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職員インタビュー
第1回職員採用試験採用者
林学 豊田加茂農林水産事務所 林務課

北野 咲(2013年度採用)
- 〔経歴〕
- 2013~2015 豊田加茂農林水産事務所 林務課
- 2016~2018 農林基盤局 森林保全課
- 2019~ 豊田加茂農林水産事務所 林務課
愛知県職員を志望した理由は?
大学で森林・林業を専攻しており、せっかくなら学んだことを生かした仕事がしたいと思いました。また、愛知県で実施している「あいち森と緑づくり事業」という事業に興味を持ち、自分もそういった業務に携われるといいなと思い愛知県の林学職を志望しました。
現在どんな仕事を担当していますか?
県内のスギ・ヒノキの人工林のほとんどが、現在木材として本格的に利用できる大きさまで成長しています。愛知県では、この豊富な森林資源を持続的に活用していくため、「伐る・使う→植える→育てる」といった循環型林業を進めており、主伐再造林が実施できそうな森林を、航空レーザー計測データ等を活用して調査し、森林所有者さんへの働きかけを行っています。
また、循環型林業の「使う」の部分である「木材利用」を促進していくため、木材を使うことの意義や、木の良さ等を伝えながら、現在県で実施している「木の香る都市づくり事業」という補助事業のPR等を地域の民間企業や商業施設に向けて実施しています。
県職員になって「やりがい」を感じた時は?
前任の部署では、森林保全課で治山事業に携わる仕事をしていました。台風や大雨等で山地災害が発生した際は、県民の安全安心な生活を確保するため、迅速な対応が求められ、大変な面もありましたが、復旧工事が完了した際には、安心するとともに、やりがいを感じました。
仕事で苦労したことは?
現在、私たちが推進している「循環型林業」は、どれだけ自分たちが進めていこうとしても、最終的には森林所有者さんや木材を利用していただく方々にやる気になってもらわなければできないことなので、結果がすぐには出ず、難しい面もあります。
しかし、どのようにしたら興味を持ってもらえるか等を考えながら、森林の現状や整備の必要性を伝えていくことは、やりがいにも繋がっていくと思っています。
My Best Work(今までで一番心に残っている仕事)について教えてください。
『「あいち森と緑づくり事業」の事業地をとりまとめたこと』
入庁後、初めて担当した「あいち森と緑づくり事業」の業務で、地元の方たちに事業の説明を行ったり、地域の要望等を聞きながら森林整備を実施する事業地を調整していったことが心に残っています。
1日のスケジュール概要を教えてください。
9時45分 出勤(朝1時間部分休業を取得中)
本日の予定確認
10時 補助事業の書類作成
12時 昼食
13時 午後業務開始
14時 木材利用促進関係のPR活動
16時 明日の仕事の準備
16時30分 退勤(帰り1時間部分休業を取得中)
受験を考えている方へのメッセージ
県の林学職といっても、業務の内容は土木、緑化、森林計画、木材利用関係等と多岐にわたっています。現在、受験をすることを不安に思っている方もいるかもしれませんが、入庁後には様々な研修を受けることができ、仕事をしながら学んでいくことがほとんどです。大学時代に林学を専攻していなかった職員も中にはいます。興味がある方は、是非受験をしてもらえたらと思います。
掲載内容は、取材当時のものです。所属についても当時のものとなっています。