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平成28年4月

ページID:0125147 掲載日:2016年4月1日更新 印刷ページ表示

稲WCS用水田への堆肥散布還元率90%超え

 豊橋稲WCS組合は、稲WCS生産・利用を行うとともに、WCS用稲を栽培した水田へ堆肥の還元を行っています。平成27年度は9月から2月まで、合計で48.8haの水田に堆肥散布が行われました。稲WCS生産水田面積は53.3haであったため、91%の還元率となり、昨年度の73%から18%増となりました。

 豊橋地域は北部に水田地帯、南部に畜産地帯があり、遠距離であることが水田への堆肥還元を難しくしていました。今回、養牛農家によるフレコンバッグへの堆肥詰めとフレコンバッグの一括輸送及びマニュアスプレッダーを利用した堆肥散布体制により、散布面積が拡大しました。また、この体制であれば主食用米水田に堆肥を散布することもできるので、堆肥還元がより広範に実施される可能性があります。

 農業改良普及課は、耕畜連携の取組について支援していきます。

堆肥を稲WCS収穫水田へ散布する様子

左:フレコンバックからマニュアスプレッダーへ堆肥を積み替える様子
右:マニュアスプレッダーでの堆肥散布

※稲WCSとは、稲を利用した発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)のこと。稲の実と茎葉を同時に収穫し発酵させた牛の飼料であり、水田の有効活用や食料自給率向上に貢献すると関心を集めています。

※堆肥還元とは、自給飼料を利用する畜産農家から生じた家畜排せつ物を堆肥化し、当該飼料を収穫したほ場へその堆肥を利用すること。

 

東三河4Hクラブ員が行政書士を招いて勉強会を開催

 東三河4Hクラブ連絡協議会は、2月8日に、講師に鈴木達也行政書士事務所(新城市)の鈴木達也所長を招き、「戦略的農業経営のステップ」と題した勉強会を東三河農業研究所研修館にて開催しました。

 まず、戦略的農業経営の基礎や戦略的な視点の説明を受け、次に、講師が行っている海外展開事業「ベトナムに五平餅」のプレゼンテーションを聞き、戦略的経営の理解を深めました。その後、受講者を3つの小グループに分け、農業の悩み、課題や将来展望について話し合ったり、これからのビジネスプランについてのアドバイスを講師から受けたりしました。話し合う中で、自分の経営目標が整理されて明確になり、さらに話し合った内容を発表することで、目標達成に向けた戦略を他の人にも納得させるような整合性のあるものへと練り上げることができました。どの受講者も刺激を受けたようで、勉強会で得た技術を今後の経営に役立てたいという感想が多くありました。

 農業改良普及課では、今後も4Hクラブの事業の自主的な計画・運営を支援していきます。

勉強会の様子

勉強会の様子