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知多総合庁舎建築工事計画地における土壌汚染に係る報告について
知多総合庁舎建築工事計画地(半田市)において、土壌汚染等調査を実施したところ、土壌溶出量基準を超える「ふっ素及びその化合物」が確認されたため、本日付けで知多県民事務所環境保全課に報告しました。
なお、土壌汚染が判明した場所は不透水シート等で覆われており、汚染土壌の飛散や雨水等による汚染拡散のおそれはありません。
1 汚染が判明した土地の所在地
愛知県知多総合庁舎
愛知県半田市出口町一丁目36番の一部
2 報告内容
(1)報告年月日
2024年8月8日(木曜日)
(2) 報告の根拠
県民の生活環境の保全等に関する条例(平成15年愛知県条例第7号。以下「条例」という。)
(3)調査結果
ア 土壌溶出量
次表のとおり、条例に規定する土壌溶出量基準を超過しました。
特定有害物質名 | 測定結果 最大値 注1 |
土壌溶出量 |
基準超過 土壌検出深度 |
超過区画数/ 調査区画数 注2 |
---|---|---|---|---|
ふっ素及び その化合物 |
1.3mg/L (1.6倍) |
0.8mg/L以下 | 0~2.0m |
18/33 |
注1:( )内は土壌溶出量基準に対する倍率を示す。
注2:調査対象地を10メートル格子で分割した区画数
イ 土壌含有量
全ての調査区画で、条例に規定する土壌含有量基準に適合しました。
ウ 地下水
調査した全ての地点で、条例に規定する地下水基準に適合しました。
3 土壌汚染への対応
汚染土壌の掘削除去等の対策を実施してまいります。
また、今後、地下水のモニタリングを定期的に実施する予定です。
4 調査対象地の概要
(1)調査対象地の面積
3,193平方メートル
(2)調査対象地の利用状況等
知多総合庁舎の駐車場として使用していた土地で、1968年の現知多総合庁舎の竣工以前は、「田」として利用されており、また、知多総合庁舎の入居機関によるふっ素及びその化合物の保管、取扱いは確認されておりません。
<調査対象地位置図> ※背景地図は国土地理院の地理院地図を使用
5 愛知県知多総合庁舎建築工事の概要
(1)新庁舎の構造規模
鉄筋コンクリート造 4階建 延床面積5,304平方メートル
(2)新庁舎の入居機関
知多県民事務所、知多県税事務所、知多福祉相談センター、知多農林水産事務所、知多教育事務所
(3)工期(2024年8月8日現在)
2023年10月21日から2025年6月20日まで
(参考)基準を超過した特定有害物質について
・ふっ素及びその化合物
ふっ素を継続的に飲み水によって体内に取り組むと、0.9~1.2mg/L の濃度で12~46パーセントの人に軽度の斑状歯が発生することが報告されており、最近のいくつかの研究では1.4mg/L 以上で、骨へのふっ素沈着の発生率や骨折リスクが増加するとされています。
なお、厚生労働省では、過剰摂取による健康被害の防止の観点から、栄養補助食品として用いるふっ素の上限摂取量を1日4mg以下としています。
(参考:環境省水・大気環境局「土壌汚染に関するリスクコミュニケーションガイドライン」)
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愛知県総務局総務部総務課
総務・人事・広報グループ
担当:川満、飯田
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