ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > ジブリパーク推進課 > ECI方式を活用したジブリパークの整備について

本文

ECI方式を活用したジブリパークの整備について

ページID:0246970 掲載日:2019年7月3日更新 印刷ページ表示

 愛知県では、愛知万博の理念を次世代へ継承し、愛・地球博記念公園の魅力と価値を一層高めるため、同公園内に、スタジオジブリ作品の世界観を表現し、多くの皆様に楽しんでいただく「ジブリパーク」整備構想について、2017年5月にスタジオジブリと合意し、昨年度までに、基本構想・基本設計を行ってまいりました。

 また、本年5月31日には、基本方針をとりまとめるとともに、愛知県、株式会社スタジオジブリ及び株式会社中日新聞社の三者で基本合意書を締結したところです。

 本年度、「青春の丘エリア」、「ジブリの大倉庫エリア」及び「どんどこ森エリア」の実施設計を進めていくにあたり、2014年の「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の一部改正により制度化されたECI方式(※)を、愛知県事業として初めて採用することとしました。

 これにより、着実に事業の進捗を図り、2022年秋の開業を目指してまいります。

(※)「ECI(Early Contractor Involvement)」とは、「早い段階から請負業者の関与」という意味であり、2014年の「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の一部改正に伴い可能となった、技術提案・交渉方式(3タイプ)の1つ。法文上、「当該公共工事の性格等により当該工事の仕様の確定が困難である場合」に活用することができる手法。

1 趣旨

 ジブリパークの整備は、過去に類を見ない特殊な工事であり、スタジオジブリの持つアニメーション作品の世界観を表現する建物や造形物、風景をどう作り込むかが大きな課題であります。

 したがって、実施設計の段階で、質感や素材感などについて、予め最適な仕様を確定することが困難な工事であります。

 ECI方式とは、このような場合に、実施設計の段階から施工者(建設会社)が有する専門的な知見や特別な施工技術・ノウハウを「技術協力」として設計に反映させ、最適な仕様を確定するとともに、事前に設計照査や工事準備の検討を行うことができる制度です。

 これにより、工事着手後の手戻りリスクの低減や建設コストの縮減、工事期間の最大化を図ることができ、効率的に工事を実施することができます。

 これまで、早期供用を図る必要があるトンネルなどの災害復旧工事や、損傷に不可視部分があり、現場の状況把握が困難な橋梁の大規模修繕工事などにおいて、ECI方式の適用事例があります。

 そうした中で、ジブリパークのような世界でオンリーワンとなるコンテンツを表現する、難易度が高い建築工事にECI方式を適用することは、これまで例がなく、まさに制度創設の趣旨に沿った本邦初の事例となります。

2 主なスケジュール

主なスケジュール
時期 内容
2019年7月3日 入札公告(公募プロポーザル方式)
9月2日 提案書の受付締切
9月下旬頃 優先交渉権者(技術協力を行う建設会社)の決定

3 その他

 本事業に関する情報は、順次、愛知県政策企画局ジブリパーク推進課のウェブページに掲載します。

 https://www.pref.aichi.jp/ghibli-park/index.html

〈参考図〉整備エリア

整備エリア

参考資料

 ECI(Early Contractor Involvement)方式について [PDFファイル/151KB]

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)