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職員インタビュー
第1回職員採用試験採用者
【行政II】 労働局 産業人材育成課 技能五輪・アビリンピック推進室

山口 瑠奈(2015年度採用)
- 〔経歴〕
- 2015~2018 健康福祉部 障害福祉課 こころの健康推進室
- 2019~2020 西三河県民事務所 産業労働課
- 2021~2022 労働局 就業促進課
- 2023~ 労働局 産業人材育成課 技能五輪・アビリンピック推進室
愛知県職員を志望した理由は?
学生時代は教員を目指していましたが、大学で学ぶ中で、子どもやその家庭、地域を含めた多くの人の生活の基盤を支える仕事がしたいと思い、公務員を志しました。
なかでも県職員には幅広い分野の仕事があることを知り、いろいろな経験を積みながら視野を広げていきたいと思ったため愛知県職員を選びました。
現在どんな仕事を担当していますか?
技能五輪・アビリンピック推進室に所属しています。名前のとおり技能五輪とアビリンピックに関する施策を担う部署で、2023年度から3年連続愛知県で開催される技能レベル日本一を競う大会「技能五輪全国大会」と「全国アビリンピック」を盛り上げる取組などを実施しています。
私は、主にアビリンピックに出場する選手の調整業務や技能五輪国際大会の招致に関する業務を担当しています。
こうした大会を愛知で開催することは、子どもたちが優れた技能を間近で見ることでモノづくりの魅力を感じ、将来の働き方を考える絶好の機会になると思います。その子どもたちが将来、モノづくり王国愛知を担う人材として活躍していってくれたら嬉しいです。
県職員になって「やりがい」を感じた時は?
前所属で担当した大学等卒業予定障害者の就職面接会です。開催日の翌日から県内に緊急事態宣言が発出されるというギリギリの状態の中、従来のやり方を大幅に変え、参加者全員に安心して参加いただけるよう万全な感染対策を講じて実施しました。
実施にあたっては中止にするかも含め、たくさん悩みましたが、就職という人生の一大イベントのために真剣に面接に臨む求職者の方々の姿や、支援者の方から「大変な状況の中でも開催してくれてありがとう」という声をいただいて、全てが報われた思いがしました。
仕事で苦労したことは?
公務員は法律に基づいて行う仕事が多くあります。以前の所属で、過去の法律に対する国家賠償請求が起こったことを契機として、県内の実態調査をすることになり、一連の業務を担当しました。かなり古い案件であることに加え、極めて配慮が必要な情報を短期間で集約する必要があり、苦労しました。
また、調査結果の公表についても県民への説明責任としての情報公開と個人情報保護の観点で非常に慎重な判断が求められるもので悩ましかったことを覚えています。この経験を通して、公務員の仕事が多くの人の生活や人生に関わる責任重大な仕事であることを改めて実感しました。
My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。
『熊本地震の被災地への精神医療チームの派遣調整業務』
入庁して2年目のことです。熊本地震の被災地への災害派遣精神医療チーム(DPAT)派遣業務が一番心に残っています。
医療チームには民間の医師や看護師が登録しており、こうした緊急時に出動します。グループ一丸となって移動手段の確保や現地の情報収集等を行い、医療チームが滞りなく活動できるよう調整に当たりました。
まだ2年目で右も左もわからない状態でしたが、上司の的確な指示のおかげで、やるべきことは明確でした。緊急時にはいつも以上に団結するグループの強さ、そして災害時における行政の役割・重要性を実感できました。
間接的ですが、被災地の支援に関われたのは大きな誇りです。
1日のスケジュール概要を教えてください。
8時45分 出勤、本日の予定確認、メールチェック
9時 グループミーティング
10時 資料作成
12時 同僚とランチ
13時 資料作成
16時 後輩(新規採用)と進捗確認等
17時 明日の仕事の準備
17時30分 退勤
受験を考えている方へのメッセージ
行政職は幅広い仕事があり、本庁だけでなく県内各所に活躍の場があります。自分の興味・関心にしたがって専門性を極めることもできますし、多様な分野の仕事に挑戦することもできます。
また、さまざまな経験を積んだ上司・先輩や、支えあえる同期が多くいることも魅力だと思います。一緒に愛知県の未来をつくる仕事をできると嬉しいです。
掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。