設楽ダム転流式が行われました
令和5年2月25日に、愛知県奥三河総合センターを式典会場とし、設楽ダムの工事現場と衛星中継で繋ぐかたちで「設楽ダム転流式」が執り行われました。
転流とは、ダム工事の着手に際して、工事の安全性確保などの目的で一時的に川の流れを切り替える作業です。
今般の「設楽ダム転流式」で、豊川本流・寒狭川の流れがバイパスとなる転流工へと切り替えられ、いよいよ本格的なダム工事が始まることとなりました。
式典では、国土交通省中部地方整備局の稲田局長による式辞、地元設楽町の土屋町長のあいさつに続いて、来賓の方々の祝辞がありました。
このなかで、峰野県会議員のお声がけにより、後藤米治元設楽町長を始め、設楽ダムに係る50年の経緯のなかでご尽力され、転流式の日を迎えることなく亡くなった方々への黙祷が行われました。
転流開始のセレモニーでは、式典会場と工事現場とが衛星中継で繋がれ、現場の様子がスクリーンに映し出されました。
来賓の方々によって転流開始の合図となるスイッチが押された後、真鍋設楽ダム工事事務所長の指示で、転流工のゲートが上がり、川の流れが切り替えられました。
今般の「設楽ダム転流式」では、県立田口高校林業科の生徒さんたちが学んできた技術を生かして作った木造の「祝い船」が転流工へと流され、そこには式典参加者の思いが書かれた絵馬が載せられました。
また、関係者からのメッセージが書かれたアヒルの玩具1,000個も合わせて流され、これらは後日、展示される予定であるとのことです。