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職員インタビュー
第1回職員採用試験採用者
【化学】 尾張県民事務所 環境保全課

佐藤 里名(2021年度採用)
- 〔経歴〕
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2021~2023 環境局 環境活動推進課
2024~ 尾張県民事務所 環境保全課
愛知県職員を志望した理由は?
大学院で環境分野を学んできました。学んできたことを活かしたかったことや安定した仕事に就きたかったこと、そして生まれ育った地元に貢献したいなどの理由から愛知県を受験しました。
愛知県は日本一のモノづくり県です。そのため、大気や水環境の保全に力を入れる必要があると感じたのも理由の一つです。
現在どんな仕事を担当していますか?
水環境に関する届出の審査・受理や、事業所の立入検査などを担当しています。
環境保全のための法律があり、事業者にはそれを遵守してもらう必要があります。計画に基づいて週1回以上は工場等の事業所を訪問し、排出ガスの測定や採水、環境調査センターに検体を持ち込んで分析を依頼することもあります。
県職員になって「やりがい」を感じた時は?
さまざまな角度から環境保全に関わることができ、やりがいを感じています。
仕事で苦労したことは?
業務に関する各種法令等を理解し、事業者への指導等を適正に行うことです。
初めのうちは、法律や条例に書いてあることを理解するだけで一苦労でした。また、個々の事例によって詳細が異なるため、一律の判断基準がないのも難しいところです。
法令を読むだけでは判断できない事例も少なくないため、過去の事例を参考にしながら、周囲の人と相談して指導を行っています。
My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。
『県民向けの化学物質セミナーを企画・運営して成功させたこと』
環境活動推進課では、県民の皆様に化学物質について理解と関心を深めていただくため、毎年テーマを変え、外部講師を招いてセミナーを開催しています。
講師の選定からセミナー当日の運営までの様々な準備を行ったため大変でした。
しかし、終演後に参加者の方にご記入いただいたアンケートの結果が好評で嬉しかったです。講演内容も自分自身の勉強になり、とても充実感がありました。
1日のスケジュール概要を教えてください。
8時45分 出勤、本日の予定確認
9時 出張
10時 事業場立入1
12時 ランチ
13時 事業場立入2
14時 事業場立入3
16時 帰所、立入結果の記録
17時 書類の確認
17時30分 退庁
受験を考えている方へのメッセージ
育児休業や育児短時間勤務制度を活用する先輩が多く、女性も働きやすい環境だと感じています。また、幅広い知識が必要な仕事ですが、先輩の指導や各種研修を通して、働きながら成長できます。
さまざまな部署を経験することで、最終的には環境についてほぼ把握できるのではないでしようか。不得意な分野があっても大丈夫です。一緒に県の環境を守っていきましょう。
掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。