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土人形

[令和5年11月]

沿革・特徴
 以前、愛知県の三河地方では農閑期に土人形を作って、生計のたしにしている農家がありました。碧南市域では、村歌舞伎が庶民の娯楽として人気があり、幕末から明治の初めにかけ、歌舞伎を題材とした土人形作りが始まりました。
 土人形は「おぼこ」と呼ばれ、歌舞伎物、武者物、内裏雛、恵比寿大黒などの縁起物、娘ものなど数多くの種類が、昭和30年代の初め頃まで盛んに作られました。碧南市においては昭和30年代に土人形作りは一旦途絶えましたが、その後再開され、大浜地区の禰%c家において大浜土人形を、日進地区の山家において旭土人形を作り続けています。
 また豊橋でも、乙川土人形の杉浦家親戚にあたる杉浦幸次郎氏により赤天神などがつくられました。

製造工程
 @前型と後型に薄く伸ばした粘土板を押し付け、それぞれ型抜きをし、貼り合わせる。A乾燥後、素焼きをする。B胡粉を塗る。C彩色を施す。

主な製品
 おぼこ、赤天神