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平成25年12月
東三河の消費者に養豚について知ってもらおう!
11月30日(土)、宝飯豊橋養豚青年研究会(会員15名)が、東三河農業研究所研修館において「第13回若手養豚農家と消費者の交流会」を開催しました。これは、消費者に豚肉の生産から食卓までの流れを知ってもらうとともに、地元の豚肉の消費拡大をねらいとしており、当日は豊橋市や豊川市の消費者親子55名が参加しました。
交流会は、豚に関する学習会、ソーセージ作り、東三河産豚肉の試食の内容で行い、学習会では「豚について学ぼう!」というタイトルで、豚肉の生産から出荷までの流れ、糞尿処理、東三河の養豚のデータなどを会員が発表しました。
学習会後の質疑応答は、ブランドや遺伝子組み換え飼料などの消費者の身近にある疑問から、養豚農家の労働実態や母豚と肉豚の育成の違いなど踏み込んだ内容の質問まであり、活発に行われていました。
終了後に実施した大人の参加者へのアンケートによると、96%の方が国産豚肉を購入し、ブランドよりも価格や産地を気にするとの結果でした。また、豚について知らないことを学べた、勉強になったという意見が多数あり、養豚について知ってもらう良い機会となりました。

ソーセージ作りに取り組む参加者
冬の鉢花シクラメン ~豊橋駅でもお出迎え~
東三河地域は全国でも有数のシクラメン生産地です。豊橋市花き園芸振興協議会鉢物部会では、7戸が約12万鉢のシクラメンを出荷しています。隣接する豊川市や田原市に比べて生産者・出荷量ともに少ないですが、2色植えの「紅白シクラメン」を考えるなど、農家が工夫をした栽培・販売を行っています。
豊橋市では、「花のまち豊橋」をアピールするため、11月中旬から12月にかけて豊橋駅東西自由連絡通路に当部会員2名のシクラメンを展示し、駅来訪者を出迎えました。
今作は夏期の少雨の影響により害虫の発生が多く、出荷間際まで防除に気をつけていました。出荷は10月中旬から始まり、11月中旬から12月上旬にかけてが最盛期でした。品質は、例年通り良好なものに仕上がりました。

左:豊橋駅の展示風景
右:出荷間際のシクラメン