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あいちの農産物(野菜:果菜)

ページID:0490397 掲載日:2023年12月25日更新 印刷ページ表示

なす

 ​​なすはインド東部が原産といわれております。
 熱帯性の植物のため、ヨーロッパではあまり普及しなかったようですが、日本では江戸時代から多くの品種が栽培され、重要な野菜のひとつになっていました。なすの特徴は、煮る、油で揚げる、焼く、蒸す、漬物とバラエティに富んだ料理に使えることです。
 新鮮ななすは、濃い黒紫色で、表面にしわがなく光沢があり、へたの切り口が新しく、鋭いトゲを持っています。また、へたが実に対して大きく感じられるものは、未成熟なしるしです。はち切れそうな弾力があり、大きさに見合う重さのものを選びましょう。
 長なす、丸なす、米なすなど様々な形のなすがありますが、愛知県では、冬場はハウスで長卵型の「千両」に加えて、最近は愛知県が(独)農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所と共同開発した品種「とげなし輝楽」が作られています。夏場は、露地で、長なすの「筑陽」が多く作られています。なすイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    3月~6月
  • 主な産地 
     豊橋市、岡崎市、一宮市、幸田町
  • 作付面積
    244ha(全国12位)
  • 収穫量
    13,300t(全国6位)
  • 産出額
    34億円(全国6位)

 (出典:出典:令和3年産野菜生産出荷統計、令和3年生産農業所得統計)

トマト

 トマトは、現在では生食用として広く栽培されていますが、18世紀ごろまでは観賞用として作られていました。食べるようになったのは、大正から昭和にかけてのことです。
 今では、丸玉系が主流ですが、先端がとがった形をした「ファーストトマト」は愛知県の特産として根強い人気があります。愛知の伝統野菜にも選ばれていますが、豊橋温室園芸農業協同組合により愛知県で開発された品種です。
 トマトと同様、ミニトマトもサラダの定番になりました。赤色のものがほとんどですが、黄色や桃色のもの、プラムのような形をしたものといろいろ出まわっています。
 トマトは動脈硬化の予防効果が期待できるリコピンを豊富に含む野菜で、最近では、血液中の脂肪増加を抑える新成分が含まれていることが発見され、メタボリック対策も期待されて静かなブームになっています。トマトイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    12月~翌年6月
  • 主な産地
    田原市、豊橋市、豊川市、弥富市、愛西市  
  • 作付面積
    494ha(全国5位)
  • 収穫量
    49,200t(全国3位)
  • 産出額
    168億円(全国3位)

 (出典:令和3年産野菜生産出荷統計、令和3年生産農業所得統計)

きゅうり

 きゅうりは、黄色い瓜、すなわち「黄瓜」が語源との説が有力です。実際、きゅうりは熟すと黄色くなります。皆さんが食べているのは、生長途中の未熟なものなのです。
 きゅうりを生で食べるようになったのは戦後で、それまでは粕漬けなど漬物にして食べていました。本来は典型的な夏の野菜ですが、施設栽培の普及により、愛知県では冬から春にかけて出荷が多くなっています。
 鋭いイボが多く残り、切り口がみずみずしく、皮に張りと弾力性があるものが新鮮です。曲がっていても味には関係なく、それよりも太さが一定のものがおいしいです。持ってみて、ずしりと重いもののほうが水分を多く含んでいます。
 日本料理の付け合わせや刺身のつまに、黄色い花を付けた小さなきゅうりを見たことがありませんか。花丸きゅうりと呼ばれる長さ3cmほどの幼いきゅうりです。東三河地方のつまもの産地で生産されています。きゅうりイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    12月~翌年5月
  • 主な産地
     安城市、西尾市、美浜町 
  • 作付面積
    151ha(全国22位)
  • 収穫量
    13,200t(全国13位)
  • 産出額
    29億円(全国14位)

 (出典:令和3年産野菜生産出荷統計、令和3年生産農業所得統計)