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海部の農業案内

概要

 海部地域は、愛知県の西端に位置し、総面積は207.67平方キロメートルの平坦な地域にあり、津島市、愛西市、弥富市、あま市及び海部郡3町村で構成されています。
 東は名古屋市及び清須市に、北は稲沢市、西は木曽川を隔て岐阜県及び三重県に接し、南は伊勢湾に臨んでいます。
 大部分が木曽川のデルタ地帯に属し、沖積層とその周辺を干拓した土地で形成された平坦地で、昭和36年頃から地盤沈下が進行し、昭和50年代以降は沈静化の傾向にありますが、累積沈下量が1.5メートルに達したところもあり、海抜ゼロメートル地帯が全市町村に広がっています。

 地域の農林水産業は豊かな水と肥沃な土壌に恵まれ、主な作物は水稲で、県内で一番早く出荷されます。
 野菜は、冬春トマト・いちご・冬春なす・みつばなどの施設野菜とれんこん・冬にんじん・春だいこん・ねぎなどの露地野菜が栽培されています。
 花きは、カラー・花はすなどの切り花、ベゴニア・ポインセチアなどの鉢花、観葉植物、花壇苗が栽培されています。
 畜産は、乳牛、肉牛、養豚、採卵鶏が飼養されていますが、近年の飼養環境の悪化や価格低迷などにより、農家戸数はやや減少傾向にあります。
 水産は、水郷地帯であることを生かし、伝統的な金魚の養殖、河川でのしじみ漁やふななどの養殖が行われています。

お米について

 当地域は水稲の主産地で、平成28年度においては県全体の水稲作付け面積の15%に当たる4,197haが栽培されました。また早場米の産地でもあり、県内で最も早い8月中旬からあきたこまちが出荷されています。
 品種構成は、病気に強い良食味のあいちのかおりSBLが作付面積の43%を占めています。
 他に極早生種のコシヒカリやあきたこまちなどが栽培されています。
 これらの個性ある地元産米は、プライベートブランド米(PB米)として、各農協からあまじまん、あまそだち(JAあいち海部)、かぶと米(JA海部東)の銘柄で販売されています。

野菜について

 当地域は、都市近郊という立地条件を生かして多種多様な野菜が栽培されています。
 指定野菜産地としては、弥富市、愛西市を中心に西部や南部地域で栽培されている冬春トマト、愛西市の冬にんじん、春だいこん、弥富市の冬春なすがあり、他には、愛西市、津島市を中心にいちご、愛西市、あま市、飛島村を中心にねぎ、飛島村、あま市を中心にほうれんそう、あま市を中心にこまつななどが栽培されている他、水耕栽培のみつばやサラダ菜などが各地で栽培されています。
 また、地域の特産物として、愛西市のれんこん、大治町の赤しそなどがあり、特にれんこんは、全国でも有数の産地となっています。

花について

 当地域は、県内でも有数な花きの産地として重要な位置を占め、ほとんどの主要な品目を生産しています。
 鉢花類では、愛西市、弥富市、蟹江町、津島市を中心に各地でポインセチア、ベゴニアなど多くの種類が栽培されている他、弥富市を中心に観葉植物などが栽培されています。
 切花類では、弥富市、蟹江町を中心にバラ、カーネーション、愛西市、あま市を中心にキクが栽培されています。
 また、愛西市を中心に各地でパンジー、ビオラ、サルビアなどの花壇用苗物類が栽培されています。
 他にも、低湿地帯の土地柄を生かした愛西市の花しょうぶ、花はす、カラーは、全国的にも特色ある地域特産物となっています。

畜産について

 西部・南部の農業振興地域を中心に、特色ある畜産経営が展開されています。
 都市化や混住化の進展に伴う経営環境の変化、後継者不足等によって全畜種ともに畜産農家戸数は減少傾向にあります。
 地域に根ざした環境に優しい畜産経営のため、学校教育と連携した学童とのふれあいの場づくり、卵の庭先販売による新鮮な畜産物の地域住民への供給、耕種農家と連携した土づくりへの家畜糞尿堆肥の活用など、地域とともに歩んでいます。

林産について

 西部地域でしいたけの菌床栽培がおこなわれています。

水産について

 当地域の水産業は、肥沃な濃尾平野と豊富な水量に恵まれ、県内でも特色ある内水面漁業が行われています。全国的にも有名な金魚養殖業を始め、木曽川におけるしじみ漁業、その他河川におけるふな、もろこ、ぼらを対象とした漁業や養殖業、うなぎ養殖業が行われています。
 特に金魚養殖業は、江戸末期からの長い歴史を持ち、平成28年現在、91経営体が約64ヘクタールの養殖池において、生産尾数850万尾、生産金額4億3千万円、国内最多の26品種の金魚を生産しています。また、金魚市場も3カ所あり、金魚の一大生産・流通拠点になっています。