) 健康と食の安全・安心を守る多項目遺伝子自動検査装置の開発 (4) 多感覚 ICTを用いたフレイル予防・回復支援システムの研究開発 (5) 管法則に基づく血管のしなやかさの測定システムの開発 【研究開発分野】災害対策・自然利用・複合分野 (6) 安心長寿社会に資する認知情動を見守り支える住まいシステム開発 (7) 地域 CNに貢献する植物生体情報活用型セミクローズド温室の開発 (8) 全固体フッ化物電池の開発とその評価技術の標準化 (9) 血中循環腫瘍細胞からがんオルガノイド樹立が可能な 1細胞分取装置の開発 |
| 参画機関 | 9大学 4研究開発機関等 26社(うち中小企業19社) |
※3 管法則に基づく血管のしなやかさの測定システムの開発
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研究リーダー |
名古屋大学 教授 松本 健郎 氏 |
|---|---|
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事業化リーダー |
LaView株式会社 益田 博之 氏 |
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内容 |
日本人の約1/3は動脈硬化が誘発する血管の病気で亡くなっており、動脈硬化性疾患の予防が重要である。しかし、現状の動脈硬化検査は医療機関で据付型装置を用いて行われ、日常生活で動脈硬化度を把握するのは困難である。そこで本研究では、臨床症状出現前の動脈硬化の進捗を一般家庭に導入可能な可搬式装置で把握する装置の開発を進めた。我々は既に(1)血管の弾性、(2)血流変化で励起される血管拡張反応を検出する血圧計類似の装置の試作を進めていた。そこでこの試作機をブラッシュアップし、臨床データとつきあわせることで、動脈硬化度を血管の硬さと拡張機能の両面から評価する装置の開発・事業展開を進めた。 |
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参画機関 |
[企業] LaView株式会社(名古屋市千種区) [大学] 名古屋大学(名古屋市千種区) [公的研究機関] 公益財団法人科学技術交流財団(豊田市)、あいち産業科学技術総合センター(豊田市) |
※4 EMC(電磁両立性)
電磁両立性(EMC: Electromagnetic Compatibility)とは、電気・電子機器が互いに電磁波の影響を受けず、正常に動作できる状態のこと。具体的には、機器から発する電磁ノイズが他の機器やシステムに対して悪影響を与えず、逆に他の機器やシステムからの電磁ノイズを受けても誤動作せず、本来の性能を維持できることが求められる。
このページに関する問合せ先
あいち産業科学技術総合センター 技術支援部 試作評価室
担当:浅井、杉山、太田
電話:0561-76-8316
メール:seminar@chinokyoten.pref.aichi.jp

