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いちご「愛きらり」

「愛きらり®」について
〇品種名:「愛経4号」(品種登録番号:第30500号)
愛知県及びJAあいち経済連が共同開発しました。
〇ブランド名:「愛きらり®」(JAあいち経済連が商標登録)
愛知県産であること、特徴である光沢感をイメージして名付けられました。
特長1 大きくてツヤがあり、しっかりとした甘さのあるいちご
果実が大きく、濃い赤色で光沢に優れており、見た目が華やかで高級感があります。
また、酸味が少なく、しっかりとした甘さがあります。
特長2 果皮も果肉も赤く、果形が整ったいちご
果皮も果肉も赤い色が濃く、整った円錐形で果形の揃いが良いです。
スライス断面の見栄えが良く、ケーキなどの加工品への活用にも適します。
特性3 早生性かつ多収性のあるいちご
早生性で連続出蕾性があります。
また、収量は既存品種より多く、販売単価の高い年内から厳寒期は特に多くなります。
なお、果実が大きく、果形の揃いが良いので、省力的に収穫・出荷調製できます。
これまでの主な取組
2015年~2020年 品種開発
2022年9月 ブランド名の商標登録
2022年12月 ロゴマークの決定
2023年2月 ブランド名の公表、試験販売開始
2023年6月 出荷資材(フィルム、段ボール)デザイン決定
2023年10月 統一出荷規格、着色基準決定
2024年11月 本格販売開始、品種登録
その他愛知県内の百貨店や量販店におけるPRイベントや洋菓子店・加工事業者との連携等、消費者及び実需者に向けたPRを実施。

育成の経緯
愛知県では、本県育成品種の「ゆめのか」に加え、「章姫」や「紅ほっぺ」など他県で開発された品種が普及しています。
「消費者に早い時期から大きくておいしいいちごを届けたい」といった産地の要望に応え、出荷が始まる年内や寒い時期の収量が多く、大果で食味の良い本県オリジナル品種の開発に、愛知県とJAあいち経済連が 2015 年から取り組みました。
「章姫」や「かおり野」、「あまおとめ」を交雑して得た系統の中から、果実が大きくて収量が多く、食味の良いいちご「愛きらり®」が誕生しました。
商標「愛きらり®」の使用条件
商標「愛きらり®」は、以下(1)~(3)の要件を全て満たした商品のみが使用できます。
個人による業者(実需者、量販店、産直店舗など)に対する直接販売やいちご狩り園では、商標「愛きらり®」を使用できません。
加工品等に使用する場合は、加工業者による管理要領に基づく申請が必要です。
(1)品種が「愛経4号」であること。
(2)商標「愛きらり®」の品質を保つため、愛知県いちご生産組合連合会が定める出荷規格、または同規格に準ずる出荷規格に基づき、JAの品質検査を常に受けること。
(3)JAの販売事業を通じて出荷すること。
※商標に関する問い合わせはJAあいち経済連 園芸部 青果販売課まで
種苗「愛経4号」の利用許諾
「愛きらり®」の県内産地の基盤(栽培技術、品質等)の確立を優先的に図るため、JAあいち経済連の独占的利用期間(2021年1月15日から2029年1月15日)は愛知県いちご生産組合連合会員のみに品種の利用が認められています。
出荷時期及び販売場所
「愛きらり®」は、10月頃から翌年6月頃まで出荷されます。
現在は中京地域のスーパーや量販店などを中心に販売されています。
「愛きらり®」紹介動画