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牛のげっぷ由来のメタンガス削減に向けた測定器等の設備完成に伴う報道機関向けの内覧見学会を開催します
<メタンガス削減飼料のイメージ図>

愛知県では、「あいち地球温暖化防止戦略2030」を策定し、カーボンニュートラル実現に向けた取組を推進しています。この計画の中で、牛のげっぷに含まれる温室効果ガスであるメタンガス※の削減を畜産分野の取組として位置付け、2024年度から、畜産メタン削減実証事業に着手しています。
この度、牛のげっぷ由来のメタンガスを削減する飼料等を開発するため、農業総合試験場内の乳牛舎にメタンガス測定器等を整備し、本格的に試験研究を開始するに当たり、知事も参加する報道機関向けの内覧見学会を開催します。
※牛は、胃の中で牧草や穀物を微生物に発酵させて消化します。この過程でメタンガスが副産物として発生し、げっぷとして大気中に放出されます。体重600キロの成牛の場合、1頭で1日に300から600リットルのメタンガスを排出します。メタンガスは二酸化炭素の約28倍の温室効果があります。
1 報道機関向けの内覧見学会
日時 :2026年4月8日(水曜日) 午前11時から正午まで
11時00分 開始、知事挨拶
11時05分 試験研究の概要説明(農業総合試験場長)
11時10分 メタンガス測定のデモンストレーション(大村知事)
牛のげっぷのサンプリング方法の説明(畜産研究部長)
11時25分 メタンガス測定方法の説明(畜産研究部長)
11時40分 知事退席、取材対応
12時00分 終了
場所 : 農業総合試験場畜産研究部乳牛舎(長久手市岩作三ヶ峯1-1)
内容 : 牛のげっぷ由来のメタンガスを削減する試験研究の概要説明
知事によるメタンガス測定のデモンストレーション
申込 : 防疫服等を準備する必要があるため、別添「報道機関の皆様へ」を参照の上、
事前申し込み(3月31日(火曜日)午後4時まで)をお願いします。
2 メタンガス測定器等の内容
牛のげっぷ由来のメタンガス削減に向けて、高精度の試験研究を実施するため、農業総合試験場畜産研究部の乳牛舎を改修し、メタンガス測定器、搾乳ロボット及び付帯設備等を整備
<牛のげっぷ由来のメタンガス測定方法(イメージ図)>

3 試験研究の概要
(1)県独自のメタン削減飼料の開発
・ギンナンなど本県特産品や食品製造副産物を用いて、試験場の乳用牛による長期給与試験(分娩後から約200日間)を行い、県独自のメタンガス削減飼料を開発する。
(2)酪農メタン削減モデルの実証
・県内酪農家への理解を深め、市販されているメタンガス削減飼料(カシューナッツ殻液など)を用いて、民間牧場でのメタン削減モデル実証を行う。
・メタンガス削減飼料を給与した乳用牛から生産した牛乳を、環境に配慮した「高付加価値牛乳」として、豊橋市の中央製乳株式会社(予定)の協力のもと(乳業メーカーでは国内初の取組)、東三河地域のスーパーマーケットで試験的に販売し、一般消費者の購買動向を調査する。
(3)J-クレジット制度の活用検討
・メタンガスの排出削減量をJ-クレジット※として酪農家が売却し、所得向上につなげる仕組みを検討する。
(4)肉用牛によるメタン削減技術の実証
・メタンガス削減飼料を用いて、試験場の肉用牛による長期給与試験(24か月間)を行い、メタンガス排出量の測定及び生産性に及ぼす影響を調査する。
※J-クレジット制度とは、温室効果ガスの排出削減・吸収量を、国が「クレジット」として認証する制度です。クレジットを創出した側(企業・自治体)は売却益を得られ、購入した側は環境貢献をアピールできます。
このページに関する問合せ先
愛知県農業水産局畜産課
畜政環境・飼料グループ
担当:齋藤、内山
電話:052-954-6425
内線:3707、3724
メール:chikusan@pref.aichi.lg.jp

