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令和元年5月

ページID:0270563 掲載日:2020年1月28日更新 印刷ページ表示

音羽地域営農推進会議で「ファーム長沢の里」を中心とした農業振興を話し合い

 平成31年4月10日(水曜日)、農業改良普及課(以下、普及課)は音羽地域営農推進会議を開き、同地での農業振興策について話し合いました。今年度から地域の担い手として「ファーム長沢の里」が水田5.5ha、畑80aの経営を開始します。実質の作業者は1名しかいないため、その負担を減らす方策が話し合われました。

 会議は普及課が主催し、同地域の農業者の他、豊川市、JAひまわり、農業委員会、音羽商工会等が出席しました。

 普及課は、作業の省力化を目的として取り組んだ水稲の疎植栽培など、昨年度音羽地域を対象に活動した成果を報告しました。「ファーム長沢の里」からは負担軽減策として、老人クラブや地域住民がけい畔の草刈りやニンニク栽培を担う案が出されました。

 また、普及課は、鳥獣被害対策の取組についても紹介し、今年度の計画を説明しました。参加者からは、シカによる農作物被害への対策として従来柵のかさ上げを期待する声や、JAグリーンセンターでの農産物販売が地域の高齢者の活性化につながっていることの紹介など、多くの意見が出ました。

 普及課は、豊川西部地域の農業の発展及び収益力上のため、県の地域戦略促進支援事業に位置付け、農商工の関係者一同による音羽地域の農業振興活動を支援しています。

写真:音羽推進会議の様子

     写真:音羽推進会議の様子

 

JA蒲郡市で新たに小菊栽培研修会が開講

 今年度から小菊栽培研修会が、遊休農地の活用と担い手育成を目的にJA蒲郡市主催で始まりました。平成31年4月15日(月曜日)に研修会の開講式が開かれ、出席した受講者は、「小ギク栽培の基礎を学びたい」、「収益を得る手段の一つとしたい」等、研修への意欲を語り、研修開始を心待ちにしている様子でした。

 小ギク栽培は、比較的軽作業であるため身体的負担が少ないことから、高齢者や女性でも取り組みやすく、鳥獣による被害も少ない。また、新城設楽地区と同様にJAあいち経済連(以下、経済連)が契約販売するため、安定収入が見込める等の長所があります。

 研修会は、実習と座学で構成され、年15回の開催を計画しています。県職員OBと農業改良普及課、経済連が講師を務め、農業改良普及課は主に座学の講師を担当します。実習では、研修ほ場で9月の彼岸開花作型で小ギクを栽培します。1年間の研修会を通して、小ギク栽培の知識・技術を習得させ、次年度以降の小ギク生産者の育成を目指していきます。