赤津焼
Akatsuyaki
赤津焼について
・沿革
起源は奈良時代の須恵器にまでさかのぼります。鎌倉時代に釉薬(ゆうやく)を用いたのはこの地方のみであったといわれています。その後の安土・桃山時代には、茶道の発展の影響を受け、志野、織部など現在の赤津焼の根幹をなす技法が確立されました。赤津焼の特徴は、織部釉(おりべゆう)、志野釉(しのゆう)、黄瀬戸釉(きぜとゆう)、古瀬戸釉(こぜとゆう)、灰釉(かいゆう)、御深井釉(おふけゆう)、鉄釉(てつゆう)の7種類の釉薬と、へら彫り、印花(いんか)、櫛目(くしめ)、三島手(みしまで)など12種類の多彩な装飾技法にあります。これらを駆使し、茶道具、華道具から家庭用品まで幅広く焼かれています。
・製造工程
ろくろ成形、たたら成形、または手ひねり成形により成形し、仕上げ、乾燥の後、絵付けや施釉を行い焼成します。基本的に素焼きはしません。織部は焼成後、ドングリの傘からでるシブを使い、表面の幕を除去します(栃しぶ抜き)。
<撮影協力:晴峰窯>
成形
下絵付け
焼成
栃渋入れ
・ご案内
伝統的工芸品指定 | 第7次指定 |
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指定年月日 | 昭和52年3月30日 |
組合名 | 赤津焼工業協同組合 |
組合員数 | 9名(平成29年5月現在) |
所在地 | 〒489-0022 瀬戸市赤津町94番地4号 |
連絡先 | TEL 0561-21-6508 FAX 0561-21-6508 |