一閑張
[令和5年11月]
沿革・特徴
旧小原村(現豊田市)は、古くから三河漆の産地でした。三河漆は日光東照宮にも使われたといわれる良質なものでした。それに着目したのが工芸家藤井達吉で、昭和9年に名古屋の安藤政太郎とともに、小原和紙の紙漉き職人に一閑張りの技術を伝えました。その後、昭和20年3月に藤井達吉が小原に疎開し、本格的な指導が始まりました。弟子の安藤繁和氏から子どもたちに伝わり、さまざまな工夫がなされ、今日に至ります。
製造工程
小原和紙の手法で紙を漉き、一閑張の準備をする。
一閑塗り・・・曲げ物や木地に紙を張り漆を塗る。
紙胎漆器・・・石膏型や木型に和紙を幾重にもはり、型からはずし漆を塗り加飾する。
主な製品
茶器、重箱、皿、盆
製造者
事業所名 | 代表者 | 郵便番号 | 所在地 | 電話番号 | FAX | URL |
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笹平工房 | 安藤 則義 | 470-0543 | 豊田市北篠平町546 | 0565-65-2450 | 0565-65-2283 |