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職員インタビュー
第1回職員採用試験採用者
農業土木 農林基盤局 農地計画課

佐藤 純(2016年度採用)
- 〔経歴〕
- 2016~2017 尾張農林水産事務所 一宮支所 排水対策課
- 2018~2019 尾張農林水産事務所 一宮支所 建設課
- 2020~2021 海部農林水産事務所 建設課
- 2022~ 農林基盤局 農地計画課
愛知県職員を志望した理由は?
大学では農業土木を専攻しており、大学での講義や実習を通じて、人が生きる上で最も重要なのは「食」であり、その「食」の基本である農業生産を下支えしている「農業土木」の重要性を強く感じ、農業土木技術者として働きたいと思うようになりました。
その中でも、中部圏最大の農業県である地元愛知県の農業に貢献したいと思いました。
現在どんな仕事を担当していますか?
農業・農村は、私たちが生きていくうえで必要な「食」を支えているだけではなく、水源涵養や自然環境の保全などの多面的機能を有しています。その機能が維持・発揮されるよう水路の泥上げや草刈りといった日頃の施設管理、施設の補修・更新及び農村環境保全など様々な活動が活動組織によって県内各地で行われています。
私は、その活動組織の活動を支援する「農業農村多面的機能支払事業」の予算等の県全体の取りまとめを担当しています。
県職員になって「やりがい」を感じた時は?
地元の方々が大切に管理している農地や水路等をより良くする農業農村整備に対する地元の期待が大きく、その期待に応えるべく責任感を持って仕事に取組みことができます。なかなか思うように進まないこともありますが、地元や関係機関、職場の上司等に相談しながら日々精進しています。
仕事で苦労したことは?
仕事を進めていく上では、地元の方や市町村、土地改良区、施工業者など多くの方の協力を得ることが重要になります。その際に、様々な場面で様々な人を相手に説明をする機会がありますが、技術的なことだけでなく、法律や条例等を理解し、それらを分かりやすく伝えるためにはどうしたらいいのか苦労しましたが、そこに仕事の面白さや大変さを感じます。
My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。
古くなった排水路を改修する工事を担当していた時に、台風による豪雨の影響で排水路が崩落してしまい、急遽その区間を改修する必要がありました。
しかし、その区間は、具体的な改修方法が決まっておらず、また予定外の工事となるため、その分の予算がありませんでした。その排水路は、見た目は川と言う方が適切なほど大きな排水路であったため、地元からも早期復旧の要望がなされ、一刻も早く対応する必要がありました。
そのため、上司や先輩と相談をしながら様々なことを同時並行で行い、毎日バタバタな日々を過ごした結果、無事に排水路を改修することができました。
今振り返ると、目の前にやらなければいけないことがたくさんあり、常に頭がパンク状態でしたが、様々な方のサポートのおかげで、何とか乗り越えることができたと感じます。まさに、仕事は一人ではできないということを強く実感した出来事でした。
1日のスケジュール概要を教えてください。
8時15分 出勤、本日の予定確認
9時 国との連絡調整、出先機関への調査依頼
11時 出先機関からの相談対応
12時 昼食、食後は散歩でリフレッシュ
13時 国主催のweb会議に参加
16時 調査結果の取りまとめ
16時45分 明日の仕事の準備
17時 退勤
受験を考えている方へのメッセージ
農業生産を行うために必要不可欠な農地や農業用施設を整備する農業土木の仕事は、いわば農業を下支えしているとても重要な仕事です。初めは分からないことばかりでも、先輩方のサポートにより安心して仕事に取り組むことができるので心配はいりません。
愛知の農業土木職員の一員として、地元の人に求められ地元のためにできる仕事をぜひ一緒にしましょう。
掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。