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☆愛・地球博20祭☆「光小屋プロジェクト」の展示作品のウッドチップ化による再活用について

ページID:0606075 掲載日:2025年9月22日更新 印刷ページ表示

 愛知県では、2005年に開催された愛知万博から2025年で20年となることから、2025年3月25日(火曜日)から9月25日(木曜日)までの185日間、愛・地球博記念公園(長久手市)において、愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」を開催しています。

 会期中は公園内において様々な展示を行ってきましたが、その一つとして、愛知万博開催当時に設置され、現在「光小屋」と呼ばれている構造物に、企業と県内大学生が協働して空間演出を行う「光小屋プロジェクト」を実施しました。

本プロジェクトでは、愛知県内の山や森、林業の現場を学生が実際に訪れて得た体験や知見、愛知万博当時に光小屋に込められた思いや、自然と人との関わりや生命の営みについて考えた成果を形にし、企業とともにアイデアを出し合って作品を作り上げました。

 また、展示期間終了後も作品に使用した木材を有効活用する方法について検討を重ねてまいりました。

この度、作品をウッドチップ化し、愛知万博の瀬戸会場の跡地である瀬戸万博記念公園(愛・パーク)の緑地において、植物の根元の乾燥防止や保温等の役割を果たすマルチング材として再活用することとなりました。

つきましては、下記のとおりマルチング材の散布作業を行いますのでお知らせします。

1 実施日時

2025年9月29日(月曜日) 午前10時から午前11時まで

2 実施場所

瀬戸万博記念公園(愛・パーク)「EXPO100万本の森」

瀬戸市上之山町2‐178

瀬戸万博記念公園(愛・パーク)「EXPO100万本の森」 瀬戸万博記念公園(愛・パーク)「EXPO100万本の森」

(瀬戸万博記念公園(愛・パーク)「EXPO100万本の森」)

3 参加者

・瀬戸市都市整備部建設課公園緑地係職員

・光小屋プロジェクト参加学生(3名)

4 その他

​ 取材にお越しいただける場合は、取材内容により瀬戸市と調整が必要なため、9月26日(金曜日)までに、愛知万博20周年記念事業推進室(担当:石川、竹内、内門、電話:0561-61-2260)まで御連絡ください。

 

<参考> 光小屋プロジェクトについて

1 光小屋とは

 2005年愛知万博当時に、太陽の恵みである光のおかげで地球上の全ての生命体が生きていることを体験できる施設「葉っぱのドーム」として設置され、愛知万博終了後は「光小屋」と名称を変えてほぼ当時のままの姿で愛・地球博記念公園の親林楽園内に展示しています。

光小屋

(光小屋)

2 作品を制作するまでの取組について

 学生は、作品の制作に先立ち、連携企業とともに、豊田市足助町の林業現場、木材の製材工場などを視察し、愛知の山の歴史や現在林業が抱えている課題などを学び、作品制作の着想を得ました。

林業現場視察の様子 

(林業現場視察の様子)

樹苗園視察の様子

(樹苗園視察の様子)

3 展示について(前期/後期)

(1)前期「宇宙小屋」

展示期間:2025年5月16日から2025年6月23日まで

連携企業:株式会社アーティストリー

参加学生:県内大学生4名

内容:「光小屋」のテーマである「命と光の関係性」を広く捉え直し、地球と生命と太陽、そして惑星のつながりについて、オリジナルのテーブルとスツールを制作し表現しました。什器の天板には、「フォレストバンク」という樹脂素材を用いて、瀬戸市海上の森センターで拾った木や枝葉などを閉じ込め、森の記憶をアートへと変えるサステナブルな作品を作り上げました。

制作の様子① 制作の様子②

(制作の様子)

前期展示作品

(前期展示作品)

(2)後期「光による生命の成長」<本作品使用木材をウッドチップ化します>

展示期間:2025年7月13日から2025年9月20日まで

連携企業:株式会社良品計画

参加学生:県内大学生5名

内容: 植物が種から芽を出し、太陽の光を受けて光合成をおこない、大きな木へと成長していく姿を、人間の成長の過程とも重ねて表現しています。本展示では、木漏れ日や森の光を感じられる空間を創出し、来場者がまるで植物になったかのような感覚を体験できます。「光」という普遍的な要素を通じて、人間と自然が同じ生命体であることを再認識できる空間を作り上げました。

制作の様子③ 制作の様子④

(制作の様子)

後期展示作品

4 使用木材のウッドチップ化について

 本プロジェクトでは、学生が自ら県内の山や森に入って集めた枝葉や、木材の伐採現場で放置された未利用材、製材工場で出た端材などを活用して作品を制作しました。

 学生たちは、国産材不足の現状や、製材木材として利用できるのは山にある木材の一部にすぎないこと、多くの部分はそのまま山に放置されて山の栄養となること、あるいは細かく砕かれてウッドチップとなり、農業資材や燃料として使われることを学びました。

 特に後期の展示では、木材をほとんど加工せずそのままの姿で作品に取り込んでいること、また、本来はウッドチップとなるような木材を使用していたことから、展示期間終了後に単に廃棄するのではなく、本来の循環の流れに戻す取組として、作品解体後にその場でウッドチップ化しました。

 

このページに関する問合せ先

愛知県政策企画局企画調整部企画課愛知万博20周年事業推進室
催事グループ
担当:石川、竹内、内門
電話:0561-61-2260
メール:banpaku20th@pref.aichi.lg.jp