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入浴施設におけるレジオネラ防止対策について(新型コロナウイルス感染症対策を含む)

施設の使用再開に伴うレジオネラ症への感染防止対策について

 新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)第45条第2項に基づき、施設の使用の制限等の要請がなされている施設等の使用を再開する際には、レジオネラ症への感染防止対策として、以下のことに留意してください。

 

 「公衆浴場における衛生等管理要領等について」(平成12年12月15日生衛発第1,811号厚生省生活衛生局長通知)において、「休止後の再開時は、レジオネラ属菌が増殖している危険性が高いので、十分に消毒した後に営業開始、再開するよう注意すること。」とされていることに留意すること。

 また、「遊泳用プールの衛生基準について」(平成19年5月28日付け健発第0528003号厚生労働省健康局長通知)に基づく遊泳用プールについて、気泡浴槽、採暖槽等の設備その他のエアロゾルを発生させやすい設備又は水温が比較的高めの設備等の循環式浴槽と同様の設備が設けられている場合も「公衆浴場における衛生等管理要領等について」に準じて行われるよう留意すること。

参考情報

公衆浴場における衛生等管理要領等について(平成12年12月15日生衛発第1,811号厚生省生活衛生局長通知)

遊泳用プールの衛生基準について(平成19年5月28日付け健発第0528003号厚生労働省健康局長通知)

関連事務連絡

  令和2年5月13日 施設の使用再開に伴うレジオネラ症への感染防止対策について(厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生課事務連絡) [PDFファイル/54KB]

入浴施設におけるレジオネラ防止対策について

 私たち日本人にとって、お風呂は、一日の疲れを癒す、なくてはならない施設です。
 毎日の生活に密着した銭湯、日帰り入浴施設、観光地の入浴施設などを、多くの方が健康づくりや癒しを求めて利用しています。
 ところが、このような入浴施設において、しばしば、レジオネラ属菌による感染被害が発生しています。
 レジオネラ症は、レジオネラ属菌に汚染された目に見えない細かい水滴(エアロゾル)を吸い込むことにより発病します。
 平成14年7月に発生した宮崎県内の大型入浴施設におけるレジオネラ症の集団感染事例では、入浴客の中から約300名の患者が発生し、7名が死亡するという国内最大規模の集団感染として大きな事件となりました。
 この事件の前後にも、多くの感染事例が発生しており、特定の入浴施設だけの問題ではなく、全ての入浴施設において起こり得る共通の問題であることが浮き彫りになりました。

入浴施設を原因とするレジオネラ症患者の集団発生事例

発生年月

事例の概要

平成14年7月

宮崎県内の温泉利用入浴施設で295人感染、7人死亡

平成14年8月

鹿児島県内の温泉利用入浴施設で9人感染、1人死亡

平成21年10月

岐阜県高山市内のホテルの温泉入浴施設で8人感染

平成23年9月

神奈川県横浜市内のスポーツクラブの入浴施設で9人感染

平成24年11月

埼玉県内の日帰り温泉施設で8人感染

平成24年11月

山形県内の旅館業の入浴施設で3人感染

平成26年1月

岡山県倉敷市内の老人保健施設の入浴施設で4人感染、1人死亡

平成26年6月

埼玉県北本市内の入浴施設で3人感染、1人死亡

平成26年9月

静岡県浜松市内の入浴施設で8人感染

平成27年6月

岩手県盛岡市内の入浴施設で12人感染、2人死亡

平成27年6月

神奈川県小田原市内の入浴施設で7人感染

平成29年3月

広島県三原市内の入浴施設で58人感染、1人死亡

令和元年7月

静岡県静岡市内の入浴施設で13人感染

レジオネラ防止対策として必要な管理

 レジオネラ属菌を制御するためには、単に浴槽の湯を塩素系消毒薬で消毒すればいいというものではなく、常に、レジオネラ属菌の繁殖の温床となっているろ過器や循環配管内部の生物膜の形成を防止し、形成が認められたならば直ちに除去を行うなどの対策を行う必要があります。
 さらに、浴室内においては、エアロゾルの発生をできるだけ抑え、汚染された湯による感染の機会を減らす対策も重要です。

 対策のポイントは、次の3点です。
1 レジオネラ属菌を繁殖させない管理(浴槽の湯などの衛生管理)
2 生物膜を除去し、その発生を抑える管理(設備の衛生管理)
3 エアロゾルの発生を抑え、吸い込ませない管理

具体的な管理方法としては、次の管理が不可欠です。
この管理のどれかが不十分だと、レジオネラ属菌が繁殖する危険があります。

1 毎日の管理

ア 浴槽の湯は、常に満杯に保ち、適切に消毒を行います。
イ 消毒装置の点検・管理を行います。
ウ 貯湯槽の湯は、適切に温度管理又は消毒を行います。
エ 集毛器の内部を清掃し、消毒します。
オ 浴槽に湯水がある時は、ろ過器・消毒装置を常に作動させておきます。

2 毎週(週1回以上)の管理

ア ろ過器は、洗浄して汚れを排出します。
イ ろ過器・循環配管・回収槽などの内部は、適切に消毒を行い、生物膜の形成を防止します。
ウ 浴槽の清掃と浴槽の湯の入れ換えを行います。
エ 水位計配管は、適切な消毒及び生物膜の除去を行います。
オ シャワーは、通水を行います。

3 定期的な管理

ア 浴槽の湯の水質検査を、定期的に行います。
イ 毎年1回程度は、ろ過器や循環配管などの内部の生物膜の状況を点検し、生物膜の除去を行います。
ウ 貯湯槽及び回収槽の内部の生物膜の状況を点検し、必要に応じ又は定期的に、清掃及び消毒を行い生物膜を除去します。
  また、必要に応じて、別途に、回収槽の湯の消毒を行います。
エ 調節箱などの設備は、生物膜の状況を監視し、必要に応じて、清掃及び消毒し、生物膜を除去します。
オ シャワーヘッド・ホースは、定期的に点検、分解、洗浄し、消毒を行います。
カ 浴場排水熱回収用温水器(熱交換器)の給水管は、常に正圧にするとともに、ピンホールができていないか定期的に検査を行います。

4 その他の管理

ア 浴室内の入浴者が直接接触する場所(床、壁など)は、常に清潔に保ち、毎日清掃するとともに、毎月1回以上、消毒を行います。
イ 浴室及び脱衣室は、換気を十分に行います。
ウ 露天風呂を設ける場合、周囲の植栽から浴槽に土が入り込まないように注意します。

入浴施設の管理体制の確立

 公衆浴場や旅館業の入浴施設において、一旦、レジオネラ症の感染事例が発生すれば、当該営業施設のみならず、周辺の他の入浴施設に対する不安感も拡がるなど、大きな影響が予想されます。
 そのため、公衆浴場又は旅館業の営業者は、常に危機意識を持って入浴施設の管理に努めなければなりません。
 特に、多数の利用者がある大型の入浴施設では、レジオネラ症発生リスクが高いと考えられる設備を有するほか、複雑な循環ろ過系統を構成していることが多く、また、不特定の従業員が管理に従事していたり、管理会社等に管理委託し必要な確認を怠っている事例などが見られます。
 そのため、これらの施設では、管理に関する責任の所在が明確で、より確実な管理が実行できる管理体制を確立することが望まれます。
 公衆浴場や旅館業の入浴施設において、より確実な管理が実行できる管理体制を構築するには、衛生管理マニュアルを作成し、実践することが必要です。
 県では、レジオネラ対策に関するマニュアルを作成していますので、これを参考に各施設で衛生管理マニュアルを作成し、入浴施設の管理に努めてください。

入浴施設におけるレジオネラ防止対策

愛知県保健所一覧

 公衆浴場及び旅館業の入浴施設のレジオネラ対策に関する問合せは、管轄の保健所へ御連絡ください。

 県保健所の一覧は以下のリンク先でご覧いただけます。

 愛知県保健所等一覧(名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市及び豊田市除く)

関連リンク先

問合せ

愛知県保健医療局生活衛生部生活衛生課
 環境衛生グループ
 電話:052-954-6299(ダイヤルイン)
又は最寄の保健所へお問合せください。

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