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平成25年7月
豊橋市畜産防疫対策協議会設立総会開催!
豊橋市畜産農家を会員とした、畜産防疫対策協議会の設立総会が7月2日に東三河農業研究所研修館にて開催されました。この協議会は、平成23年10月に過去2回の鳥インフルエンザ発生を受け設立された豊橋市家きん防疫対策協議会が主体となり、平成22年の宮崎県での口蹄疫の発生や周辺国での続発を受け、牛、豚を含めた防疫体制を取るべきであるということから設立に至りました。
当日は畜産農家53名と関係者・マスコミを含め95名が出席し盛大に開催されました。
総会に先立ち、冨田会長より、市内の畜産農家全体で防疫に取り組みたいとあいさつがありました。
総会では、豊橋市家きん防疫対策協議会の事業報告・収支決算と、新体制である畜産防疫対策協議会の事業計画・収支予算、規約の制定、役員選任が行われました。
総会後の記念講演では、宮崎県川南町の農林水産課長の押川氏より、口蹄疫の発生から防疫活動までの生の体験談を講演していただきました。畜産農家自身ができることから取り組む必要性を感じる、大変参考になる講演でした。

左:総会風景
右:講演会風景
生産者がプロの料理でアスパラガスの可能性を探る
JAひまわりアスパラガス部会では、販路拡大を目的に新たなアスパラガス料理のレシピ研究を実施しています。昨年度は、女性の生産者と当農業改良普及課が中心となり、新たなレシピを考案して料理教室を実施し、その後のイベントでの試食に活用してきました。
本年度は趣向をかえて、豊川市内のそば専門店「玄子(くろこ)」の店主が考案した創作料理の試食会を実施しました。
今回店主が考案した料理は、和食が中心で、「エビ、ニシン、合鴨肉とアスパラ入り玉子焼、焼きアスパラの盛り合わせ」「アスパラスープ」「アスパラ、チーズ入り揚げ春まきと長芋アスパラ団子揚げ」「焼きアスパラ、ほたてと長芋豆腐のみそだれ」「アスパラのしらあえ」と続き、メインの「アスパラ入り手打ちそば(つけだれ)」、「イチジクのデザート」とフルコースが順次、出されました。
いずれもアスパラガスの緑色が料理の中で映えており、他の食材とマッチした食感、食味に生産者は舌鼓をうっていました。

左:料理を味わう生産者
右:アスパラガス入り手打ちそば
お盆の需要期を狙い、ケイトウ切り花の導入進む
お盆の需要期に向けてケイトウ切り花を栽培する取組が、JAあいち経済連との契約販売を前提に、管内の花き生産者の間で拡大しつつあります。
ケイトウは、露地畑や無加温ハウスを利用して短期間で栽培することができ、小面積でも手堅い収入が見込めます。また、揃って発芽させることができれば、その後の栽培管理には比較的労力がかからないという長所もあります。栽培のポイントは、雑草の対策と、太くしすぎないよう適切な肥培管理を行うことです。ケイトウは吸肥力が強く、肥料や水が多すぎると、茎が太くなりすぎ、花束加工に向く切り花にはなりません。
豊川市内では、経済連とJAひまわりの呼びかけにより、昨年度から盆需要向けケイトウ契約販売への取組が始まりました。特に、7~8月が農閑期となるバラやガーベラの生産者が補完品目として導入する事例が多く、2年目となる今年度は、11戸が計27a作付けました。農業改良普及課は、JAあいち経済連、JAの担当とともに定期的に栽培ほ場を巡回し、生育状況の確認や栽培指導を行っています。
豊橋市内でも、デルフィニウムなどの補完品目として導入が検討されており、契約販売に向けて、農業改良普及課とJA豊橋、JAあいち経済連の支援のもと、5aで品種比較試験に取り組んでいます。

左:ハウス栽培、右:露地栽培の様子