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東三河の水産業のページ

ページID:0170121 掲載日:2022年12月15日更新 印刷ページ表示

東三河の水産業の主要指標

【海面漁業・養殖業地区別漁業経営体数】

 平成30年の東三河地区における海面漁業・養殖業経営体は452経営体で、愛知県全体の23%を占めています。このうち、蒲郡市は68経営体、田原市は384経営体となっています。

(農林水産統計(2018年漁業センサス))

 

愛知県 経営体数 グラフ

 

 

【海面漁業種類別漁獲量】

 平成30年の東三河地区における海面漁獲量は12,654トンで、このうち採貝採藻が8,761トンと全体の69%を占め、次いで沖合船びき網、小型底びき網、船びき網の順となっています。

(農林水産統計)

海面漁業種類別漁獲量

主な漁業種類

【1 小型機船底びき網漁業】

 伊勢・三河湾、渥美外海において、小型の漁船(15トン未満)を使用し、海底に棲む魚介類を漁獲しています。主な漁獲物は、カレイやアナゴなどの魚類、トリガイなどの貝類、エビやカニ、シャコなどの甲殻類です。東三河地区では、蒲郡市において盛んに営まれています。

5

 

【2 機船船びき網漁業 しらす機船船びき網漁業】

 伊勢・三河湾、渥美外海において小型の漁船(15トン未満)の使用し、イワシ類やイカナゴを漁獲しています。網船2隻と運搬船1隻が1組になって操業します。渥美外海ではしらす(イワシの稚魚)を漁獲するしらす機船船びき網漁業が盛んに営まれています。

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【3 沖合底びき網漁業】

 遠州灘、熊野灘において、比較的深い海底に棲む魚介類を漁獲しています。主な漁獲物は、メヒカリ、ニギス、アカムツなどです。県内唯一、蒲郡市において営まれています。

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【4 アサリ採貝】

 地先の沿岸において、アサリを漁獲しています。渥美半島の福江湾で盛んに営まれています。

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【5 潜水器漁業】

 渥美半島の三河湾沿岸において、主にウチムラサキ(大アサリ)、タイラギ、ナミガイ(白ミル)を漁獲しています。

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【6 ノリ養殖】

 三河湾の渥美半島沿岸において、黒ノリと青ノリを養殖しています。県内唯一、渥美半島の福江湾で青ノリを養殖しています。

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 青ノリは、従来は青混ぜの黒板ノリや、青板ノリが製品として作られ、それぞれ焼き海苔や、佃煮にもっぱら利用されていました。近年はそれに加えて「青バラ干し」という形態で青ノリ製品が作られており、味噌汁、ラーメン、うどん、せんべい、コンニャクなど多様な用途に使われるようになってきました。

 渥美地区では青ノリ用途の拡大による需要の増加に対応するため、青バラ干しの生産量拡大に取り組んでおり、年々生産量を増加させています。

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【7 ウナギ養殖】

  愛知県は全国第2位の養殖生産量をあげています。東三河地区では豊橋市を中心に養殖しています。

 平成30年の豊橋養鰻漁協の生産量は277トンで、愛知県の生産のウナギのおよそ1割を占めています。

 豊橋養鰻漁業協同組合では、トレーサビリティーシステムの導入、地域団体商標「豊橋うなぎ」の取得によるブランド化などに取り組んでいます。

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【8 アユ養殖】

 愛知県の平成30年の養殖生産量は1,220トンで全国第1位の養殖生産量をあげています。東三河地区の豊川市で養殖しています。

水産物のブランド化

水産課では、地元水産物の普及と知名度向上を目指す取組を支援しています。

【豊橋うなぎ】

 豊橋うなぎを生産している豊橋養鰻漁業協同組合では、平成15年から全国に先駆け、鰻の生産履歴情報の開示を行うなど、先進的な取組を行っています。

 また、平成19年からは無投薬養殖への取組、養殖を地下水のみで行うなど安全・安心な鰻の養殖に取り組んでいます。

 一方、豊橋養鰻漁業協同組合は、豊橋うなぎの知名度向上・ブランド化を図るため、平成21年から地域団体商標の取得を目指して取り組んだ結果、平成24年12月28日付けで「豊橋うなぎ」を商標登録しました。

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※白焼き、かば焼きに貼付されています。

 

【蒲郡メヒカリ】

 メヒカリ(標準和名:アオメエソ)は、沖合底びき網漁業の主要な漁獲物です。

 現在、蒲郡市漁業振興協議会(三谷漁業協同組合、蒲郡漁業協同組合)では、この「蒲郡メヒカリ」をブランド化するため、地域団体商標への登録を申請しています。

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蒲郡メヒカリについて