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2028年度愛知県立高等学校における再編について
2028年度愛知県立高等学校における再編について
記者発表資料
2028年度愛知県立高等学校における再編について [PDFファイル/423KB]
愛知県教育委員会では、「県立高等学校再編将来構想(※)」に基づき、県立高等学校の一層の魅力化・特色化、再編に取り組んでいます。現在の各県立高等学校の生徒募集の状況や今後の各地域における中学校卒業見込者数の推移を踏まえ、2028年度に瀬戸地区及び尾張西部地区において、県立高等学校の再編を行いますのでお知らせします。
※ 県立高等学校再編将来構想:2030年代半ばを見据えた県立学校の魅力化・特色化、再編の将来的な取組の方向をまとめた構想(2021年12月策定)
1 瀬戸地区
(1)背景
〇 瀬戸市内の県立高等学校4校では、近年、慢性的に欠員が生じており、今後の中学校卒業見込者数の減少を踏まえると、1校1校がさらに小規模化し、活発な教育活動が継続できなくなるおそれがあります。
〇 瀬戸市では、小中一貫教育の中で、地域を題材にした探究的な学びが進められており、市内の県立高等学校には義務教育段階での学びを継承・発展する役割が求められています。
(2)再編の概要
〇 瀬戸高等学校、瀬戸北総合高等学校、瀬戸西高等学校、瀬戸工科高等学校の4校を3校に再編します。
〇 瀬戸北総合高等学校は、2028年度から入学者の募集を停止します。
〇 再編後の3校では各学校が連携し、地域の企業、大学、小中学校との協働のもと、アントレプレナーシップ教育(※1)や地域の魅力や課題に着目した探究学習に取り組みます。
〇 多様な学習ニーズに対応するため、瀬戸高等学校を総合学科(全日制課程及び昼間定時制課程)と普通科(通信制課程)のフレキシブルハイスクール(※2)に改編します。
〇 瀬戸西高等学校及び瀬戸工科高等学校は、特色をさらに伸ばし、魅力ある学校づくりを進めます。
※1 アントレプレナーシップ教育:起業家精神を育む教育のこと
※2 フレキシブルハイスクール:全日制・昼間定時制・通信制の3課程を一つの学校に置き、3課程間をフレキシブルに行き来して学べる新しいタイプの高等学校
2 尾張西部地区
(1)背景
〇 中学校卒業見込者数の減少の進行が早く、生徒の地区外への進学率も高くなっています。また、募集人員に対する欠員の割合が、他地区に比べて高くなっています。
〇 愛西工科高等学校では、近年、慢性的に多数の欠員が生じており、今後さらに入学者が減少すると、単独校として専門的な工業教育を行うことが困難となります。
(2)再編の概要
〇 愛西工科高等学校は、2028年度から入学者の募集を停止し、工業教育の一部を杏和高等学校に移管します。
〇 杏和高等学校では総合学科の学習内容に工業(主にロボット分野)を加え、系列を再構築します。
3 再編時期
2028年4月
4 その他
〇 2026年度及び2027年度は現在の学校で入学者の募集を行います。
〇 生徒は入学した学校(校地)で卒業まで学びます。(2027年度以前に入学した生徒の通学先は変わりません。)
このページに関する問合せ先
愛知県教育委員会 あいちの学び推進課
教育改革グループ
電話 : 052-954-7429
メール: aichi-manabi@pref.aichi.lg.jp