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平成31年1月

ページID:0227323 掲載日:2019年2月26日更新 印刷ページ表示

飼料用米「もみゆたか」と小麦「きぬあかり」の実証結果を報告 ~東三河水田作技術研究会~

 平成30年12月6日(木曜日)、農業改良普及課は、「東三河水田作技術研究会」を開催し、本年度取り組んだ、飼料用米に適した「もみゆたか」の実証と小麦「きぬあかり」の追肥試験の結果を報告しました。出席者からは小麦追肥の際の注意点の質問が出るなど、実施への意欲がうかがわれました。

 今年度、「もみゆたか」の実証を2戸で行い、当地域でも多収であり経済性に優れることが確認できました。また、管内で約70ha作付けされている「きぬあかり」の追肥試験では、追肥による収量及びタンパク質含量向上効果が明確でした。これらの結果を説明したところ、出席者は次年度以降の取組に前向きになった様子でした。

 なお、同時に開催した食味会では、県産米5品種(愛知123号、あいちのかおりSBL、ミネアサヒ、コシヒカリ愛知SBL、ゆめまつり)の食べ比べを実施しました。「愛知123号」は農業総合試験場が育成した良食味の高温耐性品種で、「コシヒカリ」に比べて白未熟粒の発生が少なく、猛暑でも品質が良いのが特徴です。来年度から東三河地域でも試作が始まりますが、「愛知123号」のおいしさを実感した農家は、早く栽培したいと話していました。

結果報告の様子 食味会の様子 

左写真:結果報告の様子、右写真:食味会の様子

 

豊橋市三士が意見交換会を開催、市への提言を話し合う

 平成30年12月4日(火曜日)、豊橋市内の三士(農業経営士、農村生活アドバイザー、青年農業士)が合同研修会を開催し、29名が参加しました。今年度は主催の青年農業士が、豊橋市に対して行う提言・要望をまとめられるよう、意見交換会を企画し、災害への備えや雇用について、活発に意見を交わしました。参加者同士で自身の状況や考えを説明して話し合ったので、経営の参考になったという感想も多く聞かれました。

 参加者は7グループに分かれて、幅広く話し合うため、討議途中でメンバーチェンジを行うワールド・カフェ方式を採用し、2つのテーマ(1)「災害への備え」、(2)「雇用確保と雇用管理」について30分ずつ討議しました。

 特にテーマ(1)では、台風被害を受けた参加者が数多くいたこともあり、災害時に農場を維持するために電気と水の確保が最優先という意見が多く出ました。用水や非常用電源確保と浸水害回避のために地域連携が重要で、訓練や講習会開催、保険加入等も必要であると話し合いました。

 今後、青年農業士会は、数多く出たテーマ(1)の意見を提言や要望としてとりまとめ、年度内に豊橋市へ提言する予定です。

討議を行う参加者 発表会

 左写真:討議を行う参加者、右写真:発表会