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平成30年2月

ページID:0193408 掲載日:2018年3月29日更新 印刷ページ表示

農業総合試験場と連携したオオバに関する研究会を実施

 平成30年1月24日、農業総合試験場がオオバに関する研究会を東三河農業研究所研修館で開催し、県つまもの振興協議会の大葉生産者100名と関係機関が出席しました。この研究会は、農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業実績を生産者へ報告することを主目的に実施され、農業総合試験場の研究員が、シソモザイク病を始めとする病害虫防除、ヒートポンプによる夜冷や炭酸ガス施用の効果などの研究成果及び新品種の育成状況について発表しました。

 農業改良普及課は、同事業において、現地実証試験のために産地との調整や、シソモザイク病の発生実態を解明するためのアンケートに協力しました。また、今回の研究会の開催にあたり、生産者の関心が高い内容になるように、生産者から要望を聞き取って、アザミウマ類とコナジラミ類の防除に関する内容を研究会に加えるための調整を行いました。

 農業改良普及課では、事業の成果を活かし、今後もつまもの野菜の安定生産が図られるように支援していきます。   

 オオバに関する研究会

     写真:挨拶する県つまもの振興協議会長

シクラメン研究会がアザミウマ初期防除の重要性を再認識

 農業改良普及課は豊橋市シクラメン研究会を対象に、発生予察に基づくアザミウマの適期防除に取り組んできました。

 発生予察調査は、平成29 年7月から11 月までの5ヶ月間、全戸のほ場で2週間毎に行い、農業改良普及課はその都度、発生程度を速やかに農家へ伝えて薬剤防除を呼び掛けました。また、農家には薬剤の種類や散布日などの記録を残すように指示しました。

 平成30年1月19日、同研究会が反省会を開催し、発生予察の調査結果や薬剤の散布記録を持ち寄って、時期ごとのアザミウマの発生消長、薬剤散布、被害の程度などを確認し合いました。農家は「出始めたと思っていたら一気に増殖し、アザミウマが媒介するウイルス病が蔓延した」、「これまで多少の発生は大丈夫と思っていたが、常に注意するべきだと思った」などと振り返り、初期防除の重要性を再認識するとともに、来季の対策に向けて情報を共有することができました。

 農業改良普及課は、今後も成品化率が低い農家を重点に、主要病害虫の防除対策を推進していきます。