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ヘルパンギーナ警報を発令します!!

ページID:0470531 掲載日:2023年7月6日更新 印刷ページ表示

2023年7月6日(木曜日)発表

ヘルパンギーナ警報を発令します!!

概要

 愛知県では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、県内の小児科を診療科目とする医療機関のうち182か所を定点として各種感染症の発生動向調査を実施しています。

 この調査によると、2023年第26週(6月26日(月曜日)から7月2日(日曜日)まで)における愛知県全体の一定点医療機関当たりのヘルパンギーナの報告数は6.49でした

 これは、国立感染症研究所が定める警報の指標である「6」を上回っていることから、ヘルパンギーナ警報を発令します。なお、この警報は一定点医療機関当たりの報告数が「2」以下に減少するまで継続します。

 うがいと手洗い等による予防を心掛け、感染を防ぎましょう

  注)一定点医療機関当たりの報告数:182医療機関からの一週間の総報告数÷182

1 ヘルパンギーナの定点当たりの発生状況

 

愛 知 県

全 国

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2023年

定点医療機関数

182

約3,000

第23週

2.74

0.01

0.07

0.02

0.18

3.02

第24週

4.51

0.02

0.04

0.02

0.37

4.53

第25週

5.63

0.08

0.04

0.03

0.68

5.79

第26週

6.49

0.09

0.02

0.05

1.02

※全国の定点医療機関数は、毎週若干の変動があります。
※全国の発生状況については第25週(速報値)が、愛知県は第26週が最新のデータです。
※愛知県の警報発令は2015年7月23日(木曜日)以来、8年ぶりです。

画像

2 ヘルパンギーナについて

 乳幼児を中心に夏季に流行するエンテロウイルス(※1)による感染症です。

 一般的な経過では、2~4日の潜伏期をおいて、突然の38~40℃の発熱が3日間続き、咽頭は軽度に発赤し、のどの奥に1~5mmの小さな水疱ができ、やがて水疱が破れて潰瘍(かいよう)になります。その周辺に赤みを伴った水疱が数個認められます。

 また、全身倦怠感、食欲不振、咽頭痛、嘔吐、四肢痛などが見られる場合があります。ほとんどの場合、重症化することなく軽快しますが、まれに無菌性髄膜炎(※2)や急性心筋炎(※3)などを合併して発症することがあります。

 感染経路としては、飛沫感染や患者の便を介しての接触感染と考えられています。

 ※1 ピコルナウイルス科に属する多数のRNAウイルスの総称
 ※2 種々のウイルスを中心とした病原体の感染による髄膜の炎症疾患
 ※3 発症から30日未満の心臓の筋肉の炎症

3 治療及び予防について

 ヘルパンギーナにはワクチンがなく、発熱などの症状を和らげるために解熱剤を用いるなどの対症療法が一般的です。水分補給を行い脱水状態にならないように努めてください。

 感染予防対策としては、次のことが推奨されます。

  〇 うがいや手洗いを励行すること。

  〇 感染者との密接な接触を避けること。

 保育所等においては、こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン」を参考に感染対策に御配慮ください。

 症状が見られる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

このページに関する問合せ先

愛知県感染症対策局感染症対策課医療体制整備室
感染症グループ
担当:山本、森谷
電話:052-954-7490
内線:5193、5853
メール:kansen-taisaku@pref.aichi.lg.jp