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職員インタビュー

ページID:0491322 掲載日:2023年12月19日更新 印刷ページ表示

第1回職員採用試験採用者

農学 西三河農林水産事務所 農業改良普及課 岡崎駐在室

後藤さん1

後藤 彩乃(2019年度採用)

  〔経歴〕
2019~2021 東三河農林水産事務所 農業改良普及課
2022~    西三河農林水産事務所 農業改良普及課 岡崎駐在室
インタビュー動画

愛知県職員を志望した理由は?

 志望理由は、大学で学んだことを最も生かせる仕事だと感じたからです。私は、大学時代に農学部の中でも栽培学を中心とした学科に所属していました。

 就職活動で、食品や医薬品関連の民間企業にも足を運びましたが、愛知県の農学職以上にピンとくるものはありませんでした。最終的には全国有数の農業県である地元で仕事をしたいと思い、入庁を決めました。

現在どんな仕事を担当していますか?

 直接農家さんに接して、農業生産方式や農業経営の改善に関する技術の普及・指導を行っています。業務内容が多岐にわたるため、農業に関する知識だけではなく、経営的な視点やコミュニケーション力が必要な仕事です。

 業務の進め方は職員の数だけあるといった感じで正解がないので、難しく思うこともありますが、農業の担い手育成や地域農業の課題解決につながる重要な仕事だと思います。

 後藤さん2

県職員になって「やりがい」を感じた時は?

 農家さんに「ありがとう」と言ってもらえた時です。農家さんの抱える問題を解決できた際に直接お礼を言ってもらえるので、農家さんとの関係性を築けている実感が湧きますし、自分のやってきたことが人のためになっていると感じることができます。

 県職員は直接県民の方と接する仕事は多くないと思いますが、農業改良普及課の仕事のほとんどは、県民である農家さんが相手になります。そのため、自分の仕事が県民に対してどのように役立っているのかが明確に分かり、やりがいを感じやすいと思います。

仕事で苦労したことは?

 入庁して1~2年目は、自分の伝えたいことを農家さんに聞き入れてもらうことにとても苦労しました。私自身、農業の経験がほとんどない状態で、話している内容に説得力がなく、当然農家さんも聞く耳を持ってくれませんでした。

 なんとか農家さんに話を聞いてもらうために、技術や知識の習得だけでなく、頻繁に農家を巡回したり、会話の流れを見直したりするなど、常に考えながら行動しました。3年目でやっと気兼ねなく農家さんたちと話せるようになりましたし、感謝されることも増えました。

My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。

 『集落営農組織の水稲安定生産と水田保全の支援​』

 東三河農業改良普及課で3年間担当した、集落営農組織の水稲安定生産・水田保全支援が心に残っています。

 農業の担い手不足や耕作放棄地の増加等の問題を抱える集落で、対象の集落営農組織が営農を維持できるように、経営の柱である水稲栽培の指導・支援に取組みました。
 具体的には、1. 栽培管理の実態調査、2. 問題点の見える化、3. 農家へ改善策の提示、4. 改善策の実施支援、を繰り返し行いました。その結果、栽培管理の改善や組織力の向上が見られました。
 また、問題点を見える化したデータが、集落の住民や役場と情報共有され、農業用水路の改良工事にもつながりました。

 何度も水田を巡回し、農家と話し合って、得られた結果や農家からの感謝の言葉は、職場が変わってからも私の仕事の糧になっています。

​1日のスケジュール概要を教えてください。

8時45分   出勤、本日の予定確認
9時    メール整理
10時    現地調査(作物の生育状況等)開始
12時    ランチ(調査地点付近の飲食店にて)
14時    現地調査終了
15時    農家や農協との打合わせ
16時30分 帰庁・調査道具の片付け
17時    調査データ整理・報告

後藤さん3

受験を考えている方へのメッセージ

 認定事務などを行う行政から、現場での農業技術指導まで、業務内容は多岐にわたっているため、様々な知識や能力が必要とされます。
 時には苦労することもあると思いますが、経験を積めば積むほど面白い仕事だと思います。愛知県の農業を支えるために、ぜひ一緒に働きましょう。


掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。