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平成30年11月

ページID:0221675 掲載日:2019年1月7日更新 印刷ページ表示

JA豊橋いちご部会で新規就農者部門の勉強活動を開始!

 イチゴの新規就農は、高額な設備投資を要するため、早期の経営安定が課題です。そこで、JA豊橋いちご部会は、新規就農者及び部会内の農家で研修している就農希望者(計8名)を対象に、就農前後で生じる課題を共有・解決することを目的として部会内に新規栽培者の部門を立ち上げました。平成30年10月24日(水曜日)、第1回活動として、対象者相互のほ場巡回と情報交換を行いました。

 ほ場巡回では、新規就農者のほ場で、農業改良普及課が事前に聞き取ってまとめたそれぞれの管理方法の資料を見ながら、草丈や葉身長、小葉幅、生育ステージを数株測定して生育を比較し、本ぽ定植後の施肥を中心に管理を考えました。

 情報交換では、天敵を利用した害虫防除、台風対策、施肥量を増やすタイミング、ハウス建設に必要な資金など、悩んだことや知りたい情報について多岐に渡り話し合いました。その後、新規就農者が陥りがちな作業の遅れが生じないよう、適期作業が必要な理由を参加者で考えながら管理項目を確認しました。

情報交換の様子

写真:情報交換の様子

 

農業経営士が産地と消費者をつなぐ消費拡大を学ぶ

 愛知県農業経営士協会東三河支部では、時事内容をテーマにした研修会を毎年開催しています。平成30年は、10月25日(木曜日)に“株式会社みかん”の代表取締役の清原優太氏を招き、「みかんの世界」と題して講演会を開催し、77名が参加しました。参加者は、カンキツ産地と消費者をつなぐことをテーマにした「日本みかんサミット」等の活動について学び、今後の産地のあり方について考える機会となりました。

 「マツコの知らない世界」や「ヒルナンデス!」のテレビ出演で一躍有名となった清原氏は、「東大みかん愛好会」に飽き足らず、みかんを愛するあまり在学中に会社を設立した行動派で知られています。起業した目的は「ミカンの消費拡大」と明瞭であり、愛媛県や和歌山県での「日本みかんサミット」の事例を紹介しつつ、消費拡大のためには、いかに異業種を巻き込んで産地と消費者をつなげていくかがポイントであると力説しました。また、将来的にはワインやコーヒーのように消費者がこだわりのある銘柄を選ぶように、みかんも同様なブランド作りをしていきたいと夢を語っていました。

 参加者から「壮大な話で今すぐの実現は容易ではないと思うが、明るい方向性が示され、非常に励みになる」などの感想が聞かれました。今後も農業改良普及課は継続して農業経営士協会活動に対し支援していきます。

講演会の様子

 写真:講演会の様子