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平成28年11月

ページID:0148139 掲載日:2016年12月14日更新 印刷ページ表示

二川みかん研究会が鳥獣害対策と「夕焼け姫」を視察

 10月24日、二川みかん研究会員8名が豊橋市石巻西郷地区の住民が主体となった鳥獣害対策と、農業総合試験場常緑果樹研究室のカンキツ「夕焼け姫」を視察しました。

 豊橋市二川地区でもイノシシが畑を荒らしており、住民主体の対策を行っています。石巻西郷地区では囲いわな「おりべえ」や、大型カラス檻が導入されており、捕獲効率など次々と質問が挙がり、関心の深さが伺われました。

 常緑果樹研究室の「夕焼け姫」は、着色が進んでいく時期に視察できたため、果実全体に広がる鮮やかなオレンジ色が視察参加者の目を引いていました。

 会員の一人は、「樹になっている着色した『夕焼け姫』を見るのは初めてで、果実だけを見た時よりも鮮やかで見直した。」と、考えを改めていました。

 農業改良普及課は、今後もカンキツ産地の振興に助力していきます。

※「夕焼け姫」とは、愛知県農業総合試験場がウンシュウミカン「宮川早生」の枝変わりとカンキツ「ページ」の交配により育成し、2013年3月に品種登録した早生のカンキツです。

おりべえと夕焼け姫

左:囲いわな「おりべえ」を視察する様子、右:収穫直前のカンキツ『夕焼け姫』

新農業経営者セミナー農業機械研修を開催

 農業改良普及課では、就農3年目までの新規就農者及び青年就農給付金(経営開始型)受給者を対象として、新農業経営者セミナーを開催しています。10月25日には「農業機械研修」を開催し14名が参加しました。

 まず、農作業安全について農業改良普及課古川技師より愛知県内の農作業事故発生状況と農作業事故の事例・防止対策についての講義を行いました。

 続いて、トラクターの構造とメンテナンスについて、クボタアグリサービス株式会社名古屋担い手推進部の奥野氏を講師に研修を行いました。受講者は、雨の中、熱心に説明に聞き入っていました。受講者の多くは、農業機械のメンテナンスについての知識が少なく、大変、勉強になったと感想を述べていました。

 農業改良普及課では、新規就農者に役立つセミナーとして、今後、土壌肥料研修を開催し、新規就農者への経営安定化に対する支援を行っていきます。

講義の様子

左:講義「農作業安全」の様子、右:講師の説明を聞く受講者