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【知事会見】「愛知県美術品等共同収蔵庫整備基本計画」及び愛知県美術品等共同収蔵庫整備等事業に関する「基本的な考え方」の公表について
愛知県では、愛知県美術館、愛知県陶磁美術館及び愛知県立芸術大学が、引き続き美術品等の保存及び収集活動等を継続できる収蔵スペースを確保していくため、2030年度の完成を目標に、全国初となる共同収蔵庫の整備を推進しています。
この度、新たな共同収蔵庫の目指す姿や施設機能等を「愛知県美術品等共同収蔵庫整備基本計画」(以下「基本計画」という。)として取りまとめましたので、お知らせします。
また、施設の整備・運営にあたっては、PFI法※1に基づく事業手法を導入することとし、今後、「実施方針」※2を策定の上、民間事業者を募集していきます。
これに先立ち、現時点での「基本的な考え方」をまとめましたので、公表するとともに、実施方針に反映させるため、民間事業者から広く意見を募集します。
- ※1 PFI法:民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律
- ※2 実施方針:PFI法に基づき、事業内容や事業者の選定方法等を定めるもの。
1 「愛知県美術品等共同収蔵庫整備基本計画」について
(1)基本計画の骨子
| 現状と課題 | ・県立3施設(愛知県美術館、愛知県陶磁美術館、愛知県立芸術大学)は、いずれも築年数が30年を超え、美術館活動の根幹である作品の保存及び収集等に支障が生じかねない状況であるため、早急に収蔵スペースを確保する必要がある。 |
|---|---|
| 目指す姿 | ・「まもる」「ひらく」「つながる」のコンセプトのもと、愛知の文化芸術の魅力を一層高める「美術館のバックアップセンター」を目指す。 |
| 施設機能 |
・県立3施設の共同収蔵庫として優れた収蔵環境を構築する。 ・県立3施設の各本館では見ることのできない「美術館活動の裏側」を公開することにより、作品の保存について学べる機会を提供する。 ・当面の間未利用となる収蔵スペースを有効活用するため、共同収蔵庫の一部で県立3施設以外の作品も保存できる諸室構成とする。 |
| 事業手法 | ・民間事業者のノウハウや創意工夫を取り入れながら、事業の効率化やさらなる魅力向上が期待できるBTO方式※3を導入する。なお、維持管理・運営期間は20年とする。 |
- ※3 BTO(Build Transfer Operate)方式:事業者が自らの提案をもとに施設の設計、建設を行った後、県に施設の所有権を移転して維持管理・運営業務を行う方式。
(2)施設概要
ア 整備計画地(2025年7月22日発表済み)
常滑市奥栄町1-168他(元愛知県立常滑高校敷地)
イ 施設規模の目安
延べ面積 8,000平方メートル程度、収蔵室面積 5,700平方メートル程度(今後40年にわたり必要な収蔵面積)
ウ 外観イメージ

添付資料
【概要版】愛知県美術品等共同収蔵庫整備基本計画 [PDFファイル/1.06MB]
【本編】愛知県美術品等共同収蔵庫整備基本計画 [PDFファイル/1.83MB]
2 愛知県美術品等共同収蔵庫整備等事業に関する「基本的な考え方」について
(1)「基本的な考え方」の内容
【概要版】愛知県美術品等共同収蔵庫整備等事業に関する基本的な考え方 [PDFファイル/90KB]
【本編】愛知県美術品等共同収蔵庫整備等事業に関する基本的な考え方 [PDFファイル/260KB]
(2)意見募集について
ア 意見の提出方法
・意見を提出できるのは、本件事業への応募に関心のある民間事業者に限ります。
・以下の意見書をダウンロードし、必要事項を記入の上、県文化芸術課に電子メールで御提出ください。
イ 提出先
E-mail:kyoudousyuuzouko@pref.aichi.lg.jp
ウ 提出期間
2025年12月22日(月曜日)から2026年3月3日(火曜日)正午まで
(3)今後のスケジュール(予定)
2026年3月3日(火曜日)正午:「基本的な考え方」に対する意見募集締切
2026年4月以降:実施方針公表、特定事業選定、入札説明書等公表、提案締切、落札者の決定、契約締結
このページに関する問合せ先
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
収蔵庫整備グループ
電話:052-954-6703
メール:kyoudousyuuzouko@pref.aichi.lg.jp

