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伝染性紅斑警報を発令します!!

ページID:0595907 掲載日:2025年7月10日更新 印刷ページ表示

2025年7月10日(木曜日)発表

伝染性紅斑警報を発令します!!        

 愛知県では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、県内の小児科の医療機関のうち101か所を定点として各種感染症の発生動向調査を実施しています。       

 この調査結果によると、2025年第27週(6月30日(月)から7月6日(日)まで)における県内の定点医療機関当たりの伝染性紅斑の報告数は2.23でした

 これは、国が定める警報の指標である「2」を上回っていることから、本日、伝染性紅斑警報を発令します。

 つきましては、手洗い等による予防を心がけ、感染を防ぎましょう。

 なお、この警報は定点医療機関当たりの報告数が「1」未満になるまで継続します。

    注)定点医療機関当たりの報告数:101医療機関からの一週間の総報告数÷101

1 伝染性紅斑の定点当たりの発生状況

伝染性紅斑の定点当たりの発生状況   

※ 全国の定点医療機関数は、毎週若干の変動があります。

※ 全国の発生状況については第26週(速報値)が、愛知県は第27週が最新のデータです。

   愛知県における伝染性紅斑の発生状況

2 伝染性紅斑について

 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による流行性発疹性疾患です。頬(ほお)に蝶翼状の紅斑が出現する特徴があり、リンゴのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれることもあります。

 一般的な経過では、10~20日の潜伏期(感染後、発病するまでの期間)の後、頬に境界鮮明な紅い紅斑が現れ、続いて手・足に網目状・レース状・環状などと表現される発疹が見られます。これらの発疹は一週間前後で消失しますが、なかには長引いたり、一度消えた発疹が再び出現することがあります。主に小児を中心に発生し、ほとんどが自然に回復しますが、妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じることがあります。

 感染経路は、飛沫又は接触感染です。頬に発疹が出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜ様症状などの前駆症状がみられ、この時期にウイルスの排出量がもっとも多くなり、発疹が現れたときにはウイルスの排出はほとんどなくなります。

3 予防について

・伝染性紅斑にはワクチンがなく、治療は対症療法となりますので予防が大切です。

・感染予防策としては、

 1 うがいや手洗いを励行すること。

 2 かぜ様症状を示す者との密接な接触やタオルの共用を避けること。

予防について

 

このページに関する問合せ先

愛知県保健医療局感染症対策課
感染症グループ
電話:052-954-7490
内線:5193,3777
メール:kansen-taisaku@pref.aichi.lg.jp