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重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)に 注意しましょう!!

ページID:0597796 掲載日:2025年7月24日更新 印刷ページ表示

​愛知県では、今年に入り、昨日(7月23日)までに重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が7名発生しております。

SFTSは、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。 

夏季には農作業やレジャー等でマダニが生息する草むらや藪に入る場面が多くなりますので、肌を露出しない服装にしたり、虫よけ剤を使用するなどマダニに咬まれないよう注意しましょう。

1 2025年の県内におけるSFTS発生状況​

 

 

発生届日

年代

性別

居住地

症状等

感染が疑われる行動歴

(1)

5月12日

70代

瀬戸保健所管内

発熱、血小板減少

登山

(2)

6月3日

50代

豊田市保健所管内

発熱、食欲不振

除草作業

(3)

6月24日

90代

豊田市保健所管内

発熱、筋肉痛、食欲不振、倦怠感等

不明

(4)

7月23日

90代

半田保健所管内

発熱

農作業

(5)

7月23日

60代

豊田市保健所管内

発熱、頭痛、倦怠感等

農作業

除草作業

(6)

7月23日

70代

豊田市保健所管内

発熱、倦怠感、関節痛等

農作業

除草作業

(7)

7月23日

80代

豊田市保健所管内

発熱、倦怠感等

農作業

※最新の発生状況は、感染症対策課のホームページ
  (https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kansen-taisaku/sfts.html)をご覧ください。

2 全国及び県内のSFTSの発生推移

 

 

2020年

2021年

2022年

2023年

2024年

2025年※

全 国

78

110

118

134

120

110

愛知県

0

1

1

1

2

7

​※ 全国の発生状況については第28週(7/7~7/13:速報値)が、愛知県は7月23日時点が最新のデータです。

​3 SFTSについて

主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。

潜伏期間は、6日~2週間程度です。

主な症状は発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)であり、ときに、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。

血液所見では、血小板減少、白血球減少、血清酵素の上昇が認められます。

致死率は10~30パーセント程度です。

4 予防について

(1)マダニに咬まれないために

  ・草むらや藪などに入る場合は、肌の露出を少なくしましょう(長袖・長ズボンを着用する、足を完全に覆
   う靴を履く)

  ・虫除け剤(成分にDEET(ディート)やイカリジン含むもの)を適切に使用しましょう。

  ・屋外活動後は入浴し、ダニに咬まれていないか確認しましょう。

(2)マダニに咬まれた場合

  ・マダニに咬まれているのを見つけたときは、無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関で処置
   (マダニの除去、洗浄など)をしてもらいましょう。

  ・マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、すぐに医
   療機関を受診しましょう。

このページに関する問合せ先

愛知県保健医療局感染症対策課感染症グループ
担当:山本、田中
電話:052-954-7490
内線:5193、3777
メール:kansen-taisaku@pref.aichi.lg.jp